
 「アオイシロ」声優オーディション開催!日高のり子さんら審査
7月1日、都内でPS2用ソフト「アオイシロ」の声優オーディションが開催された。
「アオイシロ」は、サクセスが現在制作中の和風伝奇アドベンチャーで、2005年に発売された「アカイイト」と共通の世界観を持つ。主人公の小山内梢子(おさない しょうこ)は、剣道部の新部長を務める高校二年生。部活の合宿のために逗留した地で、彼女は海から流れてきた謎の少女・ナミと出会う……といったストーリー。
既にメインキャストは決定しているが、この日は2人のサブキャラクターの声優を決めるオーディションが公開形式で行われた。審査は、公式サイトでのオンライン投票のほか、会場に招待されたユーザー、そしてプロデューサーやメインキャスト2名を含む審査員の投票によって最終決定される方式だ。
2名のキャストの公募には、プロ・アマを含め約500人もの声優が挑戦。そのうち、第1次選考を通過した50人がスタジオでのサンプル収録を行い、プロデューサーによる最終絞り込みが事前に行われた。
今回公募された2人のサブキャラクターは、“剣道部のお姫さま”桜井綾代(さくらい あやしろ)と、“熱血ジャージ顧問”葵 花子(あおい はなこ)。それぞれ5人ずつの候補が残り、この日の最終審査に臨んだ。
 ■会場には100人近いファンが集まった |

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 ■参加した10人の候補者 |

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 ■司会の大久保藍子さんと ほんまP氏 |
審査員として招かれたのは、ゲームのヒロイン・梢子役の日高のり子(ひだか のりこ)さん。同じく相沢保美(あいざわ やすみ)役の山口立花子(やまぐち りかこ)さん。ちなみにこの日の司会は、秋田百子(あきた ももこ)役の大久保藍子(おおくぼ あいこ)さんだ。
サクセスの名物プロデューサー・ほんまP氏によれば、残ったのは「だれがキャスティングされてもおかしくないレベル」の声優さん(とそのタマゴ)ばかり。ハイレベルの競争が行われることは必至とあって、投票用紙を握る会場のファンも真剣そのものだ。
実際の審査では、1人1人が台本を持ってマイクの前に立ち、ゲームの1シーンのシナリオについて、自分のセリフだけを次々に読み上げていく。候補の10名は、一様に緊張した面持ちを見せながらも、自らの実力と声の魅力を発揮するため、思い切りマイクに向かって声を送り込んでいた。

■桜井綾代役に選ばれた吉成由貴さんの演技 |

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■葵 花子役に選ばれた鈴木麗子さんの演技 |
しわぶき1つ立たない真剣勝負の場で、候補者たちはそれぞれにキャラクターの雰囲気を作り上げる。お嬢様という設定の綾代にしても、たおやかさが前面に出る演技をする人もいれば、少し元気の良さがにじむ人もいる。また、熱血の葵先生も、サバサバしたキャラクター作りを感じられる人もいれば、オトナの女性らしさがより強く漂う雰囲気の人もいる。
それぞれの個性を受け止めながら、会場のファンは、自分がプレイするゲームのキャスティングが「この人だったらいいな」という想いを投票用紙に託した。約1時間におよんだ演技が終わると、審査を務めるベテラン声優・日高のり子さんが寸評を行った。
日高さんは、「セリフを噛んでしまった人も、それで評価が決まるわけではないので安心してください」「今回の審査は、キャラクターに声質が合っているかというのも重要なポイントです。もし採用されなかったとしても、自分の技量が不足していたという落ち込み方はしないで」と優しくフォローしながらも、「自分の声の良さを伝えようと一生懸命になるあまり、皆さん一本調子になりがちなところがあります」と、ベテランらしく今後の勉強の指標となる指摘を忘れない。
その後、1人1人の候補者に対して、良いところを褒めつつ細かなアドバイスが贈られる。「タッチ」の南や、「トップをねらえ!」ノリコなどを演じた大先輩のアドバイスだけに、オーディションを受けた人たちも、きっとこれは素晴らしい経験となっただろう。
審査のために候補者と審査員が控え室に戻ると、ほんまP氏が質問コーナーなどでファンを楽しませてくれた。そしてなんと、前作「アカイイト」のBGM曲だった「泡沫」「いつかのひかり」のボーカル版を会場で初披露! このイベントのために頼み込んで間に合わせてもらったというこの2曲は、「ローゼンメイデン」のエンディング曲の優しい歌声で注目を集めた歌手・霜月はるかさんがボーカルを担当している。
質問コーナーでは、「葵がだれかに似てませんか……?」という質問に、ほんまP氏がニッコリとしながら「ゲームが出てからのお楽しみということで」と返すなど、ゲームについて鋭い質問がファンから飛び出していた。
 ■ドキドキの発表の瞬間 |

