受賞者インタビュー第五十五回 第七回GA文庫大賞《奨励賞》受賞作、11月15日発売「あやかし露天商ティキタカ」 著者・井上樹さんインタビュー
――それでは早速はじめましょうか。まずは自己紹介をお願いします。
はじめまして。よろしくお願いします。井上樹です。趣味はスポーツとか映画とか見たりすることです。スポーツは何でも見ます。特によく見るのはサッカーですが、結構何でも好きです。映画のほうもジャンルは問わず何でも見ます。映画の批評を聞くのも好きです。
――ありがとうございます。では次に、井上さんのこれまでの応募歴を教えていただけますでしょうか。
僕はこの作品を書く前に3つ長編小説を書いたのですが、全てGAさんに応募させていただきました。初めて書いた小説が一次選考を通ったので、それがもううれしくて。作品についてのつぶやきもすごく楽しかったです! あれも、GA文庫大賞に応募する際の動機になりました。
――それはよかったです。つぶやきについては、たまにご応募頂いた方の中からもそのような意見を伺います。ちなみに、井上さんの作品もつぶやかれましたか?
はい。自分のかなと思うものが2つほどありました。Tさん、サトさん、その節は(多分)つぶやいて頂いてありがとうございました!
――編集Tはヒロイン(?)であるティキタカのいくつかのセリフが大好きらしいですよ。そういえば、「ティキタカ」という名前には何か意味があるんですか?
はい。ティキタカというのはサッカーのプレースタイルの一つで、主にスペインサッカーで使われているものです。響きがいいので使いました。僕は名前をつけるのが苦手なんですが、ティキタカはすぐしっくり来ましたね。他にもサッカー用語やサッカー選手の名前には響きが良いものがたくさんあるので、今後も隙あらば使っていきたいと目論んでます!
――ほう。たとえば、どんな名前や用語を使う感じですか?
ガブリエル・バテ●ストゥータとか、バスティアン・シュヴ●インシュタイガーとか。彼らの名前はラノベに出てきても全く違和感ありませんよね。もうそのまんま、ファンタジー世界に出て来そうというか。カッコ良すぎ!
――たしかに格好いいですが、本人が有名すぎたり危なすぎたりして、ちょっと使うのが難しそうですね……。
そ、そうなんですか……。他にももっともっとたくさんいるんですけど。例えば――。
――まあそれはひとまず置いておきましょう(笑)。では次の質問に参ります。井上さんがティキタカを執筆当時心がけていたことはなんですか?
とにかく軽くて、くすっと笑えるようなものを書こうと思っていました。自分はそういうのが書いていて一番楽しいので。それから、メインであるティキタカのキャラクターも、ちょっと個性的にしたいなあとずっと考えていました。セリフ一つとっても、自分なりの味を出そうと意識しました。その結果、結構ボケまくりのキャラになっちゃったんですが……w
――ティキタカのどこかずれた返し、私は面白いと思いますよ(笑)。みなさんにも受け入れられるといいですね。
ちょっとでも気に入っていただければ、作者冥利に尽きます!
――では次に、受賞してから一番嬉しかったことはなんですか?
それはもう、自分のキャラクターに初めてイラストがついた時です。編集さんから画像を見せていただいた時の興奮は忘れられません。自然とガッツポーズが出ました。いやあ、あれは本当にたまりませんね。全ての苦労が報われた瞬間、と言っても過言ではなかったです!
――受賞者のみなさんは、絵がつくときと本が出るときの2度感激すると聞きますね。間もなく本も刊行になりますが、ぜひ初心を忘れずに頑張ってください。最後にGA文庫大賞に応募している未来の作家さんにメッセージをお願いします。
「小説を書く」と言う行為に挑んでいる方はみんな同志だと、勝手ながら思っています。お互い頑張りましょう!
――本日はありがとうございました。
ありがとうございました!
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