神曲奏界ポリフォニカ
ペイシェント・ブラック
著:大迫純一
画:BUNBUN
テラマ・シュレディングが最後に見たのは、愛車にまたがったまま進んでいく自分自身の身体だった。いつものルートをいつものように走り、そして家に帰るはずの夜、彼は一瞬で絶命した。
環状高速で起きた多重衝突の現場に駆けつけたマナガとマティアが見たのは、衝突して壊れた車と、あり得ない精度で首を切断された男の頭部だった。状況から精霊による殺人の疑いをもった二人は、被害者の身辺を捜査するのだが、その裏には二人が想像もしなかった深い動機が横たわっていた!
ブルースハープが鳴り響くそのとき、隠された真相があらわになる!
黒のポリフォニカ第六弾!