ダンジョンに出会いを求めるのは
間違っているだろうか2
著:大森藤ノ
画:ヤスダスズヒト
これは、少年が歩み、女神が記す、
── 【眷族の物語】──
「初めまして、白髪のお兄さん」
ベルに声をかけてきたのは、自ら《サポーター》を名乗る少女・リリだった。
半ば強引にペアを組むことになった少女を不審に思いながらも、順調にダンジョンを攻略していく二人。束の間の仲間。
一方で、リリが所属する【ソーマ・ファミリア】には悪い噂が絶えない。 その先には、人の心までも奪うとされる《神酒》の存在が──?
「神様、僕は……」
「大丈夫、ベル君の異性を見る目は確かなのさ。神のように、きっとね」