編集Tのほのぼの編集部日記

■11月xx日
 ワケあってHTMLとCSSを再勉強中。
 昔、某ゲーム情報サイトの仕事をしていた時は1日に100ページぐらいHPを組んだりしていたのですが(※ゲームショウの時期は1日で写真300枚加工とかあってほんと地獄でしたね……)、さすがにしばらくブランクがあると勘が鈍るというか勝手が判らなくなっているというか、時間がかかってだめですね。でもまあ、なんとかミッションはクリアしましたよ、真尋さん!
 ……そろそろHTML5も勉強せんといかんかなあ。それにJavaScriptも思い出さんと。
■11月xx日
 別にPW-M800に不満があるわけではありませんが、新たに電子辞書買っちゃいました。Canonのwordtank S500!
 やはり「広辞苑 第六版」収録という部分が大きいですが、それよりもポイントだったのは価格ですよ、価格!
 なんと某家電量販店で2,980円でした。最初値札が間違ってるのかと思って何度も確認しちゃいましたよ!
 カラー液晶搭載でこの価格はすげえコストパフォーマンス高いと思うんですがいかがでしょうか?
 惜しむらくはキーボードがQWERTY配列じゃなくて、あいうえお順なとこですが……これは慣れでカバーするしかないですね。しかし百科事典でカラーの図とか出てくると楽しいなあ……。
 ちなみに電子辞書で一番楽しい遊びは「ある言葉に関連する言葉をどんどん芋づる式に引いていって思わぬ発見をする」です。ちょっと時間があくとこれをやるのが習慣のようになってしまっています。言葉の世界は奥深い……。
 そして今日秋葉原を歩いていたら……SIIのDB-J990が4,980円だと!?
 ううむ、あんまり買い込みすぎると単なる電子辞書オタクになってしまうので自重しようと思いつつ、ちょっとだけ物欲を払拭できない今日この頃。あと1,000円安かったら即決なんだがなあ……。
■11月xx日
 一人暮らしをしていた頃から使っていた炊飯器がついにダウン(15年選手でした)。
 で、米がないことには、にっちもさっちもどうにもブルドック(※昭和臭がすごくてすいません)なので、新しい機種を買うことになりました。
 ……が。今の炊飯器はカオス過ぎる。
 確か炊飯器って米を炊く機械ですよね? それがなんですか? 角煮も美味しく作れるとか、肉じゃがもお手のものとか!? 果ては蒸しパン、ケーキの類まで作れるんですね……炊飯器のアイデンテティは何処に!?
■11月xx日
「会議」という名の「電子書籍の現状を勉強してこれからを考える会」に出席。
 ……聞けば聞くほどこっちもカオスですな!(※炊飯器と較べるな!)
 いろいろと新しい動きが出てきているので、これからもさらにカオスになることは必至だと思いますが、もー、おっさんの頭では現状をキャッチアップするだけで手一杯です(※おい!)
 しかし新しい物が出てくるとき、というのはやっぱりわくわくしますね。カオスである、先が見通せない、というのはそれだけ未知の可能性がある、ということですから……。
 駄菓子菓子。
 いや、だがしかし。
 やはり「物語の力」なくしてラノベは成り立たないわけですから、端末がどうなろうと、ファイル形式がどうなろうと、流通がどうなろうと、課金がどうなろうと、一番根底にある大事な部分は「上質な物語を、著者さんとともに紡ぎだしていこう」という姿勢ではないかと、自戒も込めて思うのであります。惑わされてはいかんのです。
「見て呉れ」ばかりよくなっても、中身がないとやっぱり意味ないですからね。


