

 WF:ワンダーショウケース選出の3作品紹介!今回は全部創作系
WF恒例の「ワンダーショウケース」は、今回3作品が選出された。また、WF会場内では3作品の展示とともに、会場頒布価格で作品のキットが販売されていた。
「ワンダーショウケース」は、実力のある原型作家を広く世に紹介するプロジェクト。15期目となる今回は、創作系のフィギュアを製作しているディーラーである3名が選ばれている。
アキヒロ氏の「ぺたんこナース・ペンネさん」は、イラストの世界がそのまま立体になった印象。それもそのはず、アキヒロ氏はもともと美少女イラストを得意とする絵描きさんだ。その磨かれたセンスは、造形もさることながらまとまりのある色彩のバランスなどにも活かされている。
瞳を覗き込んで驚いたが、ドールに使われる瞳がはめ込まれている! 塗装のしやすさを考慮し、後ろからはめ込む方式になっているので、キットを買った人が同様に作ることもできる。腕から肩にかけての肉付きも素晴らしく、“ぺたんこ”な胸と服の間に生まれる隙間が、見る角度によっては絶妙なチラリズムを演出しているところもポイントだ。
しゅーじ氏の「キララちゃん(輝澄キララ)」は、しゅーじ氏が創作するデジタルコミック「デジペchan」の劇中アニメの登場人物だ。フィギュアとなったキララちゃんは、作者の中の世界を表現する一手段として、強力な力を内包しているものとなっている。スケールは1/10で、「デジペchan」コミックを16ページ収録した小冊子が付属。フィギュアをより深く楽しむことができるのだ。
キツテフ(橘川てふ)氏は、“ヴィネット”を得意とする造型師。キツテフ氏の今回の作品「夜空のカタチ」も、女の子と、それを取り巻く動物や小物が雰囲気を盛り上げている。
アニメなど既成作品の1シーンを切り取るやり方ではないため、オリジナルの世界観をその小さな空間の中で表現する力量があってこそ初めて成立する。全高は10センチほどで本当に小さいが、このヴィネットから与えられる心の豊かさや暖かさは計り知れない、と実感した。



[ WonderFestival2007 Winter ]
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