

 石ノ森美女2人を前にインタビュー! 原型師に聞く「クロノゲート」
 
■左:原型監督の白髭 創(しらひげ つくる)氏 右:原型師の中邨拓智(なかむら ひろとし)氏
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ハピネットとコトブキヤがガッチリと手を組んで送り出す、新フィギュアブランド「クロノゲート」がいよいよスタートする。
今回コトブキヤにお邪魔して、クロノゲートのプロデューサーや原型師にいろいろ話を伺ってきたので紹介するぞ。まだほとんど世に出ていない新アイテムを撮影させてもらったので、それをお見せしながらクロノゲートというブランドが持つ魅力について迫ってみたい!
クロノゲートは、ハピネットとコトブキヤがタッグを組んで送り出す新ブランドだ。自社でも魅力あるフィギュアを開発する2者のコラボレーションとあって、ほかとはひと味違うシリーズが展開するというところが見逃せない。
第1弾として、5月下旬に「奏光のストレイン」のヒロイン2人、セーラとロッティが発売される予定だが、今回のインタビューの席ではなんと開発中で、まだできたばかりというシリーズ最新の原型を見せてもらうことができた!
秋発売予定の新作2体は、いずれも石ノ森章太郎氏が原作の作品から美女2人。ご存じ「サイボーグ009」の紅一点、003(ゼロゼロスリー)ことフランソワーズ・アルヌールと、「009-1(ゼロゼロナインワン)」ミレーヌ・ホフマンだ。
おそらく誰でもがこの2体を見て思うことは、女性としての魅力が存分に発揮されている、というところだろう。顔立ちの可愛らしさもさることながら、身体のラインやポージングまでがこだわり抜かれているのが、写真を見てもすぐに分かってもらえることと思う。
このクロノゲートは、アニメのキャラクターたちが「実在したら」という仮定で、それを現実の立体としてこの世に形を作り上げる、というテーマが共通してある。これを現実のものにするのが、今回同席してくれた原型師・中邨拓智(なかむら ひろとし)氏、プロデューサーの志波章太郎(しば しょうたろう)氏、そして造形監督の白髭 創(しらひげ つくる)氏の3人の重要人物たちだ。
中邨氏は、クロノゲート第1弾の「奏光のストレイン」セーラ・ウィレックと、このフランソワーズを製作した原型師だ。中邨氏はわれわれの質問に対して、苦労したところや特に気をつけて造形した部分について語ってくれた。さまざまな困難を経て完成した原型を前に受けるインタビューに、中邨氏は緊張気味の様子だったが、素晴らしい造形に感動していることをわれわれが告げると、はにかみながらも嬉しげな表情を見せてくれた。
実際にフィギュアを見てみよう。フランソワーズは、2001年版アニメのDVDジャケットをモチーフとして、志波氏らのアレンジが加わって立体として見どころをさらに増やしているところに注目。「サイボーグ009」を象徴する“マフラー”というアイテムが追加されているのもその1つだ。
これも、ただフランソワーズに絡ませているだけではない。フトモモの中央に配置されたマフラーは、スカートとの間に“チラリズム”とでも言うべき絶妙な空間を生み出す。
特徴的な裾に向かって跳ね上がった髪の毛は、全体的に石ノ森氏の元デザインよりも線が増やされ、より現実らしいディテールになっている。個人的には肩から二の腕にかけてのふくよかなラインなど、絶賛に値する絶妙なラインを描いているところもオススメだ! また、どのアングルからでもキレイな線で魅せる脚線美も堪能できる。これらもすべて、志波氏の妥協のないこだわりと、原型を担当する中邨氏の努力の結果によるものだ。
いつもは1/8サイズほどの小さめのフィギュアを作ることが多い、という中邨氏は、プロデューサーの志波章太郎氏から矢のように来る高度な要望を立体に起こす際の苦労についてこう話す。
「女性の身体の造形について写真集を見ながら話し合うことも多いです。原作のイメージとリアルさを1つにまとめ上げるのは難しいけどやりがいがあります。でも、自分の作った原型がたくさんのPVC製品になって店頭に並ぶのを見るのはとても嬉しいです」
志波さんのチェックは、アニメの版権元さんの監修よりよほど厳しいのだとか(笑)。志波氏と、監修を担当する白髭 創氏の2人からのチェックを受ける原型師の中邨氏は、かなり大変そうだ。しかし、できあがったフィギュアの素晴らしさを見れば、3人それぞれの苦労と努力が見事に実を結んでいるのが分かるだろう。
白髭氏の役割は、志波氏の言葉を中邨氏に伝えると同時に、解決策を一緒に探るところにある。志波氏のイメージをどのように具体的に形にすればよいのか、同じく原型師である白髭氏だからこそ、通訳できるということなのだ。
フィギュアはあくまで製品であるから、工場で造形することができる限界というものがある。そのことまで計算しながら、イメージ通りのものを仕上げていくのは困難を極める作業だという。「工場に入れてしまってから、“しまった!”というのは許されませんからね」と白髭氏。ディレクターは、造型師としてだけでなく、生産の技術的知識についても熟知していなければならないのだ。うーむ、プロフェッショナルってスゴい!
もう1体の「009-1」ミレーヌの方は中邨氏によるものではないが、クロノゲートに共通する理念は感じ取ってもらえることと思う。
「このフィギュアのポイントは、間違いなくワキです!」と志波氏。もちろん、おなかの部分の引き締まった肉付きや、元のアニメ版でも印象的な強調された腰つきなど、押さえるべきところが押さえられている素晴らしい造形だ。
「息の長いシリーズとして、売っていきたい」と志波氏は語る。「この2つのフィギュアは、アニメファンだけでなく過去に石ノ森作品に触れたことのある一般のお客さんにも、十分アピールできるアイテムだと思います」
そうなのだ。たとえばフランソワーズなど、2001年版のデザインがモチーフになってはいるものの、石ノ森美女テイストと生身の女性らしいラインがうまい具合に融合し、かつての1979年版のファンでさえも納得させられるオールマイティといえる完成度に到達しているのではないか、と思う。
これが、クロノゲート第1弾となる「奏光のストレイン」セーラとロッティだ。今回インタビューさせていただいた中邨拓智氏は、左のセーラ・ウィレックを担当。この2体は現在ハピネット・オンラインで絶賛予約受付中だ!!
アニメに登場する女性キャラが、キミの前でより存在感を増す。それが“クロノゲート”シリーズの大きな魅力だ。いよいよ5月からスタートするクロノゲートから、目が離せないぞ!!


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フランソワーズ ・アルヌール / ミレーヌ・ホフマン
発売元:クロノゲート
価格:未定
発売日:2007年秋予定
仕様:1/8スケール PVC塗装済み完成品、台座ABS製
購入はこちら → フランソワーズ / ミレーヌ

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