
タミヤ ミニ四駆に挑戦!指令=プレス対抗レースに勝利せよっ
スピードの国の人々よコンニチハ。いかがお過ごしですか。
3月24日に浅草ROX3で開催された「タミヤ ミニ四駆まつり」は、タミヤのミニ四駆生誕25周年を祝うファン感謝祭だ。GA Graphicでは、タミヤさんから「エキシビジョンレースもあるので参加してみませんか?」とのありがた~いお誘いを受けたので、ホイホイと参加してきたぞ!
やったことないことには積極的に挑戦。それがボクらのモットーだ。オモチャ大好き編集部・GA Graphicは誰の挑戦でも受けるっ!(こんなこと書いて大丈夫か……?)

■最終的にエントリしたのはこの2台。「アバンテ Mk.II」と「マンタレイ Mk.II」だ
さて、ミニ四駆が25周年ならば、生まれてからもう何周年目だよ? という結構イイ歳のわれわれはブームの頃遊んでないのだ。それどころか、マジで触ったことすらない。
ブームを横目で見ながら、どうも「セッティングが本格的だ」とか「子どもたちと一緒になってオトナもハマる」とか、いろいろ耳にはしていた。面白そうだからチャレンジしてみようか、と申し込んでみたはいいが、どれだけ奥深いものかをまったく知らなかったことを、ここでまず打ち明けねばなるまい。
「クルマが届いたぞ。さてどうしよう?」
出場するからには全力で! とりあえずやるだけのことを試さなければ男がすたるというものだ。しかし、われわれに与えられた時間はたったの1週間だった。
取材の際にタミヤの人に聞いたこととか、ネットで調べた情報をみんなで持ち寄ってみたところ、どうも「モーター」が重要らしいと結論に至った。しかしまだ奥が深そうだ。

■シグナルがレッドからブルーにかわる刹那、各マシーンが一斉にコースに解き放たれる。私の脳内にもアドレナリンが同様に解き放たれているのが分かる。長いストレートから第1コーナーへ吸い込まれてゆく──
休日を利用して、近所のいきつけの模型屋に飛び込んだ。「おっちゃん、ミニ四駆教えてくれっ」
行きがかり上、お店で買い物しないわけにもいかないので、エントリ台数が1台増えてしまったが気にしない。オヤジさんの「とりあえずベアリングだ!」との貴重なお言葉を頼りに、偏ったわがマシーンの改造が始まったのだった。
パーツの調達に苦労しつつ(なかなかヒマがなくてねぇ)、最も重要とされるモーターと車体の慣らしを、ぜんっぜん意味も分からずに遂行。社内のラジコンに詳しい人の助言で、「モーターの慣らしは、水中に電池ごと沈めてやるといいよ」と教えてもらったので、とりあえずバケツに沈めて回してみたりした。
その結果、銅でできた電極が古い十円玉のように曇ってしまったことは言うまでもない。また、「慣らし? よし分かった!」と意気揚々と帰宅した部員の1人は、24時間くらい回しっぱなしにした、と徹底した調整を行っていた(大丈夫なのかソレ……)。

■第3コーナーのヘアピンでは高く上がったループによりレーンチェンジが行われる。バックストレートにはコース一番の難所であるブリッジがあり、それにヘアピンの最終カーブが続く。簡単そうに見えるコースレイアウトだが、何台ものマシンがもみくちゃになってコースの外へ放り出される光景を見た! ちなみに5周するのに1分もかからない。
そしてやってきた本番当日。ちなみに3台をエントリさせる予定だったが、なんとか2台を運び込むことができた。このギリギリ具合ってば、今年のスーパーアグリF1チームみたいだね! カッコいい!
なにせ当日まで1回も試走すらしていない! フリー走行が始まり、コースにマシンを載せる時には、本当にドキドキした。うまく走ってくれるのか? 組みつけたパーツは走ってるうちにバラバラになったりしないか? コースを思いっきり飛び出すんじゃないか? いやむしろ周回遅れになるくらい遅かったらどうしよう──などなど、さまざまな不安が胸中に渦巻く。
手を離し、マシンがスタート。ものすごいダッシュに感動する間もなく、1コーナーを曲がって「あっ」という間に見えなくなったマシンが1周して戻ってきた時のあの感動を、ボクらは一生忘れないだろう……(大げさな)。
「うおお、走ったよ! ちゃんと戻ってきたよ!」 感動に年齢はカンケーないのである。

