

『巨大感のあるモビルスーツ』を表現したい。
しかし、そのビジュアルを作り上げるにあたり、それらを構築する知識がビジュアルスタッフ間にバラツキがあり、イマイチ意思の疎通が出来ていない部分がありました。
そこでまずは20メートルを感じられる対象を実際に見るのがよいとのアドバイスを先輩たちより頂き、早速ジャンボジェットの整備をしているJALの工場への見学のアポイントを入れました(ジャンボの垂直尾翼天辺の高さは地上からガンダムとほぼ同じ高さの18メートルだという)
この時が初対面となるカメラマン氏(後述)を、大阪から呼び寄せ、ビジュアルスタッフは一路羽田整備工場見学へ。全高18メートル超の被写体の全景を撮影するのにはどのくらいの距離が必要なのかなど、様々な知識をその場でガンガン詰め込みました!(JAL広報さんおよび関係者の皆様ありがとうございました)

■アーガマの艦内も設定通りに忠実に再現しました。本誌掲載写真にはこれに整備員などが配置されています。
セットを制作した古賀氏のこだわりとして、今回の撮影ではトップライトの効果以外の照明を使わないで被写体(モビルスーツ)の撮影を行い、あくまでその空間にある環境光のみを利用した自然な空気感を演出することを目指した点にあります。もちろん、使用されるモビルスーツとのスケール感を損ねることのないようキャットウォークの幅や通路脇の通信モニターの大きさといった様々な部分に細心の注意がはらわれたのは言うまでもありません。
この効果が絶大だったのは、「マスターピース」本誌を見ていただければよく分かっていただけると思います。

■アウドムラ内部は今回最大の面積を誇るセットとなりました。ちなみに左写真のハイザック&アッシマーのカットは本誌未掲載です。
計画当初、セットは壁2面・床・天井の計4面を制作すれば良いと考えていたのですが、 撮影に使用した特殊カメラの視野角が異常に広かったため、全部を作らないと壁が切れているのが分かってしまってダメじゃん……ということになり、壁・床のすべてを 制作するハメになったのは予想外でした。
でも、そのおかげで予想以上の絵を作ることが出来ました。今回はそのセットの一部を紹介します。
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