神曲奏界ポリフォニカ
ジェラス・クリムゾン
著:榊一郎
画:神奈月昇
「私に触れるな――バケモノ」
ミゼルドリッドの袖が触れた瞬間放たれたその言葉は、その場にいた全員を凍り付かせた。
クガノ・リュネア。トルバス神曲学院の生徒でありながら、精霊嫌いを公言する孤独な女生徒。特別講師としてかり出されたフォロンは、彼女に自分と通じる影を見る。
そんな彼らにつきまとう、血の様に赤い鬣を持つ馬型の精霊。そして街でささやかれる奏始曲の噂。この三つが結びついたとき、コーティカルテとフォロンは過去の因縁と隠された企みに遭遇する!
クリムゾンシリーズ待望の第6巻!