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受賞者インタビュー
第二十九回 10月15日発売「優等生以上、フリョー未満な俺ら。」
著者:初美陽一さん インタビュー



――まずは、GA文庫大賞へ応募しようと思った理由から教えてください。

 ブログやツイッターが楽しそうだったからというのと……お、応募の〆切が、近かったから、です……。

――受賞作を刊行するにあたって、応募原稿から変わった部分はありますか?

 ヒロインとのシーンの追加や、全体のバランス調整……そして何よりタイトル、でしょうか。これはかなり頭を悩ませました。作品の内容的には、特にラブコメ分が応募原稿に比べて強くなったと思います。といっても元からあったラブコメ部分を広げる、という感じでしたので、決して無茶な変更というわけではなく、むしろ楽しい変更でした。

――不良にあこがれているくせに、全然不良じゃない主人公が特徴的なこの作品ですが、書こうと思ったキッカケを教えてください。

 不良ってなんだろう……そんなことを思い始めたのがきっかけでした。

――普通の不良とはずいぶん違うキャラクターになりましたね。

 そうですね。「不良を目指す優等生共」というキャラ設定を思いついたことが、作品の方向性を決めたと思います。

――初美さんも学生時代はやんちゃでしたか?

 それはもう……触れるモノみな傷つけるようなギザギザハートの持ち主だったら話のタネにでもなったのでしょうが、実際は全然そんなことはなく、超内向的な人間でした。

――ちなみに、作中でお気に入りのキャラクターはいますか?

 そうですね……主人公である悠馬と、舎弟ならぬ舎妹の姫子、学級委員長の朱里、幼馴染の真理亜、あと翔と萌と……要するに作中のキャラは全て愛しています!

――そんな愛すべきキャラクターたちですが、さくらねこさんにイラスト化していただいて、いかがでしたか?

 さくらねこさんは、私にとっては神様です。拙作のキャラ達に命を吹き込んでくださった、紛うこと無き神様にござるます!

――な、なるほど。そんな感じで命を吹き込まれたこの作品ですが、書き上げてみていかがでしたか。

 とにかく楽しんで書けた、という印象でした。キャラ達が勝手に動いてくれたりもして、飽きることも全くありませんでした。

――たしかに、作中で生き生きと動きまわるキャラクターたちの楽しいやりとりは、選考段階でも高く評価されました。

 ありがとうございます。この作品を、もしくはキャラ達のうち一人でも、好きになって頂けたらうれしいです。

――作品の見所やアピールポイントがあれば教えてください。

 主人公の悠馬と彼を取り巻く仲間達によるラブコメと、時たま燃え上がるアツ~い展開を、お楽しみ頂ければ幸いです!

――ありがとうございました。最後に読者に一言お願いします。

 どう足掻いても不良になれそうもない彼らのドタバタ活劇、ご観覧いただければ無上の喜びにございます。

――GA文庫大賞への応募志望者にも一言を。

 諦めなければ、きっと叶う! 継続は力なり。私もこれからずっと継続していられるよう頑張りますので、是非とも一緒に頑張りましょ~!

 

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