
真紅ペーパークラフトに挑戦! つくりますか? つくりませんか?
今回取り上げるのは、おもちゃではない。美少女……には違いないかもしれないが、フィギュアじゃない。ドールでもない。そんな一風変わったアイテムを紹介しよう。
前回更新してからもう2ヶ月経ってしまった!? イカンイカン、週に1本は更新したいね、って言ってたのにこのザマとは情けない限り。
まあ、裏を明かせば「プラモデル・ラジコンショー」やら「G.K.ism」やら「プライズフェア」だとかの特集ページ製作が思いのほかヘビーだったとかいろいろあるのだけど、ま、そこで培ったオモチャ知識をコラムに活かすという方向でですね。これからガシガシ取り戻していくつもりなのでヨロシク!
てなわけで復活第1弾は、先日ニュースでも紹介した「真紅 ペーパークラフト」だ!
正確には「たのみこむペーパークラフトフィギュアシリーズ ペパット ローゼンメイデン 真紅」というこのペーパークラフト、「紙で作れないモノはない」と豪語する“ペーパークラフト界のローゼン”赤間たつひろ氏が手がけた一品だ。
……とうとうペーパークラフトにまでなってしまったか(笑)。あの人形たちのごちゃごちゃしたコスチュームを見たら、「わ、やめよう」とボクなら思うところだけど。最近ペーパークラフトもガレージキットイベントなどでよく見かけるが、作るの大変そうだし、そもそも魅力がよくわからんのよね。
「じゃあ、作ってみよう」 「はいーっ!?」
というわけで先日記事を紹介した時にいただいたサンプルを、実際に組み立てることになった。自慢じゃありませんが、ペーパークラフトなんてまともに作ったことないよ!?
さて、アニメ放送でたくさんのファンを増やした「ローゼンメイデン」。GA Graphicでもこれまでたくさんのイベントレポートを掲載してきたが、特に今年に入ってからの「ローゼンメイデン」キャラクターのアイテム数増加には正直びっくりだ。
しかしまさかペーパークラフトで来ようとはっ。
 ■封筒はシンプルで格調高い |

|
 ■封緘シールも雰囲気バッチリ |

|
 ■さあ真紅と契約しよう |
このアイテム、まずパッケージが凝っている。金の箔押しで縁取られたクリーム色の上品な封筒を裏返すと、ロウを垂らした封印に見えるシールで閉じられている。その上には、「まきますか まきませんか」の文字が。まるでドールとの契約を結ぶ儀式のようだ。いや、これはまさしくペーパークラフト真紅と作り手の“契約”なのだ。ニクイ演出である。……なんだか途中で投げ出したら罪悪感にさいなまれそう(笑)。
商品説明によると、組み立て時間は約1時間。それを裏付けるかのように、中から出てきたのはたった7枚のシートだ。うち、1枚は説明書だし、3枚はローゼンたちが収まるカバンと付属物(本編でローゼンメイデンたちのゼンマイを巻くネジと、マスターがはめる指輪)なので、実質3枚から部品を切り取って組み立てればいいってことになる。
なーんだ、カンタンそうじゃん!
いろいろあって今夜は編集部に泊まりだ。始発を待つ間に記事も書けるし、ちょうどいい。やりましょう、と二つ返事で乗ったボクだった。
さて、用意するものだが、まずカッター、そして必須の糊。あとは作業用のマット、ピンセット、定規、綿棒だ。
ちなみにさっきも言ったがペーパークラフトを作るのはほぼ初めて。正確に言うと人生で初めて作ったのは、昔ムック本に付録でついていた「わが青春のアルカディア号(複葉機の方)」ペーパークラフト。これはツマヨウジを芯にちゃんとプロペラが回転するというスグレモノだったが、機首のエンジン部分を作ったところで挫折した。小学生には難しかったし、趣味としてあまりにも高尚すぎたようだ。
■組立はとってもカ・ン・タ・ン だっ……と思ったんだけど。右の2枚は切り出した頭部とその組み立て中の様子
糊は普通のスティック糊をチョイス。カッターもデザインナイフではなくそこら辺にある事務用のものを使った。このコラムを読んで作ってみたい、と思った人がすぐにでも始められるように、特別な道具はナシで行こうというのが今回のコンセプトだ。ピンセットがないって人は、箸でもいいと思うよ(たぶん)。
初っぱなからなにかが間違っているような気もしないでもないが、とりあえず気にしない。さあ張り切って製作開始だ!
まずは手慣らしとばかり、直線の多いカバンのパーツから切り出すことにする。ところが、金属製の定規を当てて動かしながら切っていたら、印刷表面をわずかに削ってしまった。定規はプラスチック製のものを使うか、ティッシュなどを敷いて印刷面をガードしながら切るといいだろう。
カバンのフタを切り出したところで10分くらい経過していた。おかしい。すでに計算が合わないよーな。ヤバイ、とボクのゴーストがささやいているっ。そこで、カバンをやめてすぐに真紅本体の製作に着手することにする。
さて、どっから作ればいいのかしら?(←金糸雀風) 説明書はガンプラのように「(1)腕の組み立て」などと手順が区切ってない。全身のパーツがそれぞれ出来上がった状態で、ガンダムAパーツ+コアファイター+Bパーツ、みたいなカンジでドッキングさせるイメージの図が書いてある。つまり、パーツを切り出したらまずテキトーに貼り合わせろってコトかしら~?
ちなみに製作開始したのは夜中の1時半だ。集中力が残ってるうちに難しい箇所から始めるのが得策だろう。一番大変そうなのは「頭部」。“人形は顔がいのち”と、吉徳大光さんも言っておられる。まず、ここをとにかくきっちり作りましょう。
 ■頭を指人形のように中から押さえて接着。 |

