「俺は世界を救わない。ゴブリンを殺すだけだ」
その辺境のギルドには、ゴブリン討伐だけで銀等級(序列三位)にまで上り詰めた稀有な存在がいるという……。

冒険者になって、はじめて組んだパーティがピンチとなった女神官。それを助けた者こそ、ゴブリンスレイヤーと呼ばれる男だった。
彼は手段を選ばず、手間を惜しまずゴブリンだけを退治していく。そんな彼に振り回される女神官、感謝する受付嬢、彼を待つ幼馴染の牛飼娘。そんな中、彼の噂を聞き、森人(エルフ)の少女が依頼に現れた——。

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ある日、ゴブリンスレイヤー指名の依頼書が冒険者ギルドに届いた。
差出人は水の街——辺境一栄える至高神の都の大司教だった。
大司教はかつて魔神王を打ち倒した金等級の一人として、剣の乙女と呼ばれる英雄でもあった。
彼女いわく、水の街の中に何故か小鬼が出るという。

ゴブリンスレイヤーは妖精弓手、女神官、蜥蜴僧侶、鉱人道士とともに水の街の地下迷宮に挑む!
「この小鬼禍は、人為的なものだ」
蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第2弾!


秋、辺境の街は収穫祭を間近に控えていた。そんな中、神殿の仕事で忙しそうな女神官、ある出来事で拗ねる妖精弓手、祭の準備に参加する鉱人道士、蜥蜴僧侶と、それぞれの日常を過ごす冒険者たち。
そしてゴブリンスレイヤーもまた〝日常〟を過ごしていたのだが……。
依頼の減るゴブリン退治、現れる三人の来訪者、祭の裏で暗躍する計画とは!?

「素人め、教育してやる」
蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第3弾!


「ゴブリンよりは、よほど危険だ。だが魔神どもとは比べるべくもない」
国王署名入りの依頼「悪魔の塔」の討伐に重戦士、槍使い、ゴブリンスレイヤーの三人が挑む――。
「ね、ぶらぶらしよっか」
ゴブリンスレイヤーのいない休日、牛飼娘は女神官と街を散策する――。
「見てなさい。私が世界の一つ二つ、救ってあげるから!」
妖精弓手は冒険のない日、受付嬢の提案で、聖騎士を演じる――。
「森人と一緒に冒険に行けぇ?」
種族を超えた共闘、これは彼と出会う前の三人の冒険――。
辺境の街で紡がれる、十の物語。
蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第4弾!


ゴブリン退治から消息を絶った令嬢剣士を探して欲しい――剣の乙女の依頼を受けて、北方の雪山に向かうゴブリンスレイヤーたち一行。
しかし、襲撃される寒村、謎の礼拝堂、今回のゴブリンの群れに違和感を覚えるゴブリンスレイヤー。
「……学習した、だと?」
仲間の痛手を越えて洞窟探索を終えた一行は、あるものを見つける。
「外なる、智恵の神。覚知神……」
何者かに統率されたゴブリンの巣くう古代の砦にゴブリンスレイヤーたちが挑む!
蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第5弾!


新たな冒険者希望者の集まる春。ゴブリン退治だけを希望する魔術師の少年が受付嬢を困らせていた。
一方、辺境の街から少し離れた場所に、冒険者訓練場が建設中。そこには、かつて村があったことを、ゴブリンスレイヤーは知っていた――。
「ゴブリンをぶっ殺すんだ!」
少年魔術師らと一党を組むことになったゴブリンスレイヤーたちはゴブリンの跋扈する陵墓へと向かう。
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かくして一党は、森人の里に行くこととなった。またその旅には牛飼娘と受付嬢の姿も――。
一方、ゴブリン退治のおりに発見された石版をゴブリンスレイヤーから託され、剣の乙女は鑑定を行う。
「古い……とても古い文字ですわね」
川を上り、森人の里を目指す一党だが、現るは小鬼の影……。
「鏖殺でなく脱出で宜しいか?」
「宜しいわけがあるものか!」
さらに森人の里には、密林の奥に潜むと言われている、古きものが現れるという事件が起きていた――。
蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第7弾!


「来てしまいました」
そう、彼女は言った。
辺境の街のギルドにやってきた至高神の大司教――剣の乙女は、ゴブリンスレイヤーたち一党に王都までの護衛を依頼する。街道には、狼に乗ったゴブリンが群れているという。
一方、王都では霊峰に天より火石が落ちてきたことで、災厄の兆しが囁かれていた……。
一党が訪れた時に起きる事件は、《宿命》か《偶然》か。その行方は、最も深き迷宮、最果ての深淵、死の迷宮《ダンジョン・オブ・ザ・デッド》へと連なってゆく――。
「もし四階より下へ行くのなら……帰っては来れませんから」
蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第8弾!


