受賞者インタビュー
第二十八回 10月15日発売「あやかしマニアックス!」 著者:夏希のたねさん インタビュー
――まず、この作品を書こうとしたきっかけを教えて下さい。
これの前に書いた作品が、シリアスで暗いものだったので、次は反対に、ともかく笑える物を書こうと思ったのがきっかけです。
ちなみに、その暗いやつは幻狼ファンタジアノベルスの方から、「クリムゾン・オーガ」のタイトルで出版されています。
――いきなり宣伝ですかw 気にせず次にいくとして、GA文庫大賞への応募理由は?
作品が書き終わった時、応募締め切りに間に合うのが、GA文庫大賞だけだったので……いい加減な理由ですみません。
――本当にいい加減ですねw
座右の銘は「人生、行き当たりバッタリ」ですから!
――そのままバッタリ倒れて人生が終了しない事を祈ります。次に、刊行にあたって応募原稿から変更があったポイントは?
むしろ、変わってない所の方が無いですよね?
ストーリーは勿論、メインヒロインも総取っ替えですよ! いや、自分の力量不足のせいなんですが……。
――振り返ると、応募原稿、中間稿、完成稿と、三本分も違う話を書いていますね。
そんなこんなで、受賞から一年以上も経ってしまいました。本当に申し訳ないです……。この話題は続けても暗くなるだけなので、次にいきましょう。
――そうですね、では好きな作家さんと作品は?
基本的に明るくて笑える作品が好きなので、井上堅二先生の「バカとテストと召喚獣」が大好きです。
GA文庫だとやはり逢空万太先生の「這いよれ! ニャル子さん」ですね。
あとギャグじゃないですが、田中芳樹先生の「銀河英雄伝説」は外せません。
――銀英伝は名作ですよね。では次に、キャラを生み出したきっかけは?
本作の登場キャラはみんな変人or変態ですから、その変なポイントをまず決めたら、あとは自然に出て来た感じですね。
――そんなキャラクターの中で、お気に入りは誰ですか?
それは勿論、魔術師ことヤン・ウェンリーです。
普段はだらしないのに、戦術は天才的というギャップが最高です。
――いえ、銀英伝の話ではなくて……。
それは勿論、シャンタッ君です。普段も可愛らしいですが、幼女姿が最高です!
――ニャル子さんでもなくて、自作の話をして下さい!
繰り返しはギャグの基本ですので。
真面目に答えると、ストーカー幼女ことメリーさんですね。
元々、「うしろのメリーさん」というタイトルで、メインヒロインを張らせようとデザインしたキャラなので、思い入れが深いのです。……ロリコンだからじゃないですよ?
――シャンタッ君の件も含め、説得力0の解答ありがとうございます。では次に、イラストレーターの犬洞あんさんに一言お願いします。
キャラクター達に柔らかくて可愛らしい姿を与えて下さって、本当にありがとうございます!本作のキャラが可愛く思えたとしたら、97%は犬洞さんのお陰です。
――のたねさんの貢献度は消費税以下ですか。 それでは最後に、作品の見所・アピールポイントをお願いします。
読んだ人が、クスリと笑ってくれればいいなと、それだけを考えて書いた作品です。
気楽に楽しんで頂ければ幸いです。
|