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2009年10月28日更新! |
バンダイビジュアルから11月に発売される「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」のBlu-ray Disc BOXには、ソニーピーシーエルの最新Blu-ray用エンコード技術「SBMV Extend」が採用され、かつてない美しいアニメーション映像を視聴できる(同アニメ作品の監督インタビューはこちら)。
この技術のベースとなったのが、「Super Bit Mapping for Video」(SBMV)だ。SBMVは、10bitのマスターテープが、8bitのDVDやBlu-rayにエンコードされる際、信号のビット数が減少することによって発生するバンドノイズを軽減する技術。バンドノイズで代表的なものが、再生時にグラデーション部分の色の変化ポイントが、地図の等高線のように滲んだ筋になって見えるアレだ(カラーバンディング現象と呼ばれている)。

SBMVは、ソニーのBlu-rayプレイヤー/レコーダーに搭載されている映像回路「CREAS」にも採用されており、細かい信号を与えることで人間の目では認識できない細かい凹凸を加えてこのノイズを軽減。理論上14bit相当の出力信号となり、しかも絵柄に応じて与える信号を制御することで、ノイズのない画面に影響を与えないこともポイントだ。
しかし、マスターテープ状態(10bit)で既にバンドノイズがある場合は、このSBMVの効果はない。これに対応したのが、今回発表された「SBMV Extend」技術だ。マスター状態のバンドノイズ部を検出、そこだけ信号レベルを滑らかにする処理「SMIRT」を利用。これに「SBMV」処理を重ねることで、マスターに既に存在するバンドノイズを軽減するという画期的なデバンド処理技術だ。典型的なカラーバンディング現象が見られるアニメ作品などには、特に効果が高いといえるだろう。実際にデモを見せてもらったが、カラーバンディングの現象は気にはなっていたが、「そういうものだ」としか思っていなかった。これからはより高画質での再生を楽しんでいきたい。
さらに、ソニーから11月上旬に発売される、高画質化回路CREAS2plus搭載DVD/Blu-rayレコーダー「BDZ-EX200」(オープン価格・下写真)では、既存のDVD・Blu-rayソフトでも「SBMV Extend」と同じ技術によるデバンド処理が行われた高画質な映像の再生が楽しめる。また、Blu-rayなどだけでなく地上デジタル放送に関しても、この「SBMV Extend」処理が可能だというから嬉しい。

大画面・高画質時代を迎え、アニメーションファンにとってもこういった技術は本当に嬉しい限り。特にこうした一見して効果が分かる技術は、AVファン以外の幅広い層に、高く認知され、さらなるAV市場を拡大するかもしれない。なお、バンダイビジュアルでは、発売中のBlu-rayタイトル「舞-乙HiME Zwei COMPLETE」にこの技術を採用している。
(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊製作委員会
※掲載しました写真は開発中の為、実際の製品と異なる場合がございます。
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