ただの配達。ゴブリンスレイヤーですら、そう思っていた。
牧場の手伝いで配達に出たゴブリンスレイヤーは牛飼娘とともに、ゴブリンの大群に待ち伏せされる。それは、ある祈らぬ者の策謀だった!

一方、ゴブリンスレイヤー不在の一党は、見習聖女の託宣(ハンドアウト)より、雪山を目指すことに。そこは、氷の魔女の統べる永久(とこしえ)の冬の領域だった!

包囲された雪の廃村で、牛飼娘を守り、孤軍奮闘するゴブリンスレイヤー。彼不在の中、女神官は、ゴブリンではない怪物たちの脅威と対峙し、一党の行動を決断していく――。
「――手は、あります」
蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第9弾!


春、ゴブリン退治の傍ら、葡萄園の警備をすることになったゴブリンスレイヤーの一党。
その葡萄園は、女神官の育った地母神の神殿のものだった。
そんなある時、女神官が姉のように慕う神殿の葡萄尼僧がゴブリンの娘だという噂が広がる――。
周囲の心ない声に胸を痛める女神官、それに対し、迷いを感じるゴブリンスレイヤーはある決断を下す。
「たぶん……今日、明日はゴブリン退治はやれん」
「何をするにしても、頑張ってくださいね! 応援、してますから」
街の影を走る闇の仕掛人が暗躍する中、小鬼殺しに手はあるのか!?
蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第10弾!


「ゴブリン退治はもう飽きたっ!」
「なんじゃい、そんなら竜退治にでも行くんか?」
夏、妖精弓手や鉱人道士が騒がしいギルドの酒場に、女商人が訪れた。
「お願いしたい冒険があるのです」
砂漠の広がる東の国境にゴブリンが増えているらしい――。女商人は東国に商談に向かう護衛として、彼ら一党に同行して欲しいという。
「やはりゴブリンか。いつ出発する? 俺も行こう」
文化の異なる砂漠の隣国、そこで待ち受ける残虐な罠、たまさか出会う砂漠の民、交錯する仕掛人。紅砂の先、彼らは邪悪な企みを知る――。
蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第11弾!


棍棒剣士と至高神の聖女に白兎猟兵の一党は、活躍の場を広げていた。
だが、勝てない敵もいる訳で――。
「騎士に魔術師、神官、野伏とそろったらやる事は一つだろう」
女神官は、女騎士の発案で、魔女と妖精弓手の四人で冒険に出かけていき――なぜか砦の攻城戦に巻き込まれていた――。
「ま、簡単な仕掛だから」
水の街の仕掛人は、ヤクの売人の始末に向かい、死体に出会う――。
そしてゴブリンスレイヤーは再び槍使いと重戦士に誘われ――。
四方世界で紡がれる、十の物語。
蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第12弾!


迷宮探険競技――それは至高神の大司教をはじめとした六英雄の逸話として有名な、死の罠の地下迷宮から続く試練。
それをギルドは冒険者志望の者への訓練としたいという。
そしてその監修者として、銀等級の冒険者へと協力を依頼した。
(――悪辣だ)
受付嬢が驚くほどの罠が仕掛けられ、準備は進められていく――。
そんな中、またひとり、冒険者志望の少女は剣を取る――。
そこに忍びよるは混沌の影……。
「小鬼どもになぞ、好き勝手させてたまるものかよ」
蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第13弾!


「北の山の向こう。暗い夜の国」
かくして北方辺境に向かう一党。
雪山の向こうには、蛮人の英雄譚の舞台、いつもと異なる異文化、言語、そして、この地を治める頭領の美しい奥方がいた。
彼の地の北方の海には幽鬼が潜み、船が戻ってこないという――。
彼らの話を聞いたゴブリンスレイヤーは頷く。
「やはり、彼の人々はゴブリンなぞに負けるわけがないのだ」
そして女神官も誇り高く告げる。
「冒険者に、任せてください!」
蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第14弾!


「姫様をどこにやった!」
辺境の街へきた馬人(ケンタウルス)の少女は重戦士を詰問した。犯人とされた重戦士はゴブリンスレイヤーに調査を依頼。
「都市の冒険(シティアドベンチャー)は苦手なんだよ。あと腕っこきの斥候は他にいないからな」
「…………俺は、戦士のつもりでいるのだが」

馬人の姫君の行方を追い、一党は水の街を訪れる。彼らを迎えた剣の乙女はゴブリンスレイヤーに囁く。
「――銀星号をご存じ?」

馬人競走が盛り上がる水の街で、消えた銀星号を探せ――。
欲望と陰謀が入り交じる中、行き着く先は賽の目次第。鬼と出るか、蛇と出るか。
蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第15弾!


ゴブリンの襲撃で、最愛の姉を、村を喪った少年がいた。
五年後、辺境の街の冒険者ギルドに訪れた少年は冒険者となる。そして、五年前、帰る村をなくした少女は、かつての幼なじみと出会った。
最下級のクラス、白磁級となった少年は装備を調え、たった一人でゴブリンの巣くう洞窟へと向かう――。
これは、彼がゴブリンスレイヤーと呼ばれるようになる物語。
大人気ダークファンタジー「ゴブリンスレイヤー」の前日譚。蝸牛くも×足立慎吾が贈る外伝「イヤーワン」スタート!