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「めいよ~↑ ちょーした~↓」の謎

 帰宅の途につくのは大抵深夜なので、自宅まではいつも深夜バスを使って帰ることになる。最近は零時近くまで深夜バスが運行されているので大変便利だ(※タクシーの四分の一ぐらいの金額で帰ることができる)。
 最終の深夜バスを利用する人はさすがに疲れた様子の人ばかりで(※自分含む)、そこからさまざまな人生模様が読み取れそうな勢いだが、今回のメインはそこではない。
 運転手さんだ。
 さすがに深夜バスを担当する運転手さんは数が限られているのか、これまで2~3人の運転手さんにしか当たったことがない。そしてその中の一人、スキンヘッドの運転手さんが今回の主役。
 とにかく車内アナウンスが謎なのだ。
 もう、超・謎。
 なにしろバス停に着くたびにバリトンボイスで「めいよ~↑ ちょーした~↓」と宣われるのだ。
「めいようちょうした」? なんじゃそりゃ?
 どうでもいいことなのだが、一度気になると「本当はなんと言っているのか」がやたら気になる。直接訊いてもいいのだが、不審者扱いされるのも癪だ。だいたい「なんでそんなこと訊くんですか?」と言われたら困る。素で困る。
 そうだ、推理してみよう!
 バス停の名前は割とはっきり発音しているから、その発音をもとに何が「めいよ~↑ ちょーした~↓」になったのかをじっくり考えてみよう。
 そう思ったら俄然楽しくなってきた!
 まず「めいようちょうした」の「~した」の部分は「ありがとうございました」などの末尾の「ました」で間違いないだろう。
 さらに聞き込んでみると、バス停名につく「ま」の発音が「め」になっている時があるのにも気がついた(具体的には「枚原三丁目~」が「めいはら三丁目~」に聞こえる)。
 そうなると「めいよう」の「め」は「ま」で「めいよ」が「毎度」である可能性が高いとは言えなくないか? そうすると……。
「毎度ご乗車ありがとうございました」
 これだ! これに違いない! これが短くなり、且つ発音がいい加減になって「めいよ~↑ ちょーした~↓」が生まれたのだ! バス停にとまるたびに発する台詞としても的を射ているし、これだよ! これ!
 我ながらの名推理に一人ほくそ笑みながら次のバス停で降りようとした瞬間!
「めいよ~↑ ちょーした~↓」
 ……「で」!? 運転手さん、今「で」って言った!? マイク越しだと判りにくかったけど、いま肉声を直接耳で聞いた感じだと明らかに「で」が入ってたぞ!?
「毎度ご乗車ありがとうでございました」?
 いや、その理屈はおかしい。ラノベキャラのキャラ立てとしてもこの方向は絶対間違っている。こんな小手先の口調いじりで萌えられるわけがない!(スキンヘッドに萌えたいかはともかく!)。
 そんな私のもやもやとした葛藤をよそにバスはゆっくりと走り去ってしまったのだった。
 ……今日は解明できなかったが、明日! 明日こそは貴様がなんと言っているのか、必ず、必ず突き止めてやる!
 ……しかし次の日の深夜バスはほかの運転手さんが担当だったのでした。がびーん。そりゃそうだ。毎日スキンヘッドさんにそう都合よく当たるわけないよね。
 が、一度気になるとちょっとしつこい性格の私はスキンヘッドさんに当たるたびにその時刻表をメモして遂に「スキンヘッドさんの1週間の深夜バス運転シフト」を手に入れたのだ! どうだ、まいったか!(※そこ、頭おかしいとか言わない)
 というわけで毎日確実に「スキンヘッドさん」と遭遇することができるようになった私は、必ず運転手さんの席に近い席に陣取り「めいようちょうした」のリスニングに全力を傾けたのであった。
 ――そして、謎は深まるばかりでした。
 すいません。どうやら俺は「めいようちょうした」をなめていたようです。どうしても原型が特定できません。
「毎度ご乗車ありがとうございました」の線が消えた今、どうしても「『毎度~でした』の形におさまる、毎回バス停にとまるたびに発せられる的確な内容の台詞」が浮かばないのです! 嗚呼!(※あまりの動揺になぜかここだけ「ですます調」)
 そうこうするうちに1ヶ月が過ぎ、2ヶ月が過ぎ……半年たっても一向に「めいようちょうした」の謎が解けないのでありました。
 ……だんだん考えるのも、なんだかもういやになってきて、逆にスキンヘッドさんに当たらないようにバスに乗って帰ろうかとか、その方が不明瞭なアナウンスに心惑わされることもないしっていうかそんなアナウンスをするスキンヘッドがそもそも悪いんだよ! 客に不安を与えるな! 快適な車内空間を! お前ちゃんと研修受けて運転してんのか!? 責任者でてこいー!
 ぐらい取り乱していた今日この頃。
 いつものようにバスに揺られて編集部に向かう朝、ふと目をあげると……運転席にはスキンヘッドさんが!?
 ――そうか朝もシフト入るよな、普通。
 などとぼんやり考えているとバスが停車。
「まいどお待ちどうさまでした」
……うおおおおおい! さらっと「答え」を言うなああああ!!
 虚を突かれたっていうか、青天の霹靂っていうか、クリティカルヒットでHPゼロですよ! いやむしろマイナス! 今日はもう働く気がまったくしないね!
 ってか、朝はずいぶん爽やか&元気ボイスじゃないすか、スキンヘッドさん……。
 ということでこの半年の深い思索をあっさりと覆されたグレート・モーメントだったのでした。嗚呼。
 ……。
 なあ、ジョニー、お前なら判ってくれるだろう?
 人間ってのは、こんなに悲しくて面白い生き物だってことをさ……。


