GA文庫大賞TOP RUNNER
『オルキヌス 稲朽深弦の調停生活』で第1回GA文庫大賞《奨励賞》を受賞し、デビュー。『天才王子の赤字国家再生術 ~そうだ、売国しよう~』シリーズはTVアニメ化、コミカライズなどメディアミックス多数。TVアニメ『天才王子の赤字国家再生術』は2022年1月放送予定。
GA文庫大賞に応募した理由を教えてください。
当時だと珍しい評価シートの存在です。
それまでいくつかのライトノベル新人賞に投稿していたのですが、なかなか結果が出ずに悩んでいました。そこで評価シートを見れば客観的な評価が解るのでは、と思ったのが理由です。
受賞者は直接編集さんと話せるんだし必要ないでしょ?ということで、結局評価シートは貰えませんでしたが。
受賞してどんなことを思いましたか?
喜びはありましたが、驚きも強かったです。
もちろん投稿する以上は受賞を期待する気持ちはありましたが、前述の通り評価シートが最大の目的だったので、まさか通るなんて、としばらくふわふわしていたのを覚えています。
自分の作品がメディアミックスされることについての感想を教えてください。
個人的に自分の領分はあくまで小説と考えているので、メディアミックスされたものはあまり「自分の作品」という気持ちを持ってないんです。
自分が育てた木の種が、別の人の手で育てられていくのを眺めているようなイメージでしょうか。
一人のユーザーとして、向こうの木がどんな風に育つのか楽しみ、という気持ちが一番大きいですね。
GA文庫編集部の印象を教えてください。
とにかく面倒見のいいレーベルだなと。
自分は第一回で受賞して以来なかなか芽が出ず、十年ほど悪戦苦闘していました。
決して多作でも筆が速いわけでもない自分が、それほど長い間見捨てられなかったのは、ひとえにGA文庫編集部の気質と、担当編集さんの度量にあると思っています。
そしてそのお陰でアニメ化にまで至れたわけですから、本当に感謝しかありません。
継続は力なりと言いますが、自分がまだ作家でいられるのは、決して自分の力だけではないことは間違いないです。
応募者へのメッセージをお願いいたします。
作家としてデビューする道筋は、昔よりずっと増えています。
応募者の皆さんも、魂を込めて執筆すると同時に、その作品をどこに投稿するか日々思案していることでしょう。
その中でGA文庫大賞に投稿する価値があるかと問われれば、間違いなくあると自分は答えます。
作家の人生というのは、デビューして終わりではありません。そこから新たなスタートが始まるものであり、当然ながらその道のりは険しいです。時に悩みを抱えたり、情熱が空回ったりすることもあるでしょう。
しかしGA文庫編集部は、そういった道のりにきちんと寄り添ってくれる人達が集まっています。そんな編集さんをパートナーにすることで、皆さんは作家としてより確かな一歩を踏み出せるはずです。
そしてGA文庫編集部もまた、そんな皆さんの熱意ある作品を待ち望んでいます。
この両輪が出会い、素晴らしい作品が産まれることが、同じ新人賞出身として、そして未来の一読者として、心から楽しみです。
- 第1回
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逢空万太 受賞作「這いよれ!ニャル子さん」 月島雅也 受賞作「Re:SET 想いと願いのカナタ」 海堂 崇 受賞作「りーち☆えんげーじ!―子孫繁栄!国立栄華学園中等部―」 葵 東 受賞作「魔法の材料ございます ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚」 明月千里 受賞作「月見月理解の探偵殺人」 あわむら赤光 受賞作「無限のリンケージ―デュアルナイト―」 小松遊木 受賞作「ノブレス・オブリージュ~茅森楠葉の覚悟~」 十目一八 受賞作「理の守護神さま。一.黒使の少女・龍方時雨」 鳥羽 徹 受賞作「オルキヌス 稲朽深弦の調停生活」 速水秋水 受賞作「純愛を探せ!」 むらさきゆきや 受賞作「ゆうれいなんか見えない!」 - 第2回
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海空りく 受賞作「断罪のイクシード―白き魔女は放課後とともに―」 裕時悠示 受賞作「踊る星降るレネシクル」 九辺ケンジ 受賞作「ふぁみまっ!」 冬木冬樹 受賞作「かんなぎ家へようこそ!」 - 第3回
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望 公太 受賞作「Happy Death Day 自殺屋ヨミジと殺人鬼ドリアン」 夏希のたね 受賞作「あやかしマニアックス!」 笠原曠野 受賞作「ブラパン!」 火海坂 猫 受賞作「彼と人喰いの日常」 中谷栄太 受賞作「おとーさんといっしょ! 少女とメガネとハイペリオン」 初美陽一 受賞作「優等生以上、フリョー未満な俺ら。」 森田陽一 受賞作「双子と幼なじみの四人殺し」 すーた 受賞作「赤い髪のエデンと暗闇のルー・ヴァルハラ」 高木幸一 受賞作「俺はまだ恋に落ちていない」 花花まろん 受賞作「声優のたまごが、俺の彼女だったようです。~ぱんつの中身は大事です!~」 守 紳次 受賞作「異郷のおまえら」 - 第4回
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大森藤ノ 受賞作「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」 七条 剛 受賞作「うちの居候が世界を掌握している!」 一之瀬六樹 受賞作「男子高校生のハレルヤ!」 桂木たづみ 受賞作「しきもんつかいはヒミツの柊さん」 啓都正光 受賞作「あの旗を立てるのは貴方」 長物 守 受賞作「木崎くんと呼ばないで!」 葉月 双 受賞作「空に欠けた旋律<メロディ>」 浅城爪牙 受賞作「B'st」 - 第5回
