「狐印イラストレーションズ」が電子書籍になります!
うー! にゃー!
ということでいよいよ4月9日から放送開始となるアニメ「這いよれ! ニャル子さん」ですが、PVで流れる主題歌のインパクトがあまりにも強すぎて編集部はご覧の有り様だよ! うーといえばにゃー! ウーといえばウルトラマンに出てきた雪男的怪獣!
あと、もなさんは「うー!」と「にゃー!」だけで私にメールを送って来るのはマジやめてくださいね。ほんとに意味不明ですから。あとで職員室に来なさい。体育館裏でもOK。
ともあれ、皆様アニメの方ぜひぜひご覧ください~! ほんっとうに! ほんっとうに! ぬるぬる動いてますから~~!
放送情報、イベント情報など、詳しくはアニメ公式HPでチェックしてくださいませ!
そしてアニメ放送開始に合わせて昨年3月に発売になった「狐印イラストレーションズ」を電子書籍として配信しちゃいます!
その名も「狐印イラストレーションズ Special」!(ばばん!)
「狐印イラストレーションズ」には未収録だった「這いよれ! ニャル子さん」7~9巻のカラーイラストはもちろん、GA文庫マガジンやドラマCDなどに描き下ろされたニャル子のカラーイラストも満載です。
ぶっちゃけ、この世に存在するニャル子のカラーイラストはすべて洩らさず収録しています! ぜひぜひご覧ください~。(※ちなみにモノクロイラストは入っておりませんのであしからず)
オールカラー106ページで、お値段は800円! 超お得ですョ!
そして気になる配信ですが、4月12日を目指して現在絶賛作業中!
しかもしかもしかも、配信開始から一週間はキャンペーン価格500円になる、かも!?
なお電子書籍販売サイト一覧はこちらでご覧いただけます~。
※文中の価格は希望小売価格です。iOS、Androidなどストアによって価格は異なりますので、ご購入の際はご確認ください。
「あやかしマニアックス!」特設HPオープン!
今月15日に発売となりました「あやかしマニアックス!(著:夏希のたね イラスト:犬洞あん)」、もうお読みいただけたでしょうか?
本作は高校生退魔士・影森和樹くんのさまざまな奮闘(主にラブコメ的なのと、変態妖怪的なのと、メリーさん的なの!)が繰り広げられるノンストップ悶絶ラブコメであります!
夏希のたねさんのテンポのよい文章と、犬洞あんさんの可愛いイラストが絶妙なマッチングで面白さ保証付きですよ~。
さて、そんな「あやかしマニアックス!」の特設HPが本日オープンいたしました!

こちらからあらすじ、各キャラ紹介などがチェックできますので、ぜひご覧下さいませ!
もちろん試し読み版もご用意させていただいておりますので、実際に中身をお読みいただけます! そして気に入ったらノンストップでの御購入をぜひよろしくお願いいたします~!
また特設HPのみでダウンロードできる亜璃紗とヒカリの可愛い壁紙もぜひぜひお持ち帰りくださいね!
皆様のお越しをお待ちしております~!
情報遮断の効用
若いうちはどんどん新しいことを吸収していくべきだと思いますけど、ある程度の歳になったら、逆に情報を遮断して自分の中に何があるのか見つめてみるのも良いのではないでしょうか。
最近そんなことをつらつらと考えています。
たとえば映画が観たいな、と思ったとします。
その気になれば今は映画館でも、テレビでも、CATVでも、ネットでも、レンタルでも、それはもう簡単には数えられないぐらいたくさんの作品が観られる環境が整っています。多すぎて逆に困るぐらいです。
そんなとき、その膨大なラインナップを前に右往左往するより、目を瞑って心を落ち着け、自分の中を探ってみるのです。
しばらくすると、「そういえば学生時代、ヤン・シュヴァンクマイエルにはまったことがあったなあ……」と不意に思い当たったりします。
これはほんの10分前までは考えもしなかった、思いがけないことです。
そうしてもう一度そのラインナップをよく見てみると、某映画専門チャンネルでちょうど「ヤン・シュヴァンクマイエル特集」をやっていたりして……!(※こういうプチ・シンクロニシティに出会うとちょっと幸せな気分になりますね)
余談ながらヤン・シュヴァンクマイエルの「フード」「闇・光・闇」は今観ても最高ですね!
また、なぜ自分はヤン・シュワンクマイエルが好きなのか、どこに魅かれているのか、その面白さの本質はなんなのかなどなど、当時とはまた違った視点でいろいろと考えることができるのも楽しいですね。
結局情報を入れてばっかりだと、自分の中に堆積したものが、本当にただ堆積していくだけなんで、もっと自分の中を掘り起こしていくのも良いと思うんですね。
自分の中に堆積したものを、発酵・熟成させてこそ「情報を自分のものにした」と言えると思うんです。つまり情報を入れっぱなしにしない。
みなさんもちょっと立ち止まって自分の中を見つめてみると、そこにちょうど収穫時のものや、熟成されたもの、そして掘り出し物があるかもしれませんよ。
そして、こうした作業が洗練されたものが、いわゆる禅とか瞑想とか祈りとか内観とかいった類のものになっていくのではないかなあ……とも最近ぼんやり思っています。
最新の作品・流行をおっかけるのももちろん大事だと思いますが、たまには立ち止まって「結局何が面白いのか」ということを、自分の中に蓄積したものを眺めながら、じっくり考えてみるのも楽しいんじゃないでしょうか。
情報の洪水に流されがちな自分に対しての、自戒もこめて。
GA文庫作品の試し読み体験版をまとめてご覧いただけます!
やっと涼しくなってきて、ようやく過ごしやすくなって来た今日この頃。……と思ったら今度は前日との気温差が10度近くあったりするじゃないですか!? 何、このいじめ!? なんなの、エルニーニョ、バカなの? 死ぬの?
ということで編集部には静かに風邪が蔓延しつつあるのでした……(死亡フラグ)。
それはともかく皆さん、ラノベを買うときに「うーん、こういうの興味はあるんだけど、買うのはちょっと迷うなあ……」とか「この著者さん(orイラストレーターさん)好きなんだけど、実際のお話はどんな感じなんだろうなー……?」ということはありませんか?
そんなときはお近くの書店で手にとって中身を見ていただくのが一番良いんですが、ご多忙の方や、近くにラノベが置いてある書店がない! という方もいらっしゃると思います。
そんな方に朗報です!
現在試し読みができるGA文庫作品をまとめたページが本日オープンいたしました!

