

2005年春・新たなジャンルの本を製作するべく、連日企画を練っていたソフトバンク クリエイティブの面々は、バツグンのクオリティを誇る人気原型師・小松原博之氏(公式HP)の作品集を作ろう! ということになりました。早速スタジオレックレス代表である小松原氏へのコンタクトを模索することになったのですが……。
■イベントで取材した過去記事はこちら
・小松原Z(ゼータ)再び! ルー・ルカ搭乗機可変モデル
・C3×HOBBY RC.BERG & studio RECKLESS
なにぶん、模型業界とは何の接点もないソフトバンク、どうやって接触したものか数日間悩みます。小松原氏と言えば、イベントでは黒装束に身を包み、人をも殺しかねない鋭い眼光(あくまでイメージです)をカモフラージュするサングラス姿しか拝見したとがない……。正直、殺し屋かK-1ファイターを思わせる(くどいようですが編集部の勝手なイメージです)その風貌に、へっぽこな編集部は腰が引けてしまい、アサインするのになかなか踏ん切りがつかないままでした。
もっともお手軽なメールというテでアポイントを取らせてもらおう、という意見が出ました。小松原氏から「メールで呼び出すなんて人を馬鹿にしてんのかコラ!#」とか怒られるのではないか? と恐れてましたが、企画提出の期限も迫り、背に腹は代えられません。とりあえず唯一の連絡手段であるメールにて連絡させてもらいました。返事が来るまでは恐怖でメールソフトを立ち上げるのにマウスを持つ手が震えたものです。
で、結果から報告すると、小松原氏は外見とは裏腹に(失礼)、非常に腰が低くでちゃんとお話が通じる方でした。

■模型や撮影技術、CGの効果だけでなく、洋書を意識したレイアウトなどにも力を入れました。
早速相談を持ちかけてみると、小松原氏から「逆提案があるので聞いて欲しい」と、以前から暖めていたという企画を提案されました。
小松原氏が切り出した企画は、模型を使い、いままでにないビジュアルを駆使したガンダム本が作りたい、という内容。「模型監修は、その形状、色、人選は僕自身(小松原氏)が担当し、ビジュアルデザインには、ペッパーショップの古賀学氏(公式HP)を起用したい」と話す小松原氏。企画の面白さと小松原氏の熱い熱意に圧倒された編集部は、即、企画を進める決意を表明、かくして、今回の書籍プロジェクト「マスターピース」がスタートすることになりました。
断っておきますが、その強烈な熱意におされて反射的に企画を承諾したわけではけしてありません。
ちなみにタイトルとなった「マスターピース ゼータ・ガンダム」ですが、実は「マスターピース オブ ヒュージ アームズ アナハイム・エレクトロニクスMSZ-006ゼータ・ガンダム」と言うのが正式名称です。なんで短くなったのか? と言うと、こんな長ったらしい、しかも英文のタイトルでは本屋さんに注文し難いだろう! との販売サイドからの突っ込みがあったためです。改めて書いてみると、確かに長すぎますね……。(次回に続く)
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