「ゴブリンか?」
「残念ながら、不幸にして、幸いなことに、まさしくその通り!」
ゴブリンスレイヤーと呼ばれはじめた青年は、ゴブリンの群を皆殺しにした時に、不思議な灯の輝く指輪を見つける。その鑑定に紹介されたのが街外れに住む偏屈な魔術師――孤電の術士だった。彼女はギルドから依頼されている怪物辞典の改稿の仕事の手伝いをゴブリンスレイヤーに頼む。その担当する項目は――、
「ゴブリンについてか」
孤電の術士とともにゴブリンのことを調査するゴブリンスレイヤーは世界の果て――暗黒の塔へと辿り着く……。蝸牛くも×足立慎吾が贈る外伝「イヤーワン」第2弾!


――始まりが何であったのか、もはや知る者はいない。いずれにせよ《死》が大陸中へと溢れ出した。ゆえに時の王が御触れを出す。『《死》の源を突き止め、これを封じよ』。
《死の迷宮》。
死神の顎そのものである奈落の淵へ人々は集い、いつしか城塞都市が生まれた。冒険者たちはここで仲間を募り、迷宮へ挑み、戦い、財貨を得、時として死ぬ。
君は冒険者だ。
悪名高き《死の迷宮》の噂を聞きつけ、その最深部へ挑むべく、この城塞都市を訪れた。
「ゴブリンスレイヤー」の外伝第2弾! これは、蝸牛くもの描く、灰と青春の物語。


怪物と成り果てた「初心者狩り」を打倒した君の一党はさらなる迷宮の深淵に挑む。そこには、未知の怪物との邂逅と、ある一党との出会いがあった――。女司教と因縁のある一党と、彼女を賭け、迷宮探険競技をすることになった君は、暗黒領域《ダークゾーン》へと一党とともに挑む。
「小鬼になぞに、関わっている暇はないのです! 何故ならわたくしが……わたくしたちが、世界を救うのですから!」
「ゴブリンスレイヤー」の10年前を描く外伝第2弾。これは、蝸牛くもの描く、灰と青春の物語。


「王都がヤバイ事になってるって噂は聞いた。吸血鬼の王が出たとかな」
城壁の彼方から、次々と流れ込んでくる避難民たち。
今や城塞都市を襲っているのは、《死》の影に怯える者の恐慌であった。
しかし――。
「俺はやつを討つ」
金剛石の騎士の言葉を聞いた君は頷き、都市の崩壊に構わず《死の迷宮》へと再び挑む。
これは終わりの始まり。ただそれだけ。
――いよいよ、大詰めだ。
「おう、大将! ついていくで」
「俺はどっちでも構わんがな」
「私も行きますから、忘れないように」
「わ、わたくしも……! そのために、この街へ来たのです」
「うん。行こう?」
この六人で――世界を救いに行くとしよう。

「ゴブリンスレイヤー」の10年前を描く外伝第2弾。
これは、蝸牛くもの描く、灰と青春の物語。


丘陵地帯の部族を脅かす人頭獅子(マンティコア)から生贄となった少女を救い、遺跡に巣くう邪教徒たちの儀式を食い止め、骸骨(スケルトン)や幽鬼(レイス)が蔓延る納骨堂に踏み込んで失われた秘宝を探し出せ!
四方世界は驚異と危険に満ちている! 冒険者ギルドが発する数々の依頼に挑みながら、世界を混沌の勢力から救うのだ。
本作は「ゴブリンスレイヤー」の世界を舞台にしたTRPGであり、原作に登場する種族や職業を忠実に再現。駆け出し冒険者の定番任務である下水道での鼠退治から始まって、竜殺しとなって伝説の秘宝を手にするまで、あらゆる冒険に挑むことができる。もちろんゴブリン退治も!

>「ゴブリンスレイヤー TRPG」特設サイト


巨大な港を擁し、繁栄を極める港街・ランサペール。
だが、そこは善悪さまざまな勢力が入り乱れて支配権を争う魔と混沌の街でもあった。
この港街に足を踏み入れた四人。
父の仇を探す圃人の少女剣士。
吸血鬼狩りを志す交易神の女神官。
長傘と祖竜術を操る蜥蜴人の老師。
投矢銃を愛用する森人の軽薄楽士。
それぞれ境遇も目的も異なる彼らは、
この街に渦巻く邪悪な陰謀に巻き込まれ、
海底遺跡を探索し、海賊と戦い、
犯罪組織はもとより冒険者ギルドや神殿とさえも渡り合う!!
ダークファンタジーを題材とした「ゴブリンスレイヤーTRPG」に興奮とスリル満載のリプレイ登場!