|
 ■完成! 長い戦いだったわ……。おさげの巻き毛は微妙にRをつけてみた |

|
 ■付属のネジ巻き。こうした小物も嬉しい |
せっせと切り始める。さすがにいちいち定規なんて当ててられないので、ここからの工程はすべてフリーハンドで行なうことに。10年くらい前まではスクリーントーンをバリバリ切っていたボクだ。昔取ったなんとやら、カンが戻ってくればこんなもん、ちょろいもんだぜ!
……ゴメン、すごい時間かかった(泣)。
切り出したら、あちこちにある「のりしろ」を折り曲げていく。キレイに折り曲げるためのコツを誰か教えて……。そして接着。これが思ったより難物だ!
後になって、やっぱりこの頭部の組み立てが一番大変だったことがわかった。要するにサイコロを平面に展開したものを組み立てて箱状にするようなものなわけだが、最後の一面に至るまでは手で糊が乾くまで内側から押さえておけるとして、最後のフタはどうすればいいんだってハナシですよ。そしてサイコロよりもモノはフクザツな立体なので、ちょっとしたズレが最終的に形をいびつにしてしまう。
「私をジャンクにするつもりっ!?」と真紅に怒られないように、頑張ろう。
結局、頭部を組み立て終わるまでに1時間半もかかってしまった。不器用じゃないと自分では思ってたんだけどなぁ。いや~、正直言って1時間ではゼッタイ無理だっ(笑)! まて、わからん。ベテランはサクサク切って、どんどん貼って、あっという間に組み上げてしまうのかもしれん。ううむ。
■記念撮影。小さいので(全高約11センチ)机やPCの上にちょこんと飾れる。はみ出しとかは気にしない方向で。
そんなカンジで、最後までこんな調子が続き、結局本体が完成した頃にはとっくに始発が動き始めていたわけですが……。
「ジュン、抱っこしてちょうだい」
コンパクトすぎて抱っこは無理です真紅様。しかし、手に乗せてみると、小さくてなかなか可愛い。髪の毛はフクザツそうに見えるが、切る作業はそれほどしんどくない。どちらかというと貼り合わせが必要なパーツの方が大変。
今回は、製作を開始するにあたって予備知識をまったく仕入れなかった。ペーパークラフト製作に熟達した人が見たら、道具選びの段階で「チョットマテ」と声をあげてしまうところもあるかと思うので、実際に真紅を作ってみようという人は、この記事を反面教師として(オイ)、各自で最善を調べて挑戦してみよう。
しかし、フィギュアでもプラモでもそうだけど、苦労して作ったモノには愛着が出てくるものだ。たとえ自分の腕のせいで多少出来が悪くなろうとも、達成感というか満足感というか、素晴らしいものが得られる、ということだけは間違いない。これは完成品のフィギュアを買って飾る楽しみとはまた異なる喜びだ。
ほとんどメカ系ばかりしかないプラモにはあまり興味がない、そしてガレージキットは敷居が高くてとても作れない、という人には、ひょっとするとペーパークラフトってのはいいアイテムかもしれない。むしろこのくらいの苦労は買ってでもしてみてほしいと思う。大丈夫、テキトーなボクでもなんとか作れたから。
てなわけで、全国のジュン氏諸君に真紅からメッセージだ。
「急ぐのよ! 私のペーパークラフトを買うのだわ」

|

|

たのみこむペーパークラフトフィギュアシリーズ ペパット 「ローゼンメイデン 真紅」
クラフトデザイン:赤間たつひろ
商品仕様:A5サイズ6枚+組み立て説明書1枚
製作時間:約1時間(ヘタレ編集部員は4時間)
決済方法:代引
価格:1,890円(税込)
発売日:発売中

|

|

|
■メーカー・関連リンク
・ジュン急ぐのよ! 私のペーパークラフトを買うのだわ
・たのみこむ 「真紅 ペパット」通販ページ
・ローゼンメイデン 公式
・ローゼンメイデン トロイメント 公式
(C)PEACH-PIT・幻冬舎コミックス/薔薇乙女製作委員会
|