おと×まほ6
著:白瀬 修
画:ヤス
(うぅ、今日ボクの誕生日だよね?)
凶悪なまでに短いスカートをおさえ、ふるふると震える。 留真は口をポカンと開けたまま閉じることを忘れてしまったようだ。 委員長は眼鏡を外し、綺麗に拭いてから、もう一度掛け直した。
――サンタクロース。
彼方は今まさにサンタの姿をしていた。「生足」「ミニスカート」で。 12月と言えばクリスマス。クリスマスと言えば彼方&此方の誕生日! (一部を除いて)幸せに包まれる白姫家。 だが、エフェクトが謎の人物と邂逅したことから、にぎやかな日常はゆっくりと終焉を迎えようとしていた……。
おと×まほ、緊迫の第6巻!