発売日順、作品名順、著者名順でリスト化されていますので、ぜひ興味のあるタイトルを試し読みしてみてくださいね。そして気に入られましたら、そのまま購入ボタンをぽちっとな! きっとそれでみんな幸せになれますYO!
真面目な話、ラノベは中身を読んでいただいてナンボですので、以前から気になっていた作品がありましたら、ぜひぜひ試し読みをしていただければと思います~。よろしくお願いいたします!
カントクイラストレーションズ、まもなく発売です!
ゲーマガで連載されていた「神曲奏界ポリフォニカ エイフォニック・ソングバード(著:榊一郎 イラスト:カントク)」のイラストをすべて収録した「カントクイラストレーションズ ―神曲奏界ポリフォニカ エイフォニック・ソングバード―」が22日頃発売となります!

こちらにはカントクさんの美麗なイラストはもちろん、読み応えたっぷりのインタビューや、CG講座などの企画モノも多数収録されております~。なお収録されたイラストすべてにカントクさん直々にコメントをつけていただいておりますよ! ファン必見です!

ゲストイラストコーナーには神奈月昇さん、鶴崎貴大さん、えれっとさんが登場! 一味ちがったウリルやメイゼルの魅力に酔いしれて下さいね!
そして榊先生書き下ろし短編「神曲奏界ポリフォニカ エイフォニック・ソングバード『minnesang』」も特別収録! ウリルにまさかの結婚話が持ち上がって……!? もちろんイラストもカントクさん描き下ろしです!

またアニメイト限定版は、描き下ろしイラストのBOX仕様で、カントクさんのラフ画を集めた小冊子もついてきちゃいます!

こちらで少しだけ試し読みができますので、内容をチェックの上、ぜひぜひお買い求め下さい!
ウリルが! メイゼルが! コーネリアが! 貴方を待ってますー!
「Happy Death Day」特設ページオープン!
現在好評発売中の第3回GA文庫大賞優秀賞受賞作「Happy Death Day 自殺屋ヨミジと殺人鬼ドリアン」、もうお読みいただけましたでしょうか?
自殺がテーマのはずなのに……読み終わるとなぜか名状しがたい清清しさを感じるという不思議な物語。晩杯あきらさんの魅力あふれるイラストとともに、最高に楽しめる作品となっております! ぜひぜひお試しあれ!
そんな「Happy Death Day」を特集したホームページが本日オープン!

