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2009年02月05日更新! |
最終回となる連載第4回では、下半身ブロックを解説しよう。
脚部側面
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スネに当たる部分には、下半身用のポリマーリンゲル液冷却器、および濾過器が内蔵されている。冷却器は形式により、空冷式と油冷式のどちらかが採用されていると考えられる。
21Cでは、パイプや熱交換器(ラジエター)のディテールが再現されている。スネカバーは、スリットに注目すると必要以上の厚みを持たないことが分かる。また、メンテナンスハッチでもあるこのカバーは、整備時の利便性を考慮し、上下2点のみをボルトで締める構造とされた。
装甲裏の処理
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膝裏や足首、かかとには、関節を覆う装甲板が存在する。この可動装甲板の裏側には、クッション材がセットされており、機体本体を傷つけないようになっている。
設定上、ATの装甲で最も装甲厚があるのはコクピットハッチであると考えられるが、各部の可動装甲板は元来の設定画ではそれ以上に厚みがある。これについては、一枚板で構成されているわけではなく、裏にフレームを持ち、捻れ剛性を保ちながらも見た目よりは薄くて軽いものなのではないか、と考えられた。クッション材は、この装甲裏のフレーム部分に取り付けられている。
各部の装甲板は自身でアクチュエータを持ち、ATの動作に追従して可動する、といったアイデアも検討されたが、スコープドッグは決して高価とはいえない大量生産機、という前提のために採用されていない(ただし、後述の腰のリアアーマーだけは別)。
降着機構周り
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降着機構は、支柱となるフレームの構造といった点も入念な考察がなされている。内側のパネルには、フレーム移動の際にガイドとなる円状のガイドスリットが設けられているなど、細部まで拘りが感じられる。
また21C型では、降着時に少しかかとを浮かせ、降着機構の支点を前方に移動させることでパイロットの乗降を容易にしているようだ。
脚部フレームには、膝部分を駆動させる円盤状のマッスルシリンダーが見える。膝裏の装甲板は、この部分を弾着から保護する役目を負う。
股関節
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21C型では、従来、フンドシ状パーツから水平に軸が設けられているとされていた股関節の位置が変更されているという設定。
上からの重量物を支える股関節の強度に余裕を持たせるためには、脚部を吊り下げ型にした方が効率がよいだろう、ということで導入されたというものだ。全身の構造の基本となる腰部フレームはシャシーと呼ばれるが、股関節のジョイントはこのシャシーに直付けとした。
フンドシ状パーツには、シャシー各部のマッスルシリンダーを作動させるためのポリマーリンゲル液タンクや、消化剤ボンベが内蔵されている設定だ。
腰回りの装甲板も可動し、本体を保護するために衝撃吸収用パッドが取り付けられている。サイドアーマーのものは特に大きめだ。リアアーマーは、降着ポーズを取る際に自動ではね上げられるようにするため、先にローラーの付いたアームが設けられている。
足首
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足首部分は、マッスルシリンダーの配置を意識したユニバーサルジョイント構造となっており、実際に可動させることができる。足首は、つま先とかかとが独立可動する。
足の甲にある装甲板のリベットは、21C型では裏側にあるフレームへの取り付け用であると定義されている。そのため、従来のモデルで多く見られた二重構造らしきディテールは廃されている。
足首内側の3つの丸いパーツは、ローラーダッシュ機構に関係する部分。マッスルシリンダータイプのモーターの回転を、下部の2つのプーリーで無段階変速し、足裏に露出するグライディングホイールに伝達する。
詳細写真
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小松原博之氏によるこの検証用モデルは、実はごく少数が複製されて、「装甲騎兵ボトムズ」の生みの親である高橋良輔監督など、限られた関係者の手に渡っているという。逆にいえば、その数体のみがこの世に存在しているに過ぎないのだ。
もともとなにかしらの製品化を視野に入れたプロジェクトであるから、ファンが入手できるようになる可能性は皆無ではないのではないか……とも考えたくなる。それが実現することを願いつつ、ここに掲載した詳細写真で、少しでも多くの人にこの思いを共有してもらえたら、と思う。
©サンライズ
■関連リンク
・GA Graphic:「プロジェクト スコープドッグ21C」特設ページ
・サンライズ
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・キリコの巡礼の軌跡「ボトムズ ペールゼン・ファイルズ」が劇場公開! (08.11.28)
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