中二時代の安藤は『厨二』じゃなかった!
「その日、俺は厨二病を卒業した」
高梨彩弓の突然の問いかけを発端として、秘められた安藤寿来の中二時代がついに紐解かれる。
三年前、中二だけど厨二じゃなかった安藤には同学年の友がいた。
幼馴染みの少女、櫛川鳩子。
性癖が破綻した少年、相模静夢。
そんな彼を愛した少女、双葉環。
心を許せる友と過ごした掛けがえのない時代に――少年は、生まれて初めて『絶望』を味わった。
「これは俺が、ギルディア・シン・呪雷になるための物語だ」
四人の中学生が織り成す、醜くも美し い、始まりと終わりの黒歴史。
安藤寿来のルーツが明かされる、シリーズ第六弾!