あらすじやキャラ紹介はもちろん、ここだけでDLできる特別壁紙もご用意させていただいておりますので、ぜひご覧になってくださいませ~。
そしてまずは体験版を読んでみてください! これでHDDの魅力が必ずやおわかりになっていただけるはず……!
人生にとどめを刺す自殺系青春エンタテインメント、今、ブロウアップ!!
ほのぼの編集部日記
■8月xx日
地元の花火大会に家族でGO! 存分に夏の空気を味わいました! やっぱり夏は花火ですねぇ。いいですねぇ。
ちなみに我々は行かなかったんですが、熊谷の花火大会ではこんな大変なことがあったそうで……。
再開する、というところに果てしないガッツを感じます。GJ!
■8月xx日
EeePC逝く……。
長らく外での原稿読み書きに活躍してくれていたEeePCがお亡くなりになりました。これで一体何百本の原稿を読んだことやら……。よく頑張ってくれたね、お前……。
と、感傷に浸っていてもしょうがないので、新しいマシンを調達!
今度はSHARPのNetwalkerにしてみました! 小さい! 軽い! 液晶きれい!
……でも1週間で壊れたので速攻返品しました……。
さて。
どうするかなあ、新マシン……。
なるべく軽くてバッテリーの持ちが良くてブラインドタッチできるキーピッチのがいいんだけど……(無理)。
■8月xx日
「カントク イラストレーションズ -神曲奏界ポリフォニカ エイフォニック・ソングバード- 」入稿すべて完了しました! ということで9月22日に無事発売となります~。皆様お待たせいたしました!(※特に御予約いただいてお客様、長らくお待たせして本当に申し訳ありませんでした!!)
詳細記事はまた後日アップさせていただきますので、ぜひぜひよろしくお願いいたしますー!
エイフォニック・ソングバードのイラストはもちろん、CG講座やインタビューなど、カントクさんに魅力がたっぷり詰まった1冊となっておりますよ!
「あるいは現在進行形の黒歴史5 ―(堕)天使たちの夏休み―」まもなく発売! &特設HPオープンのお知らせ!
「あるいは現在進行形の黒歴史5 ―(堕)天使たちの夏休み―」がまもなく発売となります!(※今月はお盆進行のため、早いところではもうすでに売っていますが……)

今回はシリーズ初の短編集ということで、それぞれのキャラにスポットが当たっています! ですので、どのA.N.G.が好きな人でもばっちり楽しめますよ~!(※もちろんデコ好きさんにもね!)
また物語もちょうど大きな節目を迎えているところですので、今なら1~5巻イッキ読みがオススメです! みんな4巻の最後で一緒に「ええぇぇぇ~~~まじでええぇぇぇ!?」って言おう!(笑)
また「あるいは現在進行形の黒歴史」シリーズをわかりやすくご紹介した特設HPも5巻発売に合わせてオープンさせていただきました!

こちらではなんと1巻が100ページ以上も無料で立ち読みできます! 5巻に収録されている短編「この二人きりの世界で」はなんとまるごとすべて読むことができますのでぜひぜひお立ち寄りくださいませ!
「戦塵外史 六 双帝興亡記」まもなく発売です!
戦塵外史シリーズ最終巻となる「戦塵外史 六 双帝興亡記」が、8月15日頃に発売となります!

追放された前皇帝アイーシア、そして現皇帝のヴァルキール……。この2人の兄妹をめぐる壮大な物語が400ページ超えのボリュームで展開されます。さまざまな運命が絡み合い、権謀術数が渦巻く苛烈な世界を生き抜く人々の姿が、これでもか! という臨場感をもって胸に迫ってきます。切れ味鋭い花田節も健在で、いつものように読み応えもばっちりですよ!
と、ここで、シリーズ完結を記念して戦塵外史シリーズの「編集T的見どころ」をご紹介させていただきたいと思います。拙稿で少しでもこのシリーズに興味を持っていただければ望外の喜びであります。
戦塵外史シリーズは「架空の大陸」を舞台にした、いわゆる「架空歴史物」「架空戦記物」と呼ばれるジャンルにカテゴライズされる作品です。
基本的に1冊1冊で物語が完結していますので、どの巻から読んでも存分に楽しめます。もちろんシリーズを通して読んでいただくと、思わぬところで思わぬキャラが思わぬ活躍を見せてくれたりしますので、三倍も四倍も楽しめること間違いなしです。
ある巻で八面六臂の活躍を見せた戦士が、別の巻ではすでに「伝説上の人物」になっていたりと、壮大な歴史を感じさせてくれる作りになっているのもこのシリーズの魅力のひとつですね。

記念すべきシリーズ第一作!
この巻の見どころはなんといっても「ダリウスの破天荒な魅力」に尽きます! なにせたったの五人で国取りをしようとするんですから、この御方は……。
でも普通なら絶対不可能に見えるこの一大事業を、桁外れの強さと、思いもよらぬ奇策でモノにしていってしまう過程は目を奪われること必定です!

一巻と趣きを変えてこちらは短編集。
六巻のあとがきで花田先生も書いていらっしゃるように、短編集である二巻・四巻はその読みやすさからいっても戦塵外史シリーズの入り口として最適かもしれません。
登場する人物も時の皇帝から、老傭兵、市井の人々まで実に多種多彩。
しかしどのキャラもほんとに魅力的なんですよね!
いずれの短編もオススメなんですが、個人的には表題作ともなっている「八の弓、死鳥の矢」が一押しです! 特に六巻にも登場しているアイーシアと、八の弓の男が対峙するシーンなど、かっこよすぎて鳥肌がたちますよ! ぜひ!

