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2007年12月22日更新!


GA編集部も出場! 京商のロボット・マノイの陸上競技大会レポート



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■GA Graphic の「GA君」(その場でテキトーに付けたエントリーネーム)の出場前の様子

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■京商のスタッフによって、タイム計測用のセンサーが取り付けられた。プロトタイプのため配線が異なり、セッティングに手間取るスタッフ

 12月8日から9日の2日間、秋葉原UDX アキバ・スクエアにおいて、カーミニチュアモデルやR/Cで知られる京商が主催するロボット陸上競技大会「第2回 KYOSHO アスレチクスヒューマノイドカップ」が開催された。

 既報の通り、この大会では、京商がリリースしている「MANOI(マノイ)」というロボットを使用して5メートル走を行う。競技にはマノイシリーズ・PF01およびAT01の2機種を使用。大会1日目となる土曜日には「プレス対抗エキシビションレース」が行われた。

 GA Graphicも、愛らしい外見を持つPF01を京商から借してもらって出場した。これがたまたま一般販売されているものと異なるグレート&ホワイトの先行発売モデルだったのだが、うーん、ソフトバンクカラーっぽい(笑)。これにGAや社名ロゴをマーキングしてエントリーした。

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■会場に設置された5メートル走コース。2チームが1機ずつが同時に走る

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■参加メディアの中にはメイドさんコスの操縦者も登場

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■GA Graphicは同じPF01タイプと対決した

 マノイというロボットは本来、パソコン用の専用ソフトを使い、自分でサーボを細かく制御できるという実に奥の深いロボット。熟練した人なら姿勢の安定と速度を両立させ、5メートルを9秒で走りきる。もっともこれは時間をかけて最適なプログラムを作成し、調整に調整を重ねたトップクラスの人の話で、ダメな人たちの集まりであるわれわれGA Graphicは、京商の人が入れてくれたサンプルの歩行プログラムを使用して参加した。

 マノイは姿勢を崩すと、内蔵のジャイロがその傾きを感知し、各部のサーボに適切な補正をかけさせるのだが(パ○レイバーでいえば、オートバランサーみたいなもの)、もともとの姿勢が真っ直ぐでなければ歩いているうちに歪みがどんどん大きくなり、ついには転倒してしまう。

 これを極小に抑えるために、とにかく姿勢のバランスは綿密に調整した。それこそ、目で差違が分かるかどうかという精度で各パーツの角度を補正するのだ。ノートパソコンとの接続キットを使用し、2人がかりであらゆる方向からパーツ同士の繋がりをチェック。そうすると、見違えるように真っ直ぐ歩いてくれるようになった。

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■解説のロボットクリエイター・高橋知隆氏。PF01のデザインを担当している

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■京商の岡本氏は、レース参加者の機体について来場者に分かりやすく解説

 全19チームが参加したプレス対抗レースでは、予選走行は3回。その内の最も良かったタイムで順位を競う。上位10位が決勝に進める。運動性重視のAT01タイプと比べると、どちらかといえば優雅な歩行を見せてくれるPF01ではタイム的に予選通過ラインギリギリだ。

 わがGA Graphicの「GA君」は、2回の走行で58秒1のタイム。安定した歩行を解説者にホメられるほどだったが、3回目では思わぬ転倒! 充電ミスかと思われたが、どうも右足のサーボが不調になったようだ。起き上がれなくなってウンウン唸ってしまうGA君! その様子を見た観客の子どもたちから「がんばれ~!」とGA君に声援が飛んだのはとても微笑ましい光景だった。

 出場したGA編集者は、安定して歩いてくれるGA君の操縦に慣れきっていて、起き上がるモーションが設定されたボタンを押したことがなかった(!)。そのためその場でパニックになっていた。

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 予選結果は、全19チーム中13位。4機が参加したPF01タイプの中では2番手だった。関係ないが、このGA君には、京商の人が作った新作のモーションが組み込まれていて、ゴール後にこっそりこれを披露してみた。今年大流行した「でもそんなの関係ねぇ」の一連のポーズは非常によくできていたのだが、一緒に出走したもう1機がまだゴールしておらず、みんなそちらの応援に気を取られてだれも見ていなかったようだ(笑)。

 ほかのプレス参加者の中には、先日のタミヤ主催「ミニ四駆マグナムまつり」のプレス対抗戦で見事優勝を飾った「週刊アスキー」のアカザー氏の姿もあった。氏はこの日の朝、ジャイロを購入して自分のAT01に組み込み、ギリギリまで調整を行ってレースに臨んでいた。氏の「カオスだもんねMK-II」はGA君よりも倍近くも速いタイムで、さすがだった(予選総合5位)。

写真 レースが行われたコースは会場の外からも見えるため、足を止めてレースを見物して行く通行人も多かった。ロボットたちのパフォーマンスは老若男女が興味をひかれる楽しいものだということが強く感じられた。

「ラジオ体操第一」の演技のように、人に似た動きで微笑ましさや親近感を感じさせることがあるかと思えば、併催のロボットによるサッカー大会「KONDO-CUP」などで見られたように、人間にはまず無理な効率の良い動作で驚かせることもある(ちなみにサッカーでは、ロボットたちがちゃんとボールを“スローイン”する光景に度肝を抜かれた)。

 少々高価なロボットではあるが、遊びの幅広さを考えればチャレンジしてみる価値は十二分にある。実際、定年を迎えた人が孫との話題作りに購入し、そのまま腰を据えてやり込んでいるというケースも多いという。じっくりとロボットと“対話”できるのがマノイの素晴らしいところだ。

 それだけでなく、京商のサイトで公開されているプログラムをダウンロードすれば、気軽に動かして遊ぶこともできる。初心者から、本格的にロボットに取り組みたい人までそれぞれに楽しめる。

 次の機会があれば、今度こそ自作のモーションを組んで、さらにマノイを楽しんでみたい。レースでももうちょっと上位に……!

 ロボットで遊ぶことの面白さと、未来の可能性を見せてくれた「KYOSHO アスレチクス ヒューマノイドカップ」。自分でマノイの機体を組み立て、動かしてみればその走る姿そのものに感動すること間違いなしだ。

 公式の記録会など、一般参加できる大会も全国で開催されている。興味のある人は、自分だけの“アスリート ヒューマノイド”作りに、思い切ってチャレンジしてみてはいかがだろうか。

 

(C)KYOSHO

 

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