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2009年01月14日更新! |
連載第3回では、上半身のギミックや武装などについて解説しよう。
下腕部・アームパンチ
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ATの腕部と手指は「武装の保持と使用」と「アームパンチ」のためのもの。構造や強度計算はこの前提に基づいて行われた、という設定だ。タイプ21C標準装備のアームパンチは約2トンの破壊力を有しており、それに耐えうることを感じさせるマニピュレータの造型に注目。
アームパンチのマガジン挿入口や、排莢口、内蔵されたシリンダーなど、恐るべきことにこの模型でも構造がきっちりと再現されている。
手首アーマーのボルト、上腕部側面のネジ、肘の円形パーツ周りの六角穴ボルトなど、メンテ時に開けられるところとそうでないところ、また強度などを総合的に検討し、部位に応じた部材、位置、数で固定されていることが考慮されている。
肩ブロック
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整備や輸送時に使用される肩のフックは、強度のことを考えると装甲板ではなくフレームに取り付けられていると考えられる。その構造を再現した肩部は写真のように分解が可能だ。
肩アーマーはマウントフレームにボルトで固定され、被弾しても肩の可動部に直接衝撃を伝えない構造とされた。
手首周り
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手首を覆う装甲板はフレームにボルト留めされている。手首と当たる部分にはクッション材が貼られている。
手指は武装の保持とアームパンチのためのもので、設計上、細かい作業は考慮されていない。アームパンチの際に打撃面となる握り拳の前面は、平らになるように設計されている。
武装(ヘビィマシンガン)
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ヘビィマシンガンの細部も実銃の機構を参考に煮詰められている。楕円状の放射冷却器は、射撃時に火薬の爆発によって発生する熱を逃がすためのもの。スリットの内側にそのディテールを垣間見ることができる。
弾倉(マガジン)は、ケースとしての機能をフタの留め具などのディテールで表現。さらに銃身上部には、ATが手で掴んで運べる把っ手の前後に、クレーン吊り下げ用のフックが新設されている。
このあたりの細部ディテールは、むしろ“当然あるべきもの”として、アニメ版設定では描写に不必要として省略されていたものを“復活”させた、と捉えてもいいだろう。
◆ ◆ ◆
TVシリーズのクメン編などでは、ATが輸送ヘリコプター(ATフライ)に吊り下げられて空輸されるシーンが見られたが、21Cでは、こういった場合に使用される肩のフックは強度的にフレームに付いているのが自然だろう、と考えられ、構造が再現された。
このように、21Cプロジェクトが試みたスコープドッグの“検証”という作業は、映像作品の中などで描写された演出が実物のATで実現可能だとしたら、この部分はこういう構造なのではないか、という考え方で進められている。
リアル路線の究極、と呼ばれた作品世界に、25年の歳月を経て与えられた本物としての感触。この21Cの立体に詰まっているのはそんなエッセンスなのだ。
次回は降着機構を有する下半身の構造について紹介する。
©サンライズ
■関連リンク
・GA Graphic:「プロジェクト スコープドッグ21C」特設ページ
・サンライズ
・ボトムズWeb
・キリコの巡礼の軌跡「ボトムズ ペールゼン・ファイルズ」が劇場公開! (08.11.28)
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