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2008年03月28日更新! |
バンプレストが運用する携帯情報サイト「とるナビ」では、会員登録するとなんと限定塗装バージョンのスペシャルクリエイティブモデルZガンダム(2種)が抽選で100名様にプレゼントされるキャンペーン企画を実施中だ。
![]() ■「とるナビ」のキャンペーンでZガンダムのスペクリ(2体セット)が当たる! |
![]() ■高さ約12センチの大きさに迫力のプロポーションと超絶可動ギミックが凝縮している |
一見通常の配色と思えるトリコロールZガンダムとZガンダム3号機のスペクリだが、実は両機ともスプリッター仕様のスペシャルカラーバージョンとなっているのだ。さらに機体各所にはタンポ印刷によるマーキングが施されるなど、通常プライズにはないスペシャルな仕様となっている。世の中に100セットのみ製作され、コスト的な問題もあって、アミューズメントセンターには絶対に流れない限定アイテムなので、気になったら、「とるナビ」にアクセスして、会員登録をしてみよう。登録作業も超簡単なのでこのチャンスを見逃すな! 登録はもちろん無料だ。
そこで今回は、このスペシャルクリエイティブモデル Zガンダムを手掛けた製作担当者に話を聞いた。
──可動とプロポーションの両立を果たした、このシリーズはどのようにして生まれたのですか?
スペシャルクリエイティブモデルシリーズは、RX-78-2ガンダムにはじまり数多くのガンダムを手掛けててきました。初期シリーズは、デザイン的にはオーソドックスなプロポーションをしたシリーズとして展開していて、可動するガンダムという内容は今と変わらないのですが、今回のZガンダムとは少し製品のコンセプトが違いました。
![]() ■スペクリのRX-78-2 ガンダム |
![]() ■同じくガンダムMK-II |
![]() ■華麗な白兵戦シーンが印象的なエクシアもスペクリになった |
今のZガンダムのコンセプトの先駆けとなったのは、2007年のAOUで発表した「武者頑駄無(ムシャ ガンダム)」ですね。リアルなガンダムとは違う“動かしてポーズが決まる。動かして飾れるガンダム”というコンセプトができました。
![]() ■肩や胸のバーニア内部に施されたモールドに陰影を落とすことで、面の立体を作り出している |
![]() ■細部にほどよくモールドが入り、面の情報量が増やされている |
![]() ■裏面にまでモールドが施されたフロントアーマー。フロント、サイドともアクションのため大きく可動範囲が取られている |
──太い腕部と力強い脚部のライン。そして小振りな上半身と、かなり尖ったプロポーションでありながら、劇中のZガンダムのイメージを壊さない絶妙なプロポーションですね?
プロポーションを保ちつつ、まず動かして遊んでもらいたい。そしてZガンダムとして格好良い造形を目指しました。非変形の可動モデルとして設計したので、プロポーション的にはかなり大胆なバランスの調整を行っています。ただ、独自のオリジナルパーツを足したりしてませんので、どこから眺めてもZガンダムに見えると思います。
劇場版でも、Zガンダムが結構派手に蹴りをいれたり、激しいアクションポーズを見ることができますが、そんな一見難しそうなポーズも、プロポーションの破綻なく楽しめるように各パーツの形状やバランスの調整を行いました。
![]() ■アクションをとことん楽しむのがスペクリだが、普通に立ち上がったプロポーションも素晴らしい |
![]() ■鋭角的なラインで構成されたMSを、無理なく劇中の作画で見られるような軽快なアクションポーズ |
![]() ■メガランチャーを構えるZガンダム3号機。力のこもったポージングが可能であるところがこのシリーズの魅力だろう |
特に気を付けているのは足首の接地です。ポーズを取った時はもちろんですが、素立ちでさえ足が地面から浮いていると、それだけでガンダムが軽く見えてしまう。Zガンダムでもそう見えないよう、構造的におかしく見えないように工夫して、足首の自由度を確保しています。
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| ■シルエットを崩さずに足首の接地を実現するための新機構が、スネパーツ下端の可動部追加だ。必要でない時は隙間がなく、踏ん張った時にのみエンジンブロックが可動して足首を曲げることが可能という、素晴らしい発明だ | ||
──そのZガンダムですが、股関節など、関節の軸位置も特徴的だと思うのですが。
ポーズを決めるときに、メカならではのプロポーションの破綻が起こらないよう、関節の軸位置を調整しています。体の中心線に股関節を設定すると、どうしても足を前に伸ばしたとき、太ももの長さが不足します。そこで、敢えて股関節を中心線より前に配置して、太ももが曲ったときなどでも短く見えないようにしています。
実は肘や膝の関節の動きも細かい部分で調整しています。これらの部分は二重に関節を設置し、二つの回転軸を用意してます。例えば腕を曲げたとき、ある角度までは下の軸が回転して動き、さらにテンションがかかったら今度上の軸が回転して、結果として腕が180度曲がるといった仕組みです。
![]() ■肩も、回転軸に頼ることなくここまで可動する。しかもシルエット的な破綻は皆無だ |
![]() ■動きの固さまで綿密に調整された二重関節を持つ肘 |
──飾って良し、遊んで楽しいZガンダムですが、そのクオリティは嬉しいほどにオーバースペックに感じます。
スペクリに限らず、クレーンゲームをプレイして1回で景品を手に入れられる人はかなりラッキーな人ですよね。わざわざアミューズメント施設に足を運んでもらって、苦労して手に入れてもらうのがプライズアイテムですから、「取りたい」と思える魅力や、ほかでは入手できない価値のあるものを作らないとダメだと考えているのです。スペクリの特徴であるポージングなどの最終的な到達点も既成のどのアイテムとも違うものにしたいと思っています。