密偵ディークと遊女セシリアは、湖上に浮かぶ冷たい月の許で出会った……。
戦乱の世に密かに咲いた恋の花。しかし大帝国カルディアと、ゼツニア、ルマイラ、ジェラルスタンの三国との闘いはいよいよ苛烈を極め、彼らもその時代の潮流に呑み込まれていくのではあった……。
運命に翻弄されながらもしっかりと時代を生き抜いた人々を、いつもの花田節で魅せてくれます! スケールの大きい話をじっくりと読みたい人向けですね。

こちらも二巻と同じく短編集です。
収められた八本の短編、どれにもついても語りたいことはいっぱいあるんですが、それを始めるときりがないのでやめておきます。ただひとつ言えるのは、どの短編にも「生きた人間」がありありと描かれている、ということですね。
そして362ページの最後の一行。363ページの挿絵とあわせて、私、自分で組版しながら震えました……! そのぐらいすごいシーンです。このすごさ、ぜひ「目撃」していただきたいですね!

物言わぬ傭兵と奇妙な逃避行を続ける10歳の少女。
これまでのシリーズとはちょっと毛色の変わった物語ですが、そこはさすがに花田先生! いつも通り最後までぐいぐいと物語に引き込んでくれます、読ませてくれます!
こちらも256ページの印象的なシーンがたまらないんですが……これ以上語るのも野暮なのでお口にチャックです。ぜひぜひ読んでみてください!
戦塵外史シリーズは、お世辞にも「ライト」な「ノベル」とは言えませんが、たまにこうした「がっつり系」の物語もぜひぜひ読んでいただきたいです。これまで見えてこなかった世界が見えてくる、という物語を読む上での「根幹的な喜び」を呼び覚ましてくれるパワーが、この戦塵外史シリーズには、確実にありますので……。
全身全霊を込めて、オススメさせていただきます!
編集Tのほのぼの編集部日記
■7月xx日
サイフを~♪ 忘れて~♪ 愉快な編・集・T・さ・ん★
……ということで財布を忘れたので取りに戻るの巻でございますよ。
ぶっちゃけ、Suicaがあればバスにも電車にも乗れるので、途中まで財布がないことにまったく気がついてませんでしたっ! わはははは!(便利すぎるのも考えもんだね!)
でも、まあ、その間もノートPCで原稿読めるし、メールも普通にとれるんで仕事的にはまったく困らなかったわけですが……(こっちも便利すぎるのは考えもんだね! どこでも仕事できるのいくない!)
……あれ? よく考えたら コンビニで買い物もできるし、財布取りに戻らずにSuicaで1日過ごせば良かったんじゃ……?
いや、そんなバカな気のせいだよ気のせいあはははは……。
■7月xx日
引越して入居した新しいビルはなぜだか、12時と13時と17時と18時に、チャイムとチャイムとチャイムと「蛍の光」が、それぞれ流れます。なんか(はるか昔に過ぎ去りし)学生時代などを思い出しますな……。
今と昔が違うのは、チャイムが鳴ると「ひゃっほー、授業終わり! 放課後だぜ、自由だぜ!」だった学生時代に対し、「えー!? もう17時!? まだ何も全然終わってないんですけど!!」となるあたりですかね……(悲しい現実だ……)
ちなみにこの次の叫びは「えーっ!? もう終電ー!?」です。
■7月xx日
新人さん、さらに一人追加!
いやあ、若いって素晴らしい。本当に素晴らしい。
某カバーデザインの打ち合わせの席でのパンツにかけるまいぞーくんのリビドーには思わずドン引き……じゃなかった、自分の忘れていた「大切な何か」を思い出させてもらいましたよ!「忘れていた大切な何か」ってゆーか、「忘れるべきだった大切な何か」というか、まあごにょごにょ……。
……まあ、そんなことはともかくこれからもぜひ頑張っていただきたいところ! おもに「俺が楽できるようになればいいや」的な意味で(←うそ! うそだかんね! まじで頑張ってね!)
■7月xx日
Windowsのクリーンインストール再び……。
こうしてみると、今までの人生の1%ぐらいは確実に「OSの入れ替え」や「マシントラブルの対応」に消費されている気がする……。まさに人生の無駄遣い……。
こんな苦労がなかった、OSが64KBに収まっていた8bitの時代が懐かしいですわ!
■7月xx日
連日最高気温33~36度でぐんにょりしてたら、台風が去った後いきなり22度って……。
この温度差コンボはさすがに身体にこたえる……っ!
■7月xx日
とある画集の制作準備中。
……みんな、10年分の原稿をまとめて見たことってあるかい? ラフとか含め、1万枚余裕で超えてるんだぜ……! ファイルサイズの総計が500GB以上あるんだぜ……!
その10年分の原稿をまとめつつ、やっぱりKさんすごいわ、と改めて驚嘆することしきり。人に歴史あり、ですな。
しかしデジタルの時代に生まれて本当によかったです。この作業をアナログの、紙の原稿でやらなければならないとしたらほぼ確実に爆死してますから、ね。
原稿だけで部屋埋まるわ……。
■7月xx日
へんしうちょうに教えてもらったこの曲のフレーズが頭から離れない……。なんという罠だ……。
編集Tのほのぼの編集部日記
■6月xx日
第4回GA文庫大賞前期への多数のご応募ありがとうございます!
皆様が紡いでくださった物語、一作一作楽しみに、大切に読み込ませていただきますー!
