藤宮周の住むマンションの隣には、学校で一番の美少女・椎名真昼が住んでいる。特に関わり合いのなかった二人だが、雨の中ずぶ濡れになった彼女に傘を貸したことから、不思議な交流が始まった。
自堕落な一人暮らしを送る周を見かねて、食事をつくり、部屋を掃除し、なにかと世話を焼く真昼。
家族の繋がりに飢え、次第に心を開いて甘えるようになる真昼と、彼女からの好意に自信を持ちきれない周。素直でないながらも二人は少しずつ距離を縮めていく……
「小説家になろう」で絶大な支持を集める、素っ気なくも可愛い隣人との甘く焦れったい恋の物語。
周のマンションの隣人でクラスメイト。学校一の美少女で、品行方正、成績優秀、いつも微笑みをたたえ、天使様と呼ばれている。家事全般が得意。
進学して一人暮らしを始めた高校一年生。家事全般が苦手で自堕落な生活を送る。友人も少なく、自己を卑下しがち。
お隣の天使様にいつの間にか
駄目人間にされていた件
もどかしく、焦れったい。
愛おしい二人の歩み寄り――
藤宮周の住むマンションの隣には、学校で一番の美少女・椎名真昼が住んでいる。特に関わり合いのなかった二人だが、雨の中ずぶ濡れになった彼女に傘を貸したことから、不思議な交流が始まった。
自堕落な一人暮らしを送る周を見かねて、食事をつくり、部屋を掃除し、なにかと世話を焼く真昼。
家族の繋がりに飢え、次第に心を開いて甘えるようになる真昼と、彼女からの好意に自信を持ちきれない周。素直でないながらも二人は少しずつ距離を縮めていく……
「小説家になろう」で絶大な支持を集める、素っ気なくも可愛い隣人との甘く焦れったい恋の物語。
お隣の天使様にいつの間にか
駄目人間にされていた件2
もどかしくも、着実に。
二人の距離は、一歩ずつ――
自堕落な一人暮らしの周あまねと、“天使様”とあだ名される学校一の美少女・真昼。関わりのなかった二人だが、ふとしたきっかけから交流が始まり、食事をともにするようになっていった。
年越しを一緒に過ごし、初詣に赴き、バレンタインの煩わしさを受け流していく日々。不器用ながらも温かい周の態度、周の両親や友人との関わりのなかで、冷え切っていた真昼の心は少しずつ溶かされつつあった……。
WEBにて絶大な支持を集める、可愛らしい隣人との甘く焦れったい恋の物語。
お隣の天使様にいつの間にか
駄目人間にされていた件3
春、新学期、縮まる距離――
「私だけのけ者なのは……いやです」
「皆さん周くんと仲良くしてるのに、私だけのけ者みたいです」
二年に進級し、同じクラスになった真昼と周。徐々に学校でも距離を近づけようとする真昼とは裏腹に、周は“天使様”への遠慮からなかなか踏み込めずにいる。
千歳らの気さくな振る舞いをきっかけに、クラスメイトたちとの間の壁も少しずつなくなりつつある真昼の姿を眺めながら、周は治りかけの古傷をそっと思い返していた……。
WEBにて絶大な支持を集める、可愛らしい隣人との甘く焦れったい恋の物語、第三弾。
お隣の天使様にいつの間にか
駄目人間にされていた件4
あなたの隣に、いたいから――
『私にとって……彼は一番大切な人ですよ』
真昼が落とした爆弾発言に騒然とする教室で、彼女の想いを計りかねる周は、真昼の隣に立つに相応しい人間になることを決意する。
容姿端麗、頭脳明晰、非の打ち所のない真昼。信頼を寄せてくれる彼女に追いつくべく、身体を鍛え、勉学に励む周。
そんな周の思惑を知ってか知らずか、真昼の方も関係性を変えようと、一歩踏み出すことを考えるようになっていた――
WEBにて絶大な支持を集める、可愛らしい隣人との甘く焦れったい恋の物語、第四弾。
お隣の天使様にいつの間にか
駄目人間にされていた件5
新しい二人の関係――
……これだけで、幸せですよ
長い両片想いを経て、新たな関係性に一歩踏み出した周と真昼。お互いに未経験のことばかりに戸惑いながら、少しずつ距離を縮めていく。
学校でも二人のことで話題は持ち切りで、辟易する周だったが、顔を上げるようになった周の姿に周囲の見方も徐々に変わっていく。一方、その様子を見た真昼は、気が気でない様子で――