■GA編集部の駆るマシン3台を紹介しよう! 「アバンテ Mk.II」(B車)、「マンタレイ Mk.II」(A車)、「TRFワークス Jr.」(C車)だ!(※Cは塗装する時間がなかったので別売りボディを買ってきた)
ボクを「A」とすると、もう1人は「B」とでもしておこう。「A」のマシンは「マンタレイ Mk.II」。フロントに重心を持っていくために強化FRPの板を2段に取りつけて高くし、同時にポールがない分の姿勢安定を小賢しくも狙ったマシンだ。狙いがどのように具現するかは、頭の中で考えてるだけなのでもちろん不明だ。
「B」のマシンは「アバンテ Mk.II」。ブルーメタリックの塗装が美しく、われわれの中で唯一スタビポールをフロントに付けているのが特徴だ。2人ともモーターはアトミックチューン、ギアは超速タイプ、タイヤは大径ソフトスリックを履き、内部の剛性を増すためにギアボックス強化パーツも取りつけた。
とにかく良さげなパーツはぜんぶ付けろ、というコンセプトである。ボディやパーツの肉抜きは一切していない、というかするヒマがなかった。ちなみに「A」マシンには各駆動部にバイク用のグリスが塗ってある。ABSのギアとか、割れるんじゃないの? と言われたが、とりあえず平気そうだったのでヨシ。
今回の「プレス対抗エキシビジョンレース」には、GAでも愛読している日本一売れてる模型雑誌をはじめ、各社のツワモノ?が参加する。果たしてGA Graphicの付け焼き刃がどこまで通用するか、いざレースだっ!!
ちなみに3台目の「C」車「TRFワークス Jr.」は、究極の忙しさの中頑張ったのだが、完成が間に合わなかった。大径タイヤを履かせたらボディがはまらなかったので、一生懸命切り抜いているうちに時間切れとなってしまったのだ。参加していればイイ線いった「カモ」しれないと思うと残念でならない。
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■そこはコースじゃないよ?ムービー

WMV 320*240 772kb 16秒
「A」は1回戦を5台中2位で完走。「B」はなんと予想に反して(オイ!)1位を快走し、プレス対抗戦の決勝にコマを進める!
そして迎えた決勝レース。「B」車は右から2番目の緑コースから出走となった。
われわれの期待を一身に背負った青きマシンは、アトミックチューンモーターの加速力を活かし、1コーナーをなんとトップで駆け抜ける。
その直後……!!! (真ん中のレーンに注目)
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見た目以上にシビアなレースでは、なにが起こるか分からない。日本一売れてる模型雑誌(くどいようだがGAでも毎月愛読している)からエントリしたマシンなどは、コース途中でバラバラになっていた……!(ヒィィ、コワい)
「B」車は惜しくも決勝で豪快にリタイヤしたが、そもそも1回戦突破できるとも思ってなかったので大健闘だ。編集部に中間報告の電話を入れたら、「よくやった!」と喜ばれたが、いやぁ、フリー走行でフロントがグラグラになって蒼くなってた人間の作った車が、まさかここまで走るとは! ROXさん提供の賞品「温泉券」がもらえたぞ。わぁい!
ちなみに1回戦目で2位に入ったわが「A」車は、「プレス対抗エキシビジョンレース」で優勝したマシンに次いでのゴールだったから、これも悪くなかった。それよりも、レースを無事完走できたということの方が嬉しい。なにせ、フリー走行で2回目を走らせたとき、思いっきりコースアウトしてたからね。その後なんの手も打たずに出走した割には、まともだった(笑)。てか、どこをどう調整すれば安定するかなんて、サッパリだったヨ。
ミニ四駆は手を離したら、あとはマシンの走りを見守るしかない、というところが醍醐味だ。それまでに、知恵を総動員して、できうる限りのことを詰め込むというのが面白いのだ。
「なるほど、こりゃブームになるわけだ~」
マシンにすべてをゆだねる最後の瞬間まで、マシンを万全のものにする努力をし続ける。これはF1などのレースメカニックにも通じる面白さがあるのではないだろうか。自分の仕上げたマシンが颯爽と走る姿は、なかなかに感動的で、手に汗を握るものだ。
ミニ四駆のキットは1000円もしないところが素晴らしい。走らせるだけなら説明書通りに組み立てればいいし、ラジコンのように難しい操作はいっさいいらない。やってみる価値はありますぜ!
とにかく、編集部内で「あーでもないこーでもない」とみんなでマシンをいじくり回して部品を物色していた時が一番楽しかった。貴重な経験をさせてくれたタミヤさんにあらためて感謝、である。まあ、気がついたら1台あたり5000円くらいパーツ費でかかっててビックリしたけどね……。
そしてレース直前の出走社紹介で、GAのキャッチコピーである「美少女フィギュアから戦艦まで……」と読み上げられ(by MCガッツ)、会場の刻が凍りついたことも良い思い出です(笑)。
みんなも機会があったらぜひ挑戦してみよう! あ~楽しかった!!
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