■6月xx日
最近Ustreamで作画配信をされるイラストレーターさん、増えましたね!
私もこういうの結構好きなので、いろんなイラストレーターさんの作画配信をこっそり拝見させていただいています。その人その人によって、描き方も制作環境も全然違うのでいろいろ勉強になることが多いですね~。
あと拝見していて思うのは、配信の仕方にもそれぞれの方のポリシーがにじみ出ていて面白いということですね。
ひたすら無音で作画画面だけ配信する職人肌な人。
BGMとお喋りでラジオ番組風に配信する人。
べしゃりがやたら立っていて、Ustream見てる人が誰も絵を見ておらず、話しか聞いていないという人(笑)。 ← 個人的にはこれが一番スキ
ほんと人それぞれです。
こんな感じで、作家さんの執筆生配信とかもあると面白いかも……。でもイラストはともかく、文章はやっぱり無理ですかね?
■6月xx日
編集部に新キャラ参入の巻。
ちなみに来月にもまた一人新キャラが増える予定とか。
これはこっちもキャラ立てていかないと埋もれてしまう! 頑張らねば!(←そこ?)
■6月xx日
引越しなう。
……今回も前回同様、最後の1日で強引に箱詰めを終えるワタクシ。
なんかいろいろ忘れてるような気がするけど気にしない。気にしたら負け。
親はなくとも子は育つ、か?
両親は大体いません。
あ、ラノベの話ですよ?
主人公の両親は海外に長期滞在しなければならなかったり、あるいは長期不在にならざるを得ない仕事に就いていたり、何をしているのかよく判らないけどとにかく留守がちだったり、作家や漫画家だったりして主人公とまったく生活サイクルが合わず、結果的にほとんど顔を会わせなかったりなどします。
ちょっとまともなところでは、遠くの学校に進学した主人公が一人暮らしの状態だったり、どこかで修行しなければならなくなった主人公が親許を離れなければならなくなったり、あるいはすでに死別していたりします。
変わったところでは、17回目の新婚旅行中だったりとかもしますね。
なかには両親が子供になってしまったので、主人公がそれを育てなくてはいけなくなった……という話もありましたが、これは両親不在なんだかどうだかよく判りませんw
とにかく両親は大体いません。
なぜでしょう?
端的に言うと、まあ「邪魔」だからですね。
大体両親は、あれをしてはいけない、これをしてはいけない、という主人公の行動に対する抑止力として働きますから、主人公の行動に制約がつくんですね。わりとリアルな。
これを物語作りの障壁と感じる作者さんが、あらかじめそれを排除しているため、ラノベに両親不在設定が多いのではないかと思います(※もちろん制約を活かして物語を作る、という方向性もあります)。
若い作家さんであれば「ラノベの中でぐらい両親の束縛から解放されたい」という無意識下での願望があるかもしれません。
しかし「邪魔だから排除する」というのは、ある意味まだ健全です。それは両親を、「邪魔になるほど力のある存在だ」と認めていることの裏返しだからです。
最近の投稿作を読んでいると、「両親がまったく出てこない」「いるんだかいないんだかも判らない」という作品に結構な確率で出会います。
いるんだけどほとんど描写されない、あるいはまったく触れられない。ほぼ空気。
つまり「両親の存在」が作者の関心の外にあるわけですね。
ほんの一昔前はいわゆる「父親殺し」「母親殺し」はわりと普通のテーマでしたから、こうした傾向はちょっと隔世の感がありますね(※あ、この場合の「●●殺し」は本当に殺すわけじゃなくて、いわゆるエディプスコンプレックス・エレクトラコンプレックスという意味ですよ)。
そういう意味ではラノベに登場する「親」という存在に注目してみると、今の世の中がちょっと透けて見えてくるかもしれませんね。
……えぇと、特に面白い結論はありませんよ。原稿読みをしながらの、最近の私の単なる雑感なんで!
★追記
ふと思いましたが「あの花」や「まどマギ」では親の存在はちゃんとしていましたし、その果たす役割もしっかりありましたね。「あの花」のお墓参りのシーンや、「まどマギ」でまどかの母がお酒を飲んで愚痴(弱音?)を口にするシーンとか、ぐっとくるものがありましたし。それを考えると別の潮流もきちんと動いてるってことなのかもしれませんね。
編集Tのほのぼの編集部日記
■5月xx日
新PCのセットアップをする。
何しろ今のメインPCは創刊前から使っているDELLの年代物で、さすがにマシンスペック的に辛いものがあるのですよ……。
Windowsのウィンドウ描いてる様子がじっくり見られるとかないから! InDesignでルビ1個振るのに10秒かかるとか有り得ないから!! 一事が万事そんな感じだから!
そんな状況から脱却すべく、黙々とセットアップなのです。しかしアプリのインストールとか、データの移行とか何度やってもめんどいなあ……。
ほぼ半日かけて環境移行終了。
やっぱり速い! そうだよ、やっぱりCPUは最新でないとね! Photoshopの立ち上げも一瞬だよ! これで、これまでの10倍くらい仕事できる!!(※錯覚です)
まあ、それは大げさとしてもさくさく動くPCがあるだけで、かなりのストレスが軽減される気がします。やっぱり環境って大事ですね。これであと5年は闘える……!
