スカーレット・ソード:あらすじ

 テスコラント帝国の辺境に位置する港湾都市シャークレーは、近頃めざましい発展を遂げていた。シャークレーを治めるのは若き町長、レディ・クレリア。彼女は、帝国有数の名門貴族メイフェルド伯爵家の当主でありながら、寂れていた辺境の港町シャークレーに「町長」として派遣され、数年をかけて町を発展させていた。

 このシャークレーに、木こりの少年レイがやって来たところから、物語は始まる。駅馬車に乗ってシャークレーに向かっていたレイは、辺境を荒らしまわる魔物の一種、リザードマンの群れに襲われ、シャークレー守備隊隊長のギャンとその配下の守備隊員たちにより窮地を救われる。

 数多く徘徊する魔物の群れを撃退して町を守るのが、ギャン隊長以下シャークレー守備隊の面々であった。彼ら一癖も二癖もある隊員たちによって町は守られ、レディ・クレリアが町の発展に力を尽くすことが可能になっていた。レイは、戦士見習いとしてシャークレー守備隊の一員に加わることになる。

 ある日、ギャン隊長が守備隊主力を率いて出陣した後に、近隣の穀倉の町パセラから救援を求める使者がやって来た。オークの大群に襲われ、町は包囲されているというのだ。これを聞いたクレリアは、即座に自ら剣を取って救援に向うことを決意する。将来の帝国騎士を目指して幼い頃から剣を振るっていた彼女は、常に自分の剣を以って戦い平和をもたらすことを強く願っていた。いつも口煩く自分の行動を止めるギャンの留守を幸いに、クレリアはメイフェルド家累代に伝わる魔剣スカーレット・ソードを帯びて出陣する。

 若く美しき町長レディ・クレリア、ギャン隊長以下シャークレー守備隊の若者たち、そして辺境の港湾都市シャークレーは、これより激動の運命に翻弄されていく。