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2009年05月12日更新! |

スタジオ・ハーフ・アイから、アニマックス・BS11で放映されたTVアニメ「VIPER'S CREED -ヴァイパーズ・クリード-」の主役メカ「マニューバ・ブレード」が、完全変形モデルとしてリリースされる。
「VIPER'S CREED」は、3Dアニメーション「APPLESEED(アップルシード)」などを手掛けた荒牧伸志氏の作品。荒牧氏は「機甲創世記モスピーダ」ライドアーマーや「メガゾーン23」ガーランドの生みの親として知られているメカデザイナーであり、今回紹介するマニューバ・ブレードのデザインも自ら手がけている。このマニューバ・ブレードも、バイクから人型へ変形する荒牧氏の真骨頂といえるメカだ(正確には、3点接地式なので三輪)。
アニメーションの世界も特にメカ描写において3D化が進んでおり、可変メカも変形のプロセスやデザインの整合性が高くなっている。しかし、だからといって実際に立体化するのが簡単になったわけではない。立体的に“ウソ”のない3Dのデザインの中に、変形プロセスに必要な可動部やヒンジを入れ込み、破綻のないようにギミックを組み上げることは、“揺らぎ”が存在した手描きの時代よりも難しい側面がある。
そんな困難に挑戦し、この「マニューバ・ブレード」をプロポーションと変形ギミックの両面で高い完成度のアイテムとして造り上げたのが、スタジオ・ハーフ・アイなのだ。今回は、このマニューバ・ブレードの原型を紹介していこう。
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トライク(3輪バイク)型の走行形態であるマニューバ・ブレードは、そのメカニカルで未来的なデザインの魅力が余すところなく再現されている。レジン製のパーツは、非常にシャープに成形されてエッジが心地よい。
このマニューバ・ブレードは、主人公であるサイキ・クライドの乗機を再現したもので、製品はレジンキャストで精密に造型される。レジンキャスト製であることの理由はいくつかあるが、最も重要なのは、ハーフ・アイの製品が“本当にそれを手に入れたいと思うユーザーに”最高のものを手にしてほしい、との思いがあるからだ。
ハーフ・アイの製品は、一般的な概念でいうところの“玩具”とは趣を異にする。同社のアイテムは限りなく精密にして繊細であり、玩具を取り扱うようには気軽には遊べない。それは、これがコレクションアイテムであり、一種の芸術品とさえ呼べる“作品”であるからだ。
主宰であり、原型を手掛ける高島 肇(たかしま はじめ)氏は、誰もが「不可能だ」と考えるものを、完全変形モデルとして世に送り出すことをポリシーとして持っており、他社では製品化が難しいものを少数生産で実現している。これは元来のガレージキットシーンが担っていた概念であり、その精神を共有できるユーザーのためにある究極の嗜好品といえるだろう。このハンドメイドの完成品が手に入れられるのは、嬉しいことだ。
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細部の形状を見ると、ボディワークの再現もさることながら、様々なディテールの見える車体後部に特に注目したい。後輪のホイールは、中心軸のないフレーム保持による未来的な方式で、ブレーキキャリパーといった細部パーツの再現にも手抜かりはない。
コクピットカバーは開閉式。中には搭乗者(ブレードマン)であるサイキ・クライドの背中が見える。
劇中では鮮やかなブルーのカラーリングが印象的だったマニューバ・ブレードは、製品版ではボディカラーが着色成形されたレジンで再現される。変形モデルは可動部がこすれやすく、塗装の剥がれる恐れがあるが、このアイテムは成型色で再現されているので安心だ。
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ホイールと、これに付随するパーツがこのマニューバ・ブレードの変形の要だ。ホイールそのものが関節を兼ね、連結されている太腿やスネパーツは、ホイール外周に沿って回転する。ホイールの回転機構そのものを関節駆動に利用する合理的なデザインを、精密なパーツ構成で見事に再現している。
肩と胴体部分の関節軸は、差し込んで定位置へ鍵のように回転させることで、同時にロックがかかるような構造とされている。こうしたギミックは、高島氏の「プロセスにもドラマが必要だ」という考え方を象徴するものだ。変形を謳うためだけのギミックでは足りない。変形プロセスそのものを楽しむための工夫さえ込められた、この拘りによって初めてハーフ・アイの“完全変形”は成立するのだ。
ハーフ・アイの製品は“作品”である。「変形します」といえるだけでは、そのように呼ぶことはできない。確固たる哲学が込められているからこそ、その称号を得ることができる。
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メカニカルなケレン味をタップリと全身に滲ませたマニューバ・ロイド形態は、スレンダーな劇中のイメージを完璧に再現している。
細身ではあるが自重を支えてしっかりと立つことができる。ポージングも可能なほか、付属の武装をバックパック上に設けられたハードポイントに取り付けることもできる。
バイクからロボットに変形するメカは、タイヤの移動先の処理がポイント。マニューバ・ブレードはこれを関節機構そのものにしてしまうというアイデアが斬新で、その設定を存分に味わいながら変形を楽しめるアイテムに仕上がっている。
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高島氏はもともとガレージキットの分野で活躍し、一見不可能と思えるメカの変形を実現してしまう造型師だ。造型の作業には第1段階として3Dモデリングを導入しているが、出力された立体はいわば基本構造の設計や確認に使われ、形状そのものは造型師の感性によって徹底的なブラッシュアップが施される。
自ら3Dモデリングツールを使いこなす高島氏は、コンピューターにしても、立体物を創る上での“道具”の一つとして割り切っている。道具を使うのはあくまで人間であり、コンピューターを使えるからといって正しく美しいものがデザインできるとは限らないという。
このマニューバ・ブレードのメカニカルな各パーツの重なり具合、繋がり合うラインが作り上げるフォルムなど、高い美意識を感じさせるものだ。元のデザインを“解釈”することなしに立体化することはできない。原型師の読み取ったデザインの“美”が反映されたモデルを入手できることは、ファンにとって代えがたい幸せであろう。
外観だけでなく、これを完全変形モデルとして完成させるのには、どれほどの労苦が伴うものなのか? 興味がある人は、ハーフ・アイの公式サイト内にある、スタッフブログを読んでみることをオススメする。
アイテムは、そのキャラクターやメカが好きかどうかだけでなく、作品を創り出す人の“思い”によっても価値を増す。たゆまぬ研鑽の集大成として完成された“モノ”のドラマに想いを向けることで、自分の選んだアイテムをもっと愛せるようになるのは間違いない。この“作品”は、そのように楽しんでもらえるユーザーの手もとにこそ相応しいのだ。
購入は、ハーフ・アイの公式サイト内通販ページから。なお、アニメ「VIPER'S CREED -ヴァイパーズ・クリード- vol.1」のDVDも8月5日に発売となるので、まだ見たことのない人はチェックしてみよう。購入はこちら!(Amazon.co.jp)
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完全変形マニューバ・ブレード〈バージョン サイキ〉 作品名:ヴァイパーズ・クリード 発売元:スタジオ・ハーフ・アイ 発売日:2009年6月下旬予定 価格:4万9,350円(税込) 原型製作:高島 肇 仕様:NONスケール 着色成型レジンキャスト製組み立て着色済み完成品、全高約170ミリ(マニューバ・ロイド時頭頂高) 購入はこちら:スタジオ・ハーフ・アイ |
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(C)STUDIO HALFEYE
(C)2008 Sony Pictures Entertainment(Japan)Inc.
※掲載しました写真は開発中の為、実際の製品と異なる場合がございます。
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