そうそう、そういえば新PCのセットアップを始めた瞬間、「くっくっく……人柱が動き始めたか……」というえむもとさんの呟きが聞こえたような気がしましたが、気のせいですよね? だってえむもとさんの新PCはもう2ヶ月もダンボールに入りっぱなしなんですもの……!
■5月xx日
体中がバキバキなので整体へ。
頚椎の1番と6番がガチガチでやばいと言われたんですが、具体的にはどう対処すればいいんでしょうか? 1番と6番を新品に交換するわけにはいかないですかね……。
やはり機械の身体を求めてメーテルと旅をしなければいけないのか……。
■5月xx日
一人編集部。
それは何かのタイミングで他の編集部員が全員出払ってしまい、編集部にただ一人ぽつんと取り残される状態。
しかし。
しかし、これがなんというか「わははは、この編集部はもらった! すべては我が手に!」という気分にもなったりするんですな! 俺の手の上で踊れGA文庫! 的な?
……まあ、現実は外線・内線の応対、宅急便の受領など、全部一人でやらなければならなくなるので単に忙しくなるだけなんですけどね……(悲哀)
■5月xx日
都内某所で第3回GA文庫大賞授賞パーティー開催。
今回は11人の新人作家さんが誕生されました。皆様のご活躍を心より期待しております! ともに頑張ってまいりましょう!
ちなみに受賞作ですでに刊行されている「おとーさんといっしょ! 少女とメガネとハイペリオン」はこちらで試し読みができますよ!
そして当日まで知らなかったのですが、実は第1回&第2回受賞の新人賞受賞者さんから第3回の新人賞受賞者の皆さんに心温まるプレゼントが用意されていたそうで……! くー、この心憎い演出! さすがですな!
そして例によって懇親会で飲み過ぎたりして○○○が●●●だったり、△△△が▲▲▲だったりしたのですが……。まあ、今日だけってことで許してください、サーセン!
そして一夜明けた今、前頚骨筋が猛烈に痛いのです……もう歳だなあ……。
■5月xx日
あまりの暑さに耐えかね、USBのミニ扇風機を購入。
これでこの夏は乗り切れるはず……! はずさ!
■5月xx日
資料漁り。
そこでたまたま発見したのが「今様見立 士農工商」。実はこれ、男性キャラも全部女性キャラとして描いてあるんですね(※江戸時代の作品だから「キャラ」とは言わんでしょうけどw)
……はっ!? これって今で言うところの「男キャラの美少女化」!? ってことは「美少女化」は江戸時代から脈々と受け継がれてきた日本人のDNAってこと!?
という妄想が駆け巡った休日の午後でした。深く考えるな。
■5月25日
BUNBUNさんが作画配信しつつリアルタイムで描かれるマティア&マナガを見ながらうっとり。
そうです、大迫さんが亡くなってから今日でちょうど1年なんですね……。
作画配信を見つつ、そして出来上がったイラストを見つめつつ、またそれに対する読者の皆様の反応を読みつつ……こうして長い間愛される作品というのは幸せなものだなあ、としみじみ感じ入りました。微力ながらその一助となれたことは今になっても嬉しいことです。久しぶりに見るマティアとマナガもあの頃と変わらず凛としていて素敵ですしね!
きっと天国から見ている大迫さんも喜んでらっしゃるんじゃないかな……!
初めて自転車に乗れたのはいつですか?
最近子供の自転車の練習に付き合っています。
この前ようやく補助輪が取れて、今、よろよろしながらもなんとか自分でペダルを漕いでいる段階です。
子「ちゃんと支えててね、放しちゃだめだからね!」
私「大丈夫、ちゃんと支えてるって」
子「絶対だからね! 絶対だからね!」
私「わかってるわかってる。大丈夫大丈夫」(←そっと手を放す)
子「ちゃんと支えてくれないとまた転んじゃうんだからね!」
私「わかってる、わかってるって」(←自分だけで自転車に乗っていると自覚していない子供を見ながらニヤニヤ)
↑練習の過程でこんなベタイベントもちゃんとやりましたよ!
こうしてなんとか自転車に乗れるようになった子供ですが、やはり「今まで出来なかったことが出来るようになる」というのは感動がありますね。こう、なんか、ぐっとくるものがあるというか。
思い返してみると自分にも、今、当たり前に出来ているけど昔は憧れていたことって結構あることに気がつかされますね。
たとえば、ブラインドタッチ。
この原稿を書いているときも当たり前のようにやってますが、小学生の頃はブラインドタッチできる中学生のお兄さん(※そう、中学生は「お兄さん」でした!)を尊敬の眼差しで見つめていたことを昨日のことのように思い出したりしますし……。
そう考えると、「当たり前になってしまったかつてはすごいコトだったコト」っていうのは結構多いんじゃないでしょうか。
たまにはそういったことを思い出しつつ、最初に出来るようになったときの「きらめき」を思い起こすのもいいんじゃないかあ、と思ったりします。特に「創作」には良い効用をもたらすんじゃないでしょうか。
ときには、
最初の「ときめき」覚えてる?
って、自分に問いかけるのは、アリかもしれませんね。
「あるいは現在進行形の黒歴史」4巻は5月15日頃発売です!