そして迎えた夏休み。二人きりででかけたプール。一緒に帰省することになった周の実家。これは積み重ねていく、二人の思い出の軌跡――
可愛らしい隣人との、甘く焦れったい恋の物語。
お隣の天使様にいつの間にか
駄目人間にされていた件5.5
ふたりの過去といまを描く
シリーズ初の書下ろし短編集
自堕落な一人暮らし生活を送る高校生の藤宮周と、〝天使様”とあだ名される学校一の美少女、椎名真昼。
関わるはずのなかった隣人同士、ふとしたきっかけから、いつしか食事をともにするようになっていた。
ぶっきらぼうななかに、細やかな気遣いを見せる周と、よそ行きの仮面でない、自然な笑みを浮かべられるようになった真昼。
惹かれ合っていく二人の過去といま、そして彼らを取り巻く折々を描く書き下ろし短編集。
これは、甘くて焦れったい、恋の物語――。
お隣の天使様にいつの間にか
駄目人間にされていた件6
夏の思い出、
二人の触れ合い――
真昼の支えもあり、過去の苦い思い出と正面から向き合うことができた周。実家で真昼を可愛がる両親と、家族のぬくもりを喜ぶ真昼の姿を微笑ましく眺めながら、改めて隣にいてくれる彼女のありがたみを実感し、真昼のそばに居続ける決意と覚悟を新たにした。
夏も終わりに近づき、二人で浴衣を着て出掛けた夏祭り。少しずつ素直に気持ちを伝えあうようになった周と真昼の、夏の思い出は深まっていく――
可愛らしい隣人との、甘く焦れったい恋の物語。
お隣の天使様にいつの間にか
駄目人間にされていた件7
今更、周くんのよさに気付いたって
渡してあげません
夏休み明けの学校は、文化祭に向けて少し浮ついた空気が漂っていた。
クラスメイトは周と真昼のカップルらしい雰囲気に慣れてきたようで、生暖かく見守られている日常。
文化祭では周のクラスはメイド・執事喫茶を実施することになった。“天使様”のメイド服姿に色めき立つクラスメイトを見やりながら、真昼が衆目に晒されることに割り切れない想いを抱える周。一方、真昼は真昼で、周囲と打ち解けて女子の目にも留まるようになった周の姿に、焦燥感をかきたてられつつあった……
可愛らしい隣人との、甘くじれったい恋の物語。
お隣の天使様にいつの間にか
駄目人間にされていた件8
朝ご飯、できてますからね
「……今日は、帰らなくても、いいですか……?」
文化祭の喧騒も過ぎ去り、日常が戻ってくる。周は真昼への思いを改めて言葉にして伝え、ともに将来を誓いあった。さらにそれをかたちにしたものをプレゼントしたい周は、慣れないアルバイトを始めることにする。
一方、周の帰りを待つことになった真昼も、寂しさを抱えながらも、周への気持ちを伝えるべく密かに行動するのだった……。
これは、甘くて焦れったい、恋の物語――。
お隣の天使様にいつの間にか
駄目人間にされていた件8.5
思い出を書き留めておきたいですから
「色々と思い出を作っていきたいですから」
自堕落な一人暮らし生活を送っていた高校生の藤宮周と、“天使様”とあだ名される学校一の美少女、椎名真昼。
ふとしたきっかけから徐々に心を通わせ、いつしか惹かれ合っていき、お互いにかけがえのない相手となった二人。
かたちを変えた関係のなかで紡がれた、様々な思い出を描く、書き下ろし短編集。
これは、甘くて焦れったい、恋の物語――。
お隣の天使様にいつの間にか
駄目人間にされていた件9
……こんな日が来るなんて、
思ってもみませんでした
誕生日を迎えた周は、真昼のおかげでたくさんの変化が生まれたことを実感し、こそばゆくも幸せを噛みしめた。
真昼が生まれた日にもありったけの祝福を贈ろうと決意して、準備に奔走する日々を過ごす周。
そんな中、進路を考える時期に差し掛かった二人は、一緒に暮らす未来を思い描き、受験勉強を乗り越えようと約束するのだった。
そして待ち望んだ真昼の誕生日。特別な一日にするべく、周はとあるサプライズを用意して……。
可愛らしい隣人との、甘く焦れったい恋の物語。