「りーち☆えんげーじ!」じゅうはんがきまりました。


はつばいしてまだまもないですが、じゅうはんのおしらせです。
第1回GA文庫大賞受賞作「りーち☆えんげーじ!」が、はやくもじゅうはんけっていです!
すでにおよみくださったみなさん、ありがとうございますに!
しんじんさんの本がうれるのは、へんしうぶでも特にうれしいことです。
しんじんしょうに おうぼしてくださっているみなさんもぜひ海堂さんのあとにつづいてほしいのです!
また、まだおよみいただいていないみなさんも、よろしければ、このきかいに おてにとってみてください。
「りーち☆えんげーじ!」はちょっぴりえっちなラブコメです。ページはあつめですが、さっくりさくさくよめますに!
かんそうもこころよりおまちしておりますー!


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編集Tの「ことのは探訪記」その1

 仕事に限らず、気になる言葉があると本当に気になって夜も眠れない性分なので、片時も辞書は手放せない編集Tです。
 さてそんな日々を送っていると、「え? この言葉の語源ってそうなの?」「うそ! そんな意味もあったんだ!」みたいな言葉にいっぱい出会います。
 そんな言葉を集めて「なるほどね~」とひとりほくそ笑んでいるだけではもったいないので、最近出会った素敵な言葉を皆様にも少しおすそ分けさせていただきます。
 一服の清涼剤、または箸休めになれば幸いです。
■ぐれたハマグリ?
「もう、ぐれてやる!」みたいによく使う言葉ではありますが、みなさん語源はご存知ですか?
 実はこれ、もとは「蛤(はまぐり)」なんですよ!
はまぐり

ぐりはま(倒語):物事が食い違うこと。あてがはずれること。

ぐれはま(音便)

ぐれる
 という変化を経ているわけですね。
 私は勝手に「ぐれ」から「グレー」を連想していて「灰色の状態=非行」みたいなイメージを持っていました。
 いや~判らないもんですね。
■家でやさぐれることは不可能?
 となると「やさぐれる」って何? という疑問が当然湧くわけでさっそく調べてみると。
やさ=家
ぐれる=はずれる
 ということで「家出」という意味なんですね、これが!
 だから語義的には「家のなかでやさぐれることはできない」わけです。これも、知りませんでした。
■背広
 なんだ普通の言葉じゃん、と思うなかれ。
 これも語源が意外なんですよ。
 civil clothesの略訛、またはロンドンの洋服商の街Savile Rowからきている……という二つの説があるんですね。
 というかどっちも英語由来で驚いた私がここに!
 単純に「背の方が広い服」なんだろうな~と思っていた自分の軽率さを恥じました(ってか、よく考えたら「背が広い」ってどういう状態なんだよ!)
 いかがでしたでしょうか? 毎日ちょこちょこメモってますんで、またほどよく貯まったらお会いしましょう~。


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GA文庫大賞一次選考感想:僕にその手を汚せというのか

 よく見ていたサイトは「ラノ漫」、サトです。
 今回はGA文庫大賞第2回後期の一次読みからの傾向を、と思ったのですが……編集Tが具体例をたくさん紹介していたので、私は個人的かんそーをいくつか。
 第2回後期では90作品ほど読ませて頂きましたが、なんというか、一次選考の当落線上の作品が非常に多かった印象です、本当に。
 一次で残念ながら落ちてしまった方でも、残る可能性が割とあった方がいます。気落ちせず頑張ってください、次回作もお待ちしております。そして一次通過した方でも、選考時はギリギリだった可能性もあります。過信せず精進ください、次回作も楽しみにしております。
 ですが、「レベルが高かった」かというと、ごくごく個人的には「それほどでもない」とも思ったりしています。今まで一次で読ませて頂いた作品から5作ほど奨励賞が出ていますが、そういう候補レベルまでの手ごたえを感じていない状況です、二次読み以降で出会える可能性もある訳ですが。
 また、個別な面ですと、多かったのは、ちょっと厳しめの意見になっちゃいますが「テンプレです。この作品の“売り”はどこでしょう? 最後のこれはどんでん返しとしては甘いのでは」といった作品です。「テンプレ」っぽい作品は市販のライトノベルでも普通にありますが、プロの方が書くと「テンプレ」は「王道」になる場合があります。新人賞作品としては「独自性」、「展開の驚き」を重視した方が、当社に限らず有効だと思いますよ。
 あと「面白い作品ですが、主人公、もしくはヒロインの設定が奇抜過ぎるかもしれません。独自性は出せていますが、今のラノベ読者には敷居が高い作品になってしまって……」という方がいくらかいらっしゃいます。何事もバランスが肝心と言えるかもしれません。
 最後に、これは、あくまで一意見ですが、GA文庫大賞は、市販できる作品を前提に選考をさせて頂いている賞になります。そのため各ジャンルのニーズは、少年向けライトノベル作品としての今の市場のニーズが、直結してくると私は思います。これはプロの作家さんとプロットについて相談する場合もよく俎上に載ることです。
「青春小説」でも、「人がたくさん死ぬシリアスな話」でも、「オーソドックスなファンタジー」でも、「いままでにないジャンル」でも、「面白ければ」大丈夫です。ですが、それぞれにおいて要求されるレベル、クオリティは、異なるのではないかと思っております。
 傾向と、その対策の一案を以下に。
 青春小説では「地味にならないよう設定や展開を派手めに」すると良いのに、と感じる作品がいくつかありました。
 シリアスな話では「会話の掛け合い等の要素を強化」、「日常シーンでコメディ色を導入」等があれば良いのに、と思う作品がいくつかありました。
 オーソドックスなファンタジーでは、仮に既存の有名作、人気作に匹敵するレベルだとしても、セールス的な「売り」は必須と感じます。「独自性のある設定の構築」も取り入れた方が良いのに、と思う作品がいくつかありました。
 いままでにないジャンルでは、「市場ニーズと離れすぎないよう、適度にチューニング」があれば良かったのに、と感じる作品がいくつかありました。
 GA文庫大賞第3回前期の締め切りは5月31日です。皆様からの新しい作品をお待ちしております!