編集Tのほのぼの編集部日記
■4月xx日
GA文庫編集部の所在地は港区赤坂。
ですので、他の場所では見られない、赤坂ならでは光景が結構あったりします。
●「外―XXXXXXX」というナンバープレートを良く見かける。
最初は「これ、なんだろう?」と思ってましたが、この「外―XXXXXXX」というのは大使館の車にだけ与えられるナンバープレートなんですね。地図を見ると判るんですが、赤坂にはそれはそれは大使館が多いです。
ということで他の地区ではめずらしいであろう「外―XXXXXXX」も結構頻繁に目撃できるというわけです。まあ、見たから何があるってわけじゃないんですけどねw
●普通に芸能人とすれ違う。
TBSのそばということもあって、わりと普通に芸能人のかたとすれ違ったりします。みなさん、わりあい普段はノーガードで行動してらっしゃるんですね。何気に買い物をしていると、レジに意外な有名人が並んでたりしてびっくりすることもあったりします。
ちなみに私が一番遭遇した回数が多いのは死神博士こと天本英世さんでした。なぜか判らないですけどヒット率は異常に高かったです。やはりあの異様なオーラが人目をひくのでしょうか。
●夜の料亭がすごい。
赤坂にはいわゆる料亭がいっぱいあります。松屋やいわQメインの私にはまったく縁遠い場所でありますが。
そして深夜に帰り道を急いでいると、この料亭前にすごい人だかりができている時があるんですね。
お客さんでも、従業員さんでもありません。
そう、テレビの報道番組の人たちです。
政治家が出てくる瞬間を狙っているわけですね。
――きっとこの中で美味い酒と美味い料理をつつきながら、いろんなことが密談で決定されてるんだろうなあ……と思うと、正直複雑ではありますが。
しかしそんな料亭も昼間はわりと普通にお弁当の販売をしていたりします。でも松屋やいわQメインの私には以下略。
■4月xx日
いえそば買いました。
嫁さんの首がやっと縦に振れたので。
ちなみに首の横振りが縦振りになるまでおよそ半年かかりましたが、その間にカッターの切れ味が増した「新バージョンいえそば」が出たので良しとしましょう。何事もポジティブシンキン!
それはさておき子供と一緒にわいわい言いながら作ったのですが、これはまあほんとに楽しいですね。やっぱり自分で打つと蕎麦の味もニ割増しぐらいで美味しい気がしますし。二八蕎麦だけにね!(驚くほどうまいこと言ってないYO!)
「水回し」など、蕎麦打ちで難しいとされる作業が簡単にできるように工夫されているところはさすがです。
でも最初2回ほど失敗して、ちゃんと麺に整形できなかったんですけど(汗) まあ、それも無理矢理蕎麦がきにして食べちゃいました。こういう失敗込みで楽しいんだなあ、としみじみ感じた休日の午後でした。
そして他のクッキングトイにもがぜん興味が出てきた私がここに! 次は何買おうかなあ……。
あ、横振り始まった。
■4月xx日
通勤途中にある上野公園の桜が、今、とてもきれいです。
今年は大変な年になりましたが、それでも桜は毎年変わらず咲くんですね。咲いてくれるんですね。
そしてこの桜は自分が死んだ後も、同じように咲いて人の心を和ませてくれるのだろう……ということに想いを馳せた瞬間、妙にしみじみとしてしまいました。
願わくば私も、ひととき現実を忘れて笑えるような作品を……読者の皆様が少しでも元気になれるような作品を……お届けできればと思っております! 頑張りますよ!
そして来年もこの桜に、笑って出会えますように。
「狐印イラストレーションズ」は今月17日頃発売です!
「這いよれ! ニャル子さん」シリーズのイラストでお馴染みの狐印先生の画集「狐印イラストレーションズ」がまもなく発売となります!

