夕暮れ時。 だれもいないはずの、雑居ビルの屋上。 異郷の少女がたたずんでいた。 古風な漆黒の旅装、風に震える白金の髪。 黄昏に映える、銀色の瞳…… 少女はささやいた。 「わたしを愛でてくださるかしら?」
涼元悠一 (「ナハトイェーガー ~菩提樹荘の闇狩姫~」より)
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