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K村はいかにして応募原稿を読んでいるか

 ベストドレッサーコンテストが面倒でしかたがない今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
 GA文庫K村です。
 というわけでドラクエ6を進めているわけですが、攻略に必要な絨毯をもらうのにコンテストで勝たねばならん、って一体どういう仕様かと。
 しかも、とりあず手持ちの装備でありったけのカッコイイ姿をさせた主人公が“くさったしたい”とか“そのへんのおばはん”に負けるってなに。
 なんというか、初デートで気合いを入れたら待ち合わせ場所で大笑いされた中2の春、みたいですげぇへこむ。
 ともあれ結局ランク3は制して先に進むことができたわけですが、ダンジョンと中ボスはレベルを上げるだけ上げて力で突破! が信条のK村としては非常に切ないイベントでありました。
 といいつつ、今回は新人賞審査について。
 K村の場合、応募原稿はテキストデータをUSBメモリに入れて、ネットブックでメモを取りながら読むことが多いです。
 理由は単純で、編集部にいるより外で読む方が効率がいいから。
 席にいると電話がかかってきたり人が来たりで集中できないことが多いんですね。
 せっかく物語が盛り上がってきたところで、
「電話でぶ」
とか、
「ハンコくださいでぶ」
とか
「この伝票間違ってるでぶ。とっとと書き直すでぶ」
言われると集中が切れてよろしくない。
 どうせなら一気に読みたいし、ベストの状態で判断したいじゃないですか。
 なので、編集部で読むことの方がむしろ少なめ。
 ネットブックを抱えて、電源が取れるマックとかルノアールに出没したりするのが審査ピーク時のK村的基本行動だったりするわけです。
 さて、気にしてる人がいるかどうかわかりませんが、K村的応募作の読み方をちらりとご紹介。
 まずテキストエディターで原稿を開き、同じエディターでメモ用のファイルを作成。
 ウィンドウを切り換えつつ、読んで気になるところがあればメモ。
 いいところも悪いところも特筆すべきところがあればメモ。
 感じたことなどインプレッションもメモ。
 必要なところはコピペしつつ、ひたすらメモ。
 んで、読み終わったら、原稿の冒頭からなんとなく眺めつつ、メモを見て全体の印象を煮詰め、審査結果をぼんやり決める。
 その印象が残っているうちに、評価シートの下書き。
 とかまぁ、だいたいそんな流れになってます。
 ちなみにそのときの評価シートの下書きは、実際の評価シートに書かれるコメントの1.5倍から2倍程度になるでしょうか。
 もちろんメモのテキストファイルはそれ以上ありまして、GA文庫フォーマットで5ページ程度になるのが普通。
 それをぎゅぎゅっと圧縮して規定の量にまとめるわけですね。
 なので、いろんな要素がそぎ落とされたエッセンス部分が評価シートのコメント、となります。
 評価シートを受け取った応募者のみなさまには、ぜひコメントの裏にある“削られたあれやこれ”に思いを馳せつつ精進して頂けると幸い。
 というわけで、K村は2次審査の原稿読みと称して編集部からトンズラしますです。
 さらば。


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編集T的「GA文庫大賞一次突破のための傾向と対策」

 はーい、集中講義の時間ですよ~。みなさん教室に入ってください~。
 さてわたくしGA文庫大賞がスタートしてから、これまで200本以上の投稿作を読ませていただきました。ごっつぁんです!(※編集によっては300本以上読んでいる者もいますよ)。
 その過程で、一次を突破できない作品にはある共通した「弱点」が存在するということに気がつきました。
 それについてはお戻しする評価シートにも逐一書かせてもらってはいるのですが、これから応募を考えている人のためにも、一般的な傾向と対策を典型的な例とともに挙げさせていただきたいと思います。
 微力ながら皆様の一次突破の糧になれば幸いです~。
 
