"誰かが刺客で、誰かが守護者
すかぢ×狗神煌が贈る最新作!"
"ネテスハイム公・雨宮透華は「切り札」たる守護者を召喚して告げた。
「雨宮羽玖。雨宮の娘を守って欲しい。忌まわしき天球儀ゲームから」
「十三血流」――その眷属たちは名だたる能力使いであり、世界史を裏から操ってきた。だが、その均衡を揺るがしかねない存在が羽玖であり、彼女は「不死」にさえなりうる希有な能力≪節制≫に覚醒する予兆を示していたのだ。
十三血流がさらなる力を得るべく眷属を送り込む「天球儀の迷宮」。能力者たちが集う閉鎖空間において誰かが羽玖をなき者にしようと狙い、誰かが羽玖を守護する切り札となる。
各家の思惑が交錯する中、その趨勢を決する迷宮探索が幕を開けた――。"