
 “クレイモア”クレアの戦い!アニメ「CLAYMORE」アフレコ取材



概要

「月刊少年ジャンプ」(集英社刊)で好評連載中の漫画「CLAYMORE(クレイモア)」が、待望のアニメ化となる!
「CLAYMORE」は八木教広原作の漫画で、現在コミックスは11巻まで発売されている。中世ヨーロッパ風の世界を舞台に、人間を捕食する“妖魔”と戦う半人半妖の戦士“クレイモア”の1人・クレアの物語を描く。
4月より日本テレビ系でアニメ化される「CLAYMORE」は、「NANA(ナナ)」や「DEATH NOTE(デスノート)」などの大ヒット作を手がけるアニメスタジオ・マッドハウスが制作を担当。この春、要注目の新作アニメーションなのだ。



ストーリー

人間を捕食する妖魔が巣喰う世界。妖魔に対抗すべく、人間は妖魔の血肉をその身体に取り入れた半人半妖の女性戦士を生み出した。銀色の瞳と巨大な剣を持つ彼女たちは、その大剣の名から“クレイモア”と呼ばれる。
クレイモアの1人であるクレアは、かつて少女の頃、テレサと名乗る最強のクレイモアと出会った。クレアを救うため、クレイモアの鉄の掟を破り、人間を殺めてしまう。テレサは追われる身となり、討伐隊の一員・プリシラに殺されてしまうのだ。
テレサの血肉を受け継いだクレアは、自らもクレイモアとなって戦う道を選ぶのだった──。



キャラクター

■クレア(CV.桑島法子) クレイモアの1人。過去に家族を妖魔に皆殺しにされ、ほかのクレイモアと同じく妖魔の血と肉をその身に受け入れた。その結果、妖魔の強靱さと妖魔以上の素早さを手に入れたが、いつかは妖魔に変身してしまう運命を背負う。幼い頃に自分を救ってくれたテレサの敵を討とうと、自らの意志でクレイモアとなった。
■ラキ(CV.高城元気) 料理が得意な優しい少年。兄に化けた妖魔によって家族を殺され、クレアによって助けられる。その後クレアに頼み込み、料理番として彼女に同行することに。
■テレサ(CV.朴ろ美) どんな妖魔を相手にしようと、妖力を解放せずに殲滅する最強のクレイモア。偶然助けた少女クレアのために、「人間を殺してはならない」というクレイモアの鉄の掟を破る。妖力の暴走により覚醒者となったプリシラによって首を切り落とされた。
※編集部注:朴ろ美さんの「ろ」は、正しくは「王」偏に「路」。