何回も失敗してやっと手に入れた物が、どこにでもあるような物ではいけない。できればユーザーにとってわざわざ来て良かったと思える良い物であって欲しいとの思いで製作しています。そうした中で、独自のコンセプトで投入した武者頑駄無の反応の良さがスペクリの転機となりました。
![]() ■スペクリの転機ともなった武者頑駄無は、ファンの大きな反響を呼んだ |
![]() ■馬に乗る用の固定ポーズフィギュアではなく、左写真の武者がちゃんと可動して騎乗できるのだ |
──確かに武者頑駄無はそのデザインコンセプトと動き、優雅に乗馬する武者頑駄無の姿が衝撃的でした。
本当に座れるのか? 固定じゃないのかとか、最初に発表された時には色々ささやかれていました(笑)。
武者頑駄無では、馬に自然な形でガンダムを乗馬させるために、流鏑馬(やぶさめ)などの写真を参考にしました。武者頑駄無と馬の対比も、人間と馬との比率を写真で研究して、大きさを確定しています。
鎧のバランス上腕部や股に大きくアクセントを持たせたのは、武士の着こなしを参考にしていて、この部分の服のボリューム感をデザインラインに取り込みました。
武者頑駄無はネットでも大きな反響があり、その声を聞いて(プロポーションを保ちつつ、動かして遊べるという)スペクリの方向性を確信できたターニングポイント的なアイテムとなったのです。
![]() ■バランスの難しい、ガンダムと馬の大きさの比率は、人間と馬の対比を研究して導き出された |
![]() ■鎧の重さのイメージまで再現された武者頑駄無 |
![]() ■脚部のバランスも本物の鎧武者を研究して設計され、太いモモ、引き締まったスネからカブへのラインなどが再現されている |
──武者頑駄無に続き発表されたザクIIですが、展示会で武器をしゃがんだポーズなどでも無理なく構えているのに驚きました。
劇中のザクといえばやはりザク・バズーカやザク・マシンガンを構えたポーズが印象的ですよね。手に取って遊んでもらえると分かると思うのですが、武器を構えたとき人間のように背中が丸くなるプロポーションが表現できたらと考えて可動箇所を工夫しました。脚部には柔軟素材を使い、足首の可動範囲に柔軟性を持たせるなど、武者頑駄無とはまた違う取り組みも試しています。
![]() ■Zガンダムの後に登場したザクIIではさらなる可動の煮詰めが行われている |
![]() ■重心のナチュラルさは、ほかにはないスペクリのザクIIの魅力 |
──カラーリング面に関してどのような苦労がありましたか?
プライズに限らないと思いますが、色をたくさん使うと予算的に大変なことになってしまいます。そこで面が単調に見えないような仕掛けをディテールとして施しました。例えば各部のバーニア部分です。基本的に黄色一色で塗装されてはいるのですが、ノズル内にスリット状のモールドを施すことで陰影ができて黄色いバーニアの中にもう一段暗い黄色を配色したような効果が得られます。ほかにもパーツの基本色を利用した調整も行っています(※下の画像参照)。
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| ■下腕に注目すると、グレーのパーツが前方から見えるグレネード発射口、肘内側、下腕内側と露出している。プロダクトとして容認される色数の中で、最大限の高級感とユーザーの満足度を向上させる方法が模索されつづけているのだ | ||||
──プライズということで、いろいろと制約が多いと伺いましたが、その辺りの苦労などは?
塗装に限らず、自由に作っていいよと言われるより、限られた制約と予算の中にあっても、アイディアで乗り切る(笑)。さらに新しいことを試してみる、と挑戦するほうが企画としても、設計としても楽しく思えたりします。
![]() ■ノーマルカラーのZガンダム |
![]() ■Zガンダム(グリーンダイバーズ仕様) |
──なるほど、そのアイディアでスペクリはまだまだ進化していきそうですね。8月に登場予定の新作・RX-78-2ガンダムにも期待しています。今日はありがとうございました。
◆ ◆ ◆
今回、取材して分かったのは、スペクリが外形デザインや関節設計といったアイテムそのものの完成度だけでなく、「ユーザーさんに次も取りに来よう、と思ってもらうことが大事」というように、先を見据えた思想に貫かれたものである、という点だ。
敢えて“作家性”といった個性を打ち出してはいないにも関わらず、登場するアイテムはどれも独自性に満ち、それぞれに新たな発見があるところがスゴいのだ。しかも、インタビュー中にもあったように、わざわざ「ここが素晴らしい」と解説されなくても、そうした細やかな配慮は遊んでいて心地よさとなって実感できるポイントになっている。
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そういった意味で、今後登場するスペクリの新たなアイテムも非常に楽しみだ。このページを読んでいる読者の中には、まだスペクリを手にしたことがない人も多いだろう。「とるナビ」でプレゼントキャンペーンを行っている今こそ、実物のスペクリに触れるチャンス! 左の2次元コードからキャンペーン申し込みができるぞ(キャンペーン詳細はこちら)。
なんと、今回プレゼントされるアイテムは、クレーンゲーム機に投入されるものとは異なり、贅沢に塗装を施したスペシャル仕様! 通常のものにスプリッター迷彩とマーキングが追加されたものが2体セットになっている!(限定100セット) 取り逃した人や初めてこのアイテムのことを知った人、そして熱心なコレクターまで、この機会を逃す手はないぞ。是非ともゲットして実際に遊んでみてほしい。
(C)創通・サンライズ
※掲載しました写真は開発中の為、実際の製品と異なる場合がございます。
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