GA文庫大賞の応募時の文章表記に関するTIPS

 よく見ているブログは「のべるぶろぐ」、サトです。GA文庫大賞の応募者さん向けの話題です。文章表記に関して一般的なものをご紹介します。
 知っている人には「いまさら」なものでしょうが、知らない人は、この書き方をすることで、作品の見栄えが(気持ち)上がるかもしれませんよ。
■文頭落とし/改行後の一字下げ
 文章の最初、改行した後の文頭は全角一字分の空白を入れましょう。
 但し、会話文、始めカッコ(「)は空白を入れない。
【例】
 僕に彼女が出来ました。
 携帯ゲーム機は毎日、持ち歩いています。
「今日もいい夢がみられるといいな」
【誤った例】
僕に彼女が出来ました。
携帯ゲーム機は毎日、持ち歩いています。
 「今日もいい夢がみられるといいな」
■会話文の最後、閉じカッコの前は句読点を置かない
【例】
「学校には、行きたくない」
【誤った例】
「学校には、行きたくない。」
■感嘆符(!)と疑問符(?)
 感嘆符(!)と疑問符(?)の後には全角一字分の空白を入れましょう。
 但し、会話文の最後、閉じカッコ(」)の前は空白を入れない。
【例】
「質問を質問で返すなあーっ! 学校で何を教わった?」
【誤った例】
「質問を質問で返すなあーっ!学校で何を教わった? 」
■ダーシ(ダッシュ)と三点リーダー
 ダーシ(ダッシュ)と三点リーダーは二文字分を使うのが一般的です。
 ダーシ(―)とハイフン(-)、三点リーダ(…)と中黒(・・・)を混同しないように注意しましょう。
【例】
 これが最後の戦いだ――!
「何……だと……?」
【誤った例】
 これが最後の戦いだ‐!
「何…だと・・・?」
 以上になります。
 これらは皆さんがデビューした後にも必要になってくるでしょう。
 一方で、上記の表記の有無は、当社の選考上では、実は影響しません。この表記を守って一次選考に残れない作品もあれば、この表記を守らないで最終選考にまで残る作品もあります。
 一番、重要なのは内容です、面白い作品をお待ちしております!