インタビュー

2月13日、都内の某アフレコスタジオで新作アニメ「CLAYMORE」のアフレコが行われた。
アフレコ後の制作発表会では、プロデューサーの中谷敏夫氏、監督の田中洋之氏、そしてメインキャラの声を演じる声優、桑島法子(くわしま ほうこ)さん、高城元気(たかぎ もとき)さん、朴ろ美(ぱく ろみ)さんの3人が出席し、作品についての意気込みなどを語ってくれた。このインタビューの模様を取材してきたので紹介するぞ。
中谷氏によると、日本テレビ×集英社×マッドハウスによる「CLAYMORE」は、この3者によるコラボとしては「NANA」「DEATH NOTE」に続き3作目となるもので、構想4~5年にもなるという入魂の大作だという。原作を知っている人は少ないかもしれないが、むしろそういった人にこそ見てほしいと語るほど、ストーリー作りやクオリティの面での自信を窺わせる。
主人公たちは基本的に無口だが、それだけに“泣ける”演技力が求められるということで、声優さんたちを含めたスタッフも実力派揃い。ハードバトルをメインとした良質ファンタジーが期待できそうだ。
監督の田中氏は、生きることと死ぬことのコントラスト、「メリハリや静と動」というキーワードを挙げる。この「CLAYMORE」では原作の魅力を伝えるのに欠かせない、アクションシーンへの取り組みを真剣に行っているという。カット数が少ないアニメが多いという昨今、「現場はヒィヒィ言ってます(笑)」というくらい大変なのだそうだ。凄まじいアクションと静かなシーンの織りなすドラマに期待しよう。
そんな「CLAYMORE」でメインのキャラクターを演じる3人の声優さんはそれぞれ作品についてこう語る。
桑島法子さん:「3話まで録り終えたところでは“クレイモア”は私の演じるクレアしか出てきません。彼女はとてもストイックで強くて、鉄のような女の子(?)に見えるんですが、物語が進むとたくさんのクレイモアが出てきて、その末席だというんですね(笑)。でも、いざという時にすごい力を発揮するところが魅力です」
高城元気さん:僕が演じるラキは、妖魔やクレイモアといったスゴい登場人物たちが多い中、フツーゆえに特殊という、ある意味“一般人代表”な男の子です。このハードな世界の中、普通の少年が感じた素直な感情を伝えられたら嬉しいです。ちなみに……(クレアを演じる桑島さんに対して)「優しさを求めるな!」とか言われちゃうと……さみしいです(笑)。
朴ろ美さん:“微笑のテレサ”と呼ばれるクレイモアの役をやらせてもらいます。最強、という設定なんですが、登場がまだなので収録はこれからです。限られた出演話数の中で、テレサの意思をうまく伝えられたらな、と思っています。
原作を読んでの感想は?との質問には、「女性はガマン強い、と言われますが、まさにそういう作品ですね。限界のところで戦っているクレアは、妖魔になっても妖艶で、素敵です」(桑島さん)、「良い意味で“信用できない”作品。だって好きになるキャラほど死んじゃうんですよ(笑)。その緊張感やギリギリの中での“優しさ”の表現が魅力です」(高城さん)、「なんて殺伐とした作品なんだろう、と思いました。原作者の人がこれまでどんな生き方をしてきて、この作品を描いているのかに興味が沸きますね(笑)」とそれぞれコメントしていた。
あえて「CLAYMORE」という作品をアニメ化した理由について、プロデューサーの中谷氏は、「すべての人に見てもらえる作品になっています」と自信を持って言い切る。「これまでアニメを見ていなかった人にも見てほしい。似た雰囲気の作品としては近年、『グラディエーター』や『ロード・オブ・ザ・リング』といった大作が大ヒットしているので、受け入れられる素地はあるはず。それらに肩を並べる高度な表現を可能にしたのは、マッドハウスの演出力あってこそ。最後までもつのか?というくらいのレベルですが、やり抜きます!」と語った。
そして、「日本テレビの深夜の時間帯のアニメは、『NANA』にしても『DEATH NOTE』にしても、テーマをもって制作に臨んでいます。このアニメにはいわゆる過激な描写も多くありますが、そうしたシーンの裏に隠れているテーマや本質を読み取ってほしい」と、“逃げない”演出に果敢に挑戦していることを強く訴えたのが印象的だった。
ものすごい手間と時間とこだわりをもって作られるアニメ版「CLAYMORE」は、原作ファンはもちろん、初めてこの作品に触れる人にもきっと満足できる作品になるだろう。
アニメ「CLAYMORE」は、2007年春より日本テレビ系(一部地域を除く)にて放送開始! 刮目して待て!



スタッフ

原作:八木教広(集英社「月刊少年ジャンプ」連載)
プロデューサー:中谷敏夫、田村 学、桐山恵奈、丸山正雄
シリーズ構成:小林靖子
キャラクターデザイン:梅原隆弘
美術監督:緒続 学(KUSANAGI)
音響監督:本田保則
音楽:宅見将典
企画協力:集英社 月刊少年ジャンプ編集部
監督:田中洋之
アニメーション制作:マッドハウス
製作著作:日本テレビ/D.N.ドリームパートナーズ、バップ、エイベックス・エンタテインメント、マッドハウス



編集部うんちく

クレア役の桑島法子さんは、「NOIR ノワール」の夕叢霧香(ゆうむら きりか)や、最近の「BLACK LAGOON ブラックラグーン The Second Barrage」鷲峰雪緒(わしみね ゆきお)など、哀しい表情の多い少女を演じて印象深い実力派の声優さん。重厚なドラマが展開される「CLAYMORE」での、クレアの演技に注目したい。
朴ろ美さんは「鋼の錬金術師」エドや「シャーマンキング」道蓮(タオ レン)、「∀ガンダム」ロランなど男の子の役を凛々しく演じることも多いが、「NANA」大崎ナナでのカッコいい女性役などもバッチリはまっている。クレイモア最強の戦士テレサ役も原作のイメージそのもの!
高城元気さんは「サムライスピリッツ 天下一剣客伝」の緋雨閑丸など、柔らかい男の子の声が印象的な声優さん。料理番としてクレアに付き従って旅をするラキを、どう演じていくのか楽しみ。
監督の田中洋之氏は、マッドハウスが制作を担当した「カードキャプターさくら」や「学園戦記ムリョウ」などでの確かな演出で定評がある。シリアスでハードなドラマ「CLAYMORE」にも大期待だ!
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(C)八木教広/集英社・「CLAYMORE」製作委員会
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