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 ■審査員の日高のり子さん |

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 ■新キャスト披露も兼ねたアテレココーナー |
いよいよ審査の結果が発表された。桜井綾代には、吉成由貴(よしなり ゆき)さん。そして葵先生は、鈴木麗子(すずき うららこ)さんに決定。
吉成さんは、声質がキャラクターに合っているという意見が多く、鈴木さんは、メリハリのついた演技が上手だったという点が決定打となったと、日高さんから講評があった。そして「アオイシロ」は先生である葵 花子の長い語りからスタートするので頑張ってください、と伝えられると、鈴木さんは驚いた様子で「……そうなんですか?」と絶句し、大役へのプレッシャーを噛みしめていたようだった。
その後、決まったばかりのキャスティングで、早速ゲームの1シーンをアテレコするデモがステージで披露された。
ゲームの音声収録では、キャストが集まって1つのシーンを演じることはドラマCDなどの例外を除いてほとんどないため、声優さんにとってもファンにとっても貴重な体験となった。日高さんが急遽秋元洋介さんの代役をこなし、会場を沸かせる場面も。選ばれたばかりの2人も、いきなりの“本番”ではあったがそれぞれの役をしっかりとこなし、終了後には会場から盛大な拍手が上がっていた。
大勢のいるプレッシャーの中で見事配役を勝ち取った吉成さんと鈴木さんの2人に、イベント終了後にインタビューをお願いした。
吉成由貴さんは「オーディションは何度か受けましたが、声優の仕事は初めてです。このオーディションは、知り合いが教えてくれて応募しました。練習中は、キャラクターの綾代ちゃんと“仲良くなろう”と心がけていて、今回受かったことでそれが少し実現できたのかな、と嬉しい気持ちで一杯です」とコメント。
また、吉成さんは「ほかの候補に投票した人にも、好きになってもらえるようになったら嬉しいです」と抱負を語ってくれた。
そして声優経験のある鈴木麗子さんは、「私は最近、ナレーションのお仕事ばかりでゲームの現場からは離れていたんですが、自分の声優のキャリアを広げる一歩になればと思い挑戦しました」とコメント。
今日のオーディションに当たって鈴木さんは、「設定資料やシナリオのセリフを読み込んで、キャラクター像をできる限り掴もうと気をつけました。今の段階では資料が圧倒的に少ないので、私の“こんな人だったらいいな”という想いも込めて演じました」と語ってくれた。また、吉成さんも「綾代ちゃんに心を近づけようと努力するうちに、自然と心に浮かぶ歌をお風呂の中で歌ったりしてました」と、キャラクターの役作りについてのことを話してくれたのが印象的だった。
PS2用ソフト「アオイシロ」は、ほんまP氏によれば9月ごろから本格的にキャラクター音声の収録に入り、発売は来年あたりになりそうだとのこと。すべての配役が決まってますます期待が高まる「アオイシロ」の発売を楽しみに待とう。


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アオイシロ
メーカー:SUCCESS
ジャンル:和風伝奇アドベンチャー
対応ハード:PlayStation2
発売日:未定
価格:未定
CERO対象年齢:審査予定
公式サイト:

(C)SUCCESS

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