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2007年08月13日更新!


等身大の少年少女を描く「神霊狩/GHOST HOUND」アフレコ取材



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神霊狩/GHOST HOUND
原作:Production I.G/士郎正宗
監督:中村隆太郎
シリーズ構成・脚本:小中千昭
キャラクターデザイン・総作画監督:岡真里子
美術監督:小倉宏昌
音響制作:楽音舎
アニメーション製作:Production I.G
放送局:WOWOW
放送開始日:2007年10月開始予定(全22話)

神霊狩/GHOST HOUND

 Production I.Gが20周年を記念して製作する「神霊狩/GHOST HOUND」(しんれいがり ゴーストハウンド)が、この秋WOWOWで放送開始となる。

「神霊狩/GHOST HOUND」は、「攻殻機動隊 S.A.C.」の原作者である士郎正宗の起こした設定をもとに、I.Gがアニメ用にストーリーを作り上げたオリジナル作品だ。

 監督と脚本は、「serial experiments lain」「キノの旅」でコンビを組んだ中村隆太郎と小中千昭。さらに、キャラクターデザインには「地獄少女」の岡真里子を起用している。

“スピリチュアルアニメーション”と銘打たれたこの「神霊狩/GHOST HOUND」は、独特の世界観が見どころだ。舞台は北九州の架空の街で、美しい背景美術のほか、地元の方言も採り入れ、ファンタジー風ともいえる作品にリアルなテイストをもしっかりと入れ込んだ作品となっている。

 今回は、声優さんたちのコメントを取材してきたので紹介しよう。



アフレコ後 声優コメント紹介

 7月28日、都内のスタジオで「神霊狩/GHOST HOUND」の第2話アフレコが行われた。声優さんたちには作品やキャラクターについて抱いた印象などについて語ってもらった。

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上段左より:小中千昭氏、中村隆太郎氏
下段左より:保志総一朗さん、小野賢章さん、矢島晶子さん、福山 潤さん

古森太郎 【こもり たろう / CV.小野賢章(おの けんしょう)】

 僕はアニメの声優の経験は少ないですが、一番役柄の“少年”に近い年齢です。スゴい人ばかりのキャストの中で、その若さで頑張りたいです。
 太郎くんは、昔の事件の影響を引きずっているキャラクターで、難しい役ですが、一生懸命演じていきたいです。

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中嶋匡幸 【なかじま まさゆき / CV.福山 潤(ふくやま じゅん)】

 オーディションを受けた時、事務所の人から「匡幸と目つきがそっくりだね」と言われ、彼にはちょっとした親近感ができました。匡幸は東京から転向してきたという設定なので、ほかの皆さんが方言で苦労なさっているところ、僕一人自由にやらせてもらってて大変申し訳ない気持ちです(笑)。
 タイトルからイメージされる「狩り」などの要素は、2話時点ではまったくありません。見る前にイメージを固めてしまわず、先入観を捨てて見てほしいです。視聴者的には、情報を処理し、考えながら見ることができる作品となっていると思うので、そのゆったりとしたテンポ感を楽しんでください。

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大神 信 【おおがみ まこと / CV. 保志総一朗(ほし そういちろう)】

 僕の演じる信は、まだほとんどセリフがないので、早く物語に入り込みたいですね。キャラクター的には謎に包まれた、アウトロー的な“異質”を感じる男の子で、自分とのギャップを楽しんでいます。
 作品は、漠然と惹きつける何かを感じますね。でも、ひと言では捉えにくい……ホラーじゃないし、アクションでもないし、ファンタジー? 本当にいろんな要素があるので、そこを楽しんでもらえればと思います。

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駒玖珠都 【こまぐす みやこ / CV. 矢島晶子(やじま あきこ)】

 私の演じる都は小学生の女の子ですが、お父さんや男の子たちに何を言われても無視するシーンも多く、ちょっと達観したところが見えます。他人と違う自分を意識するのが早かったせいなのではないかと思いますが、どこかで太郎くんたちのことを意識してる気がします。個性豊かな子どもたちが、どうもこれから仲良くなっていくらしいので楽しみです。
 舞台の景色、日常の雰囲気に、小野くんの声がすごく合ってるんですね。この画面と声のマッチングも見どころです。……とはいっても、やっぱり方言は難しくて、ガヤ入れ(※編集部注:クラス内の話し声など、背景的に使われる音の収録のこと)の時に「地元の子らしくやってください」と言われて、「えっ、どうしゃべればいいの!?」と戸惑うこともあります(笑)。

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◆ ◆ ◆

 監督の中村隆太郎氏によれば、「少年少女たちは、想像している以上に“大変なことに”なっていきます。今は友だちでもなんでもない4人が、だんだんと関わりを持つようになって、世界の有り様といったものに触れていく、といった物語です」と説明する。

 脚本を担当する小中千昭氏は、「士郎正宗さんがI.Gのために書き下ろした原作、というより設定ですね。これを膨らませた作品です。I.Gとしては、『攻殻機動隊 S.A.C.』とどう違いのある作品を作れるか、といったところも見どころ」とコメント。

 また、「このアニメを(ジャンル的に)どう表現するか、と苦慮していたWOWOWの担当さんに“スピリチュアル・アニメーション”という風にアイデアを出したのは私ですが、ファンタジーというよりはむしろ、リアルな少年期や、久留米市の風景といったものを描写していて、タイトルからイメージされるオカルトやホラーといった要素もありません」と話す。

 主人公・太郎役の小野賢章さんについては、中村監督も「オーディションで、満場一致で決定しました」と太鼓判を押す。大ヒット映画「ハリー・ポッター」シリーズで、主役のハリー・ポッターの日本語吹き替えを担当する小野さんは、雰囲気のある少年の声を持っている。矢島さんも収録を聞いていて「イイ感じだ~」と思ったという小野さんの演技にも注目したい。

 さらに、画面を形作るキャラクターデザイン・岡真里子さんは「地獄少女」も手がけたアニメーター。小中さんによると、「隆太郎さん(監督)は、『ローゼンメイデン』の原画をやってもらったときがスゴかった、とおっしゃってましたが、私は『地獄少女』が好きでずっと注目して見てたんです。岡さん的には“太郎をとにかく可愛く描く!”と命をかけてるようですが(笑)……アニメ的にはその辺りも見どころです」とポイントを教えてくれた。

 作品のイメージを言い表す的確な表現がなかなか見つからない、というところが、この「神霊狩/GHOST HOUND」の最大の特徴かもしれない。声優さんたちの声をはじめとして、岡真里子さんのキャラクター、美しい美術、音楽──その出来上がりを、監督は“涼しい感じ”と表現する。

 新しい感覚で描かれる「神霊狩/GHOST HOUND」は、地方の小さな町を舞台に、等身大の少年たちをリアルな視点で見つめ、彼らの驚きや恐怖、そしてわくわくするような感覚を活き活きと描く。“少年記”としての「神霊狩」、放送開始を楽しみにしたい。

「神霊狩/GHOST HOUND」は、WOWOWで2007年10月より放送開始だ。

 

(C)2007 Production I.G・士郎正宗/「神霊狩/GHOST HOUND」製作委員会

 

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