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編集Tのほのぼの編集部日記

■9月xx日
 ひとりっきりの出張校正。
 いつもながら印刷所の校正室がまた限りなく無機質で、寂寥感を掻きたててくれます。扉の向こうでは輪転機が作動する音だけが規則的に響いてきます……。さ、校正するか……。
 ……ふ、今日はブラックコーヒー(インスタント)がやけに沁みやがるぜ……。
 な、泣いてなんかないんだからね! こ、これは心の汗なんだからね!
 そして印刷所から戻ってきたら、今度はなぜかひとり編集部。
 え? なんで? なんで編集部でもひとりなの!?
 まさかGA文庫消滅? 今日、地球最後の日?
 と思ったら、単に私が会議の予定をすっ飛ばしていただけでした!
 その後ノーモーションで会議室へ駆け込みましたとさ!(※超恥ずかしいヤツ)
■10月xx日
 GA文庫大賞第3回前期の発表がありました。受賞された皆さん、おめでとうございます。ここがスタートラインですので共に頑張ってまいりましょう!
 個人的には第1回後期から毎回ご投稿をいただいていた、すーたさんの期待賞受賞に注目しております。初投稿作の「天才と少女」から独自の世界を築いていらした方ですので、これからどのような活躍をされるのか目が離せませんっ。
■10月xx日
 あわむら先生率いるGA文庫新人賞受賞作家の皆様が大挙して編集部に来襲!(※いや、事前に予告はされてましたけど、仕事に忙殺されていて当日まですっかり忘れていたという……すいません(汗))
 狭い編集部の人口密度が急激にあがり、さらに体感温度も急上昇。
 こりゃたまらん、と会議室に避難したわけですが……なにこの冷房が全く効かないほどの温度上昇っぷり
 さすがみなさん、立派な肉襦袢をまとっているだけのことはあ……げふんげふん。いや、それだけ熱い魂で執筆をされているということですね! 素晴らしい!
 その後はここに書けないような和やかな和やかぁ~な談話が繰り広げられたわけですが、私は早速あわむら先生と逢空先生を捕獲して挿絵・口絵指定チェックをお願いさせていただきましたよ! すいません、来た早々に仕事の話で! でもにこやかに対応してくださった御二方には超感謝です~。
 挿絵指定をチェックしつつ、「あれ? 僕、こんなシーン書いてましたっけ?」と言っていたことはちゃんと秘密にしておきましたからね、あわむら先生!
■10月xx日
 作家さんや業者さんからのお土産がちょくちょく集まる編集部。アブラ部員(=編集部員)も帰省や旅行などをすると、それぞれ地元のものをお土産に買ってきたりするので結構いろいろなものが集まります。
 しかし今注目すべきはなんといっても編集長K村の机!
 なんでしょう、この全国津々浦々から集められた地ラーメンの数々。北は北千住から南は南千住まで……じゃなかった、北海道から沖縄まで本当にいろんな種類のラーメンが集合してますよ!(※ちなみに私も米沢ラーメン、熊本ラーメンを献上させていただきました)。
 うわぁ~、ここは地ラーメンの宝石箱やぁ~((C)彦摩呂)
 しかし……。恐ろしいことに三食ラーメン、おやつにラーメンというライフスタイルを保持するK村の机の上のラーメン滞在時間は果てしなく短いのであった……。


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「神曲奏界ポリフォニカ インタルード・ブラック」は10月15日頃に発売です!

「神曲奏界ポリフォニカ ブラックシリーズ」の最終巻となる「神曲奏界ポリフォニカ インタルード・ブラック」がいよいよ10月15日頃に発売となります!


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 本巻には、マナガとマティアがまだ精霊警官になったばかりの頃の初々しいエピソードを描いた「えくすとら・ぶらっく」(未発表作品)をはじめ、合計5本の短編が収録されています。全312ページで読み応えもばっちりです!
 そして圧巻なのがBUNBUN先生の手による三つ折り口絵! 大迫先生とBUNBUN先生のタッグによって生み出された、ブラック・シリーズとゾアハンターシリーズの主要キャラがこの口絵の裏表2枚に勢揃いしています! その数なんと35人!(※正確には32人+3匹? あれ? 精霊は柱で数えるから??)

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 彼らの現在の表情を眺めつつ、あんなことがあったなあ、あんな事件もあったなあ……とこれまでのエピソードを思い返していただければ幸いです。
 それにしてもミノティはいつも美味しいポジションをキープしますね……(※ふたつの意味で!)。
 今回、総キャラ登場数35人というムチャ振りな口絵指定にもかかわらず、素晴らしい原稿をあげてくださったBUNBUN先生に最上級の感謝を!
 思えば「神曲奏界ポリフォニカ インスペクター・ブラック」発売から4年あまり……。大迫先生を編集長K村が、BUNBUN先生をわたくしが担当させていただく、という形で制作してきたブラックシリーズもこれで最終巻かと思うと感無量です。
 初めての長期シリーズ担当ということもあっていろいろといたらない点もありましたが、ここまでやってこられたのはやはり大迫先生とBUNBUN先生のパワーによるところが大きいと改めて感じます。
 特に大迫先生からはさまざまなことを教えていただきました。とりわけ、改稿のたびに劇的に変化&成長していく原稿は、いつも息を呑む思いで拝見させていただいておりました。大迫先生、本当にありがとうございました。
 ということで「神曲奏界ポリフォニカ インタルード・ブラック」は10月15日頃に発売となります!(※大事なことなので2回言いました!)


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