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■設定面
●【パターンA】設定のあと出し。
 終盤になっていきなり「実は俺、魔王の息子だったんだ」などといって物語をひっくり返すというパターンです。
 それまでにきちんと伏線をはってあればOKですが、なんの布石もなくいきなり物語の根幹を揺るがすような設定を持ち出すのはNGです。
 あと出しジャンケンと一緒で、興醒めです。
●【パターンB】作者しか判らない設定の多用。
「もうこれで大丈夫だ。神崎は決して長谷川を殺せない!」
 しかし読者にはなぜ神崎が長谷川を殺せないのか一切説明がない、というパターンです。
 作者の中には何か設定があることは端々で窺えるのですが、これでは読者は置いてけぼりになるばかりです。
●【パターンC】設定の矛盾に気づいていない。あるいは平気で設定を覆す。
 極端な例ですが、「天涯孤独の主人公」に何の説明もなく当たり前のように「両親と兄弟・姉妹がいる」という投稿作があり、目を疑いました。
 また女であることを隠して男子校に通っているヒロインが、なんのきっかけも伏線もなく、ある日突然普通の女子高生として生活を始めるという作品もありました。
 ……書きながら自分で疑問は感じなかったのでしょうか? 疑問です。
●【パターンD】延々と設定だけを読ませる。
 10ページ、20ページ……延々と世界観や歴史、魔法体系、武術体系などをずらずらと無味乾燥な説明文で書き連ねるパターンです。
「どうだ! 俺の考えた設定、すげーだろ!」という作者の自慢オーラはばんばん伝わってきますが、読まされる方は退屈なだけです。
 そしてこのように大仰に語られた設定は、たいていこのあと展開される物語に活かされることはありません。
 ライトノベルはまず、キャラが活き活きと動いてナンボです。
 設定の作りこみはほどほどに。ご利用は計画的に。
※【パターンD】だけで一次オチする作品は少ないですが、【パターンD】を内包する作品はたいてい【パターンA】か【パターンB】が漏れなくセットでついてきているので、そのせいで落ちることが多いです。
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■文章面
●過度の修飾、独特の比喩が多用されている。
 「ルシフェルの再来のような気丈さ」「三千世界の重箱の隅をつつくような雷鳴」などなど、書いている本人が得意気になっているのは判るのですが、意味がまったく判らない比喩を多用しているというパターンです。
 文章は「平易に、判りやすく」が基本です。
 基本ができないうちに応用に手を出すと火傷します。
●視点人物がいつ切り替わったのかわからない。
 一人称の作品によく見られる現象です。
 地の文がAくんの視点で語られる文章に、Bくんの視点が混ざり、さらにCくんの視点が混ざり……後に残るのは混沌だけ、というパターンです。
 誰の視点で記述されている文章なのか、常に意識して書きましょう。
●会話が続くと誰がどの台詞を喋っているのか判らなくなる。
 これも上述の視点人物問題に近いものがあります。
 キャラがしっかり立っていれば発言内容だけでキャラが特定できますので、このような問題は本来発生しないはずなのですが……。
 ただこちらは↓のような対策をとることである程度回避できますので参考にしてみてください。
・台詞の中に呼びかけを入れる
・口調・語調に特徴をつける
・地の文でこまめにフォローを入れる
●「てにをは」がおかしい。
●主語と述語が対応していない。
●無理に難しい言葉を使って、しかも使い方を間違える。
●誤字脱字があまりにも多い。
 これに関しては国語を頑張ってくださいとしか言えません。
 とにかく少しでも迷ったら辞書をひく習慣をつけましょう。
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■キャラクター面
●突然性格・人格が変わる。
「殺したいほど憎んでいた相手」をあっさり許したり、「死ぬほどきらいな相手」と急に恋に落ちたり……お前は多重人格者か! と思うような行動をとるキャラが平気で登場すると読者は醒めます(※ちなみに多重人格を扱った作品の話ではないですよ)。
 キャラの考え方や感じ方が変わったり、成長を見せたりするのはOK……というかむしろそこに「ドラマ」が発生するわけですが、それを納得させるだけのエピソード・描写の積み重ねがないと、キャラは単に「物語を進めるためだけに存在する駒」になってしまいます。
 読者は「駒」には感情移入できません。ちゃんと物語世界の中に存在する人間として、キャラを構築しましょう。
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■番外編
●物語が完結していない。
「七人の侍」でいうと、侍を三人集めただけで終わっているような作品も結構あります。当然NGです。
「途中までの原稿を読まされてどうしろと?」というのが正直な感想です。


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