

 より身近なイベントとなったワンフェスの主役は「ハルヒ」
本日(2月25日)東京ビッグサイトにおいて、ガレージキットの祭典「ワンダーフェスティバル2007冬」が開催された。とにかく寒い日だったよな。日当たりに出ても凍てつく風で凍えるような日曜となったが、熱心なガレキファンのアツい魂はそれをものともせず、今回も無限とも思われる入場待ちの長い長い列ができあがっていたのだ。
そもそも、驚愕の造型だが、一般ユーザーには敷居の高い模型のイベント、というイメージがなくはなかった「ワンフェス」だが、出展されるガレキが人気漫画の美少女フィギュアだったり、企業ブースで完全塗装済みモデルが販売されたりと、かなり身近になってきているのが嬉しい。今回も「アイドルマスター」の声優イベント、「ボトムズ」などのトークイベント、さらには恒例のコスプレ会場などで人垣ができていたことからも、だれでも参加できるイベントへと向っていることが実感できた(もっともこの傾向は今回からではなく、ここ数年顕著だ)。
肝心な会場に出展されていたキットだが、前回、版権申請のときはまだ人気を獲得するまでに至っていなかった「涼宮ハルヒの憂鬱」関連は、企業ディーラー・一般(アマチュア)ディーラーを問わず、今回多数のキットが出展され、間違いなく今回の「ワンフェス」の主役となっていた。
立体化もリアルな造型にこだわったところ、SDでラブリーに仕上げたところなど、たくさんのハルヒたちを見ることができて決して飽きることがなかった。しかも全身のガレージキットだけでなく、胸像のキット、さらにはドール関係にもハルヒ関連の姿が!!
一方で「灼眼のシャナ」「エヴァンゲリオン」などは、多少落ち着いた感がある。出展数は減ったものの、ポーズや細部の作り込みがさらに進んだ感がある。
また、いぜんとして「ワンフェス」の造型をクオリティの高さを知らしめてくれるのは、「ローゼンメイデン」キャラクターたちが着るあのゴスロリ風のヒラヒラや複雑な髪の毛の造型だ。人間の手が生み出す究極の立体ともいえる各ディーラーの「ローゼン」フィギュアを前に、驚愕している来場者は多かった。
「Fate」キャラの人気も衰えることはなかった。一般ディーラーの自由な発想なポーズによるヒロインたちのキット化はもちろん、アルターのハンバーガーをかじっている会場限定の黒セイバーは大人気だったのだ。「Fate」といえば、海洋堂のリボルテックにもセイバーが登場!! ロボットではなくキャラクターだけにデキに注目が集まったが、そのディフォルメの仕方がユニークで楽しい。
また、“ガレキ業界の人材発掘プロジェクト”「ワンダーショウケース」は、キツテフ氏の「夜空のカタチ」がファンタジックなイメージ世界を手のひらに乗るようなサイズで優しさを表現していたほか、「ぺたんこナース・ペンネさん」は絵描きだというアキヒロ氏が生み出したオリジナルキャラクターが生き生きとして表現されていた(目玉のクリアパーツ風再現が印象的)。
さらにしゅーじ氏による「キララちゃん」は、ご自身の漫画作品の中に登場するという設定のアニメのキャラだとか。人気アニメ・ゲームキャラ作品も少なくなかった従来と異なり、こうしたオリジナル展開作品にスポットが当たっていることからも、単なる造型としてでなく自己表現の場としての作品が若手の中でも増えているのだろうか?
ほかに傾向としては、メカ関係も戦車・戦闘機などのミリタリー関連はもちろん、アニメロボット関連など増加傾向にあったという声もある。特に30代以上のファンが感激していた70年代のアニメロボが現代の造型技術で再現されると、こんなにもカッコよかったんだと改めて当時のメカデザイナーの意図が見えてきて新鮮。
さらに怪獣や恐竜、動物フィギュアに関しても、以前からそのレベルの高さが指摘されてきたが、こうした作品を展示するディーラーの数はわずかずつだが増えていた気がする。加えてアニメやゲームに登場する以外の、オリジナルキャラクターを用意してキット化だけでなく作品として展開するディーラーもあり、ワンフェスが身近になったと同時に、多彩な出展傾向へと変化したことも感じられた。

[ WonderFestival2007 Winter ]
■メーカー&関連リンク
・ワンダーフェスティバル 公式サイト
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