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アダチアタル 受賞作「ジンクスゲーム」 有賀一善 受賞作「装甲少女はお好きですか? そうです!フォルムとか最高です!」 天乃聖樹 受賞作「ごはん食べたい!―なんでもしますから?―」 稲波 翔 受賞作「マネー&ウィズダム―美少女商会の異邦人―」 数原 文 受賞作「聖人君子のラブコメディ」 霜野おつかい 受賞作「魔王と姫と叡智の書」 秋堂カオル 受賞作「神託学園の超越者<トランセンダー>」 - 第6回
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北川まんた 受賞作「ガンソード.EXE―異能の騎士と忘却の少女―」 千羽十訊 受賞作「神楽剣舞のエアリアル」 空上タツタ 受賞作「路地裏バトルプリンセス」 御子神 零 受賞作「少年給魔師と恋する乙女」 西表 洋 受賞作「異世界ラ皇の探求者 01.精霊王女はツルツルです!」 千歳 綾 受賞作「未来/珈琲 彼女の恋。」 広岡威吹 受賞作「魔王子グレイの勇者生活(チートライフ)」 雪川 轍 受賞作「クロスワールド・スクランブル」 - 第7回
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尾地 雫 受賞作「イレギュラーズ・リベリオン 1.王者の紋章」 春原 煙 受賞作「サ法使いの師匠ちゃん」 美高ヒロ 受賞作「百億の金貨と転生者」 井上 樹 受賞作「あやかし露天商 ティキタカ」 嶋 志摩 受賞作「0.2ルクスの魔法の下で」 三萩せんや 受賞作「一刀両断のアンバー・キス」 柚本悠斗 受賞作「姉(かのじょ)と妹(カノジョ)の下着事情。」 - 第8回
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機村械人 受賞作「そのオーク、前世(もと)ヤクザにて」 サトウとシオ 受賞作「たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語」 菱川さかく 受賞作「ギャンブル・ウィッチ・キングダム」 徒埜けんしん 受賞作「月とうさぎのフォークロア。St.1 月のない夜、あるいは悩めるうさぎ。」 中村ヒロ 受賞作「暴血覚醒《ブライト・ブラッド》」 西島ふみかる 受賞作「フィクション・ブレイカーズ」 山貝エビス 受賞作「デボネア・リアル・エステート 傭兵は剣を抜き、ハイエルフは土地を転がす。」 - 第9回
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串木野たんぼ 受賞作「キングメイカー! ―戦野の隅の大英雄―」 西乃リョウ 受賞作「魔人の少女を救うもの Goodbye to Fate」 山和 平 受賞作「デーモンロード・ニュービー ~VRMMO世界の生産職魔王~」 朝日乃ケイ 受賞作「魔法使いにはさせませんよ!」 冬空こうじ 受賞作「勇者保険のご加入はブレイヴカンパニーへ!」 麻中郷矢 受賞作「君と夏と、約束と。」 - 第10回
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岩柄イズカ 受賞作「最果ての魔法使い」 只木ミロ 受賞作「スクランブル・イレギュラー 悪魔使いと6つの異常(エラー) 」 坂井水城 受賞作「剣と魔法と幻想典」 之雪 受賞作「魔王バトルロイヤル 魔力ゼロでも最強魔王になれますか?」 山下泰昌 受賞作「bella peregrina. カワイイ天狼の育てかた。」 - 第11回
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佐藤真登 受賞作「処刑少女の生きる道 ―そして、彼女は甦る―」 小林湖底 受賞作「ひきこまり吸血姫の悶々」 阿樹 翔 受賞作「城なし城主の英雄譚 彼女のファイアボールが当たらない!」 有澤 有 受賞作「帝国の勇者 世界より少女を守りたい、と“まがいもの”は叫んだ」 高町 京 受賞作「小泉花音は自重しない 美少女助手の甘デレ事情と現代異能事件録」 筑紫一明 受賞作「竜と祭礼 ―魔法杖職人の見地から―」 徳山銀次郎 受賞作「【配信中】女神チャンネル! え、これ売名ですの!?」 - 第12回
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宇佐楢春 受賞作「忘れえぬ魔女の物語」 小田一文 受賞作「貴サークルは“救世主”に配置されました」 蒼機 純 受賞作「その商人の弟子、剣につき」 アマサカナタ 受賞作「竜歌の巫女と二度目の誓い」 西山暁之亮 受賞作「カンスト村のご隠居デーモンさん ~全てが終わったあとのスローライフ譚~」 りんごかげき 受賞作「俺とコイツの推しはサイコーにカワイイ!」 - 第13回
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神田暁一郎 受賞作「ただ制服を着てるだけ」 紺野千昭 受賞作「ダンジョン・ウォーカー ~とある救助屋の冒険日誌。または、剣も魔法もチート能力もないタイプのダンジョン攻略譚~」 山藤豪太 受賞作「コロウの空戦日記」 有丈ほえる 受賞作「ブービージョッキー!!」 冬坂右折 受賞作「恋食らいのシュガースパイス」 相崎壁際 受賞作「どうか俺を放っておいてくれ なぜかぼっちの終わった高校生活を彼女が変えようとしてくる」