




連載第18回:01月19日更新


皆さん、こんにちは。
少し間が開きましたが気付けばもう2007年、皆さんいかがお過ごしですか? 前回書いたとおりであればブラジルツアーのご報告となる予定でしたが、諸事情で3月にツアーが延期されたため、ツアーレポートもお預けになりました。延期に関して現地との調整をしながら、日本人が妙にきっちりし過ぎてるのか……はたまたラテン人が脳天気過ぎるのか……なんてことを感じました。12月に予定どおり渡航し現地でライブを行った某アーティスト氏によると、素晴らしい体験をしたようですので、3月が待ち遠しい今日この頃です。
そんな中AREA51はセカンドアルバムのレコーディングを開始しました。ディティールに拘っておおよそ1年はかかると思いますのでまだ先の話ですが、ご期待ください!
さて、通常に戻って、私が影響を受けたバンドを紹介しましょう。
今回はRhapsody(改名して現在はRapsody of Fire)というイタリアのバンドです。バンドというと、後ろにドラムとキーボードがいて、左右にギターとベースがいて、真ん中にボーカルがいる、というイメージがあると思いますが、Rhapsodyはそれをぐるりと取り囲むようにオーケストラを従えている、そんなバンドなのです。ライブはバンド編成のみで行っていますが、アルバムでは本物のフルオーケストラのサウンドを聴かせてくれます。
ハードロック・へヴィメタルの世界においては以前からオーケストラやクラシックとバンドとの融合が試みられてきました。壮大で優雅なクラシックと、バンドのアグレッシブさを融合して、様式美という細分化されたジャンルとして扱われるほどです。そしてRhapsodyもその一つに数えられるかもしれません。
しかし、敢えてここで取り上げるのはとてつもなく個性があるからです。どんな? それはオーケストレーションと世界観です。
初め聴いたた時は何事かと思いました。他のアーティストのサウンドがおもちゃに思えるくらい、重厚で本格的なオーケストレーションです。ほとんどのバンドはオーケストラを使わずにキーボードで代用するのですが、彼らは本物を使っていますからその存在感たるや圧倒的です。いつしかバンドの作品を聴いている感覚を失い、クラシックのコンサートホールに居るような錯覚に陥るでしょう。
そしてもう一つは世界観。彼らはただ音を表現するためだけにオーケストラを用いているのではなく、世界観を表現するために用いているのです。すべてのアルバムがストーリー仕立てになっていて、「ドラゴン・クエスト」や「ロード・オブ・ザ・リング」のような戦士が冒険を続けていくファンタジックなストーリーが描かれています。さらに、ブックレットにはストーリーに沿ったマップが添えられているほどの凝り様です。まるで映画のサントラですね。
ファンタジー系の映画やRPGがお好きな方には、この世界観とそれから来るサウンドは堪らないと思います。二つの要素を、他者には真似できないアレンジで具現化した大胆なサウンドに魅了されることでしょう。ぜひファンタジックな世界に浸りながら聴いてみてください。
それではまたお会いしましょう。


石野洋一郎
ネオクラシカルHR/HMバンド「AREA51」のリーダー兼ギタリスト
2月15日生まれ・みずがめ座・B型
石野本人の超絶ギターデモ演奏が見られるAREA51オフィシャルサイト
→ http://www.area51-web.com/


Title CG Heaven4D Main CG Hiro-G
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