GA文庫でイラストを担当していただいた「這いよれ! ニャル子さん」「メタルうぃっちシスターズ」「はうはう」の3シリーズのカラーイラスト&モノクロイラストを完全収録!
特にカラーイラストはすべてA4サイズの大きさでご堪能いただける仕様となっております~。

また上記3シリーズのほかにも、GA文庫大賞募集ポスターイラストや「神曲奏界ポリフォニカぱれっと」に収録されたコーティカルテのイラストなど、ファン垂涎の原稿も収録。GA Graphicに掲載されたオリジナル壁紙イラストはもうここでしか見られない逸品かも!?

もちろん設定ラフ、キャラデザラフなどもふんだんに収録しております!

また今回はアニメイトさんで「狐印イラストレーションズ 限定版」もあわせて発売となります!

限定版は描き下ろしイラストで彩られた美麗BOXカバーと、特大サイズのポスターがついてきますので、ぜひお見逃しなく!

編集Tのほのぼの編集部日記
■2月xx日
現在「這いよれ! ニャル子さん」シリーズのイラストでおなじみの、狐印先生の画集をもりもり製作中!
GA文庫で描いていただいたイラストは勿論、ホビボックスさんのドラマCDジャケットイラストや、キャラハイさんの抱き枕イラストなど、多数のイラストを収録しています!
そしてカバーイラストは勿論描き下ろし!
さらにアニメイトさん限定版では描き下ろし画集BOXと特大ポスターが付属する予定ですよ~!
近日中にブログなどで詳細を告知予定です! 皆様よろしくお願いいたします~!
現在、編集作業をしつつ、ここ5~6年ほどの狐印先生のイラストを改めて見返してしみじみしたりしております。
GAGraphhicの壁紙イラストから始まって、「はうはう」「メタルうぃっちシスターズ」「這いよれ! ニャル子さん」と狐印先生を担当させていただいているわけですが、やはりそれぞれのイラストにいろいろな思い出があって感無量ですね……。
A4サイズの大判で見ると、またイラストの迫力も格段ですし! 乞うご期待であります!
■2月xx日
新人賞の二次読み開始。
二次読みは一次読みと違って「孤独な闘い」でないのが嬉しいですね。
具体的に言うと、一次でその作品を通した別の編集と、作品について語り合うことができるのが嬉しいところです。
「あの●●ってキャラ良かったろ?」「あー、あれ! 良かったですね~。まさか●●で●●するとは思わなかったですよ!」「でもさ、あの●●を活かすんだったら、もっと構成を変えて●●を前に持ってきて、設定の●●をなくしておけばいいと思うんだよね。あのシバリ、結構きついと思うんだ」「いや、ちょっと待ってください、それだとキャラの良いところを殺しちゃうことになりませんか? ボクだったらむしろ●●を●●して●●方面に……」「あーそうか、今はむしろそっちの方が受けるか!」みたいな感じで。
なにしろその作品を読んでいる編集は現時点で世界に2人しかいないわけで、そう思うと語る側にも熱がこもろうと言うものです。
さらに入れ込んだ作品になると勝手にパッケージとかキャンペーンなんかも考えだしたりして先走り具合が大変なことに(笑)
逆に自分がイチ推ししていた作品がはねられたときの落胆はひとしおです(※もしかしたら作者以上に落ち込んでるかも……)。
最終選考はまだちょっと先ですが、今からどんな作品に出会えるか超楽しみです!
■2月xx日
近くの公園で催されている「梅まつり」を見に行きました。
梅もほどよく満開で、鼻腔をくすぐる微かな芳香が春の到来を感じさせてくれます。
毎年来ているこの「梅まつり」ですが、年を経るごとに、花が美しく、そして儚く、だからこそより美しく見える……というのはやっぱり歳だからでしょうか。歳だからですね。
願わくは花の下にて春死なむ その如月の望月のころ
西行法師のそんな句が五臓六腑に沁みわたる昼下がりです。……呑んでません! 呑んでませんよ!
■2月xx日
また編集部が引越しをするらしいと風の噂が……。
ふ。
前回の引越しの段ボールをまだ開けていない私にまったく隙はなかったのですぜ!
えむもとさん99の謎
邪神系編集者として、時代の最先端を突っ走るえむもとさん。
そんなえむもとさんはなんと99の謎を持っているのです!
■誕生日の覚えっぷりがハンパない
えむもとさんは一度覚えた人の誕生日は決して忘れません。
何かの折、誕生日の話になったとき「Tさん誕生日いつ? 12月○○日? じゃ、Sさんと一緒だね」と即答されたときの驚きといったら!
ほかにも数百人単位で作家さんやお友達の誕生日を記憶しているそうです。なんというガイアメモリ……。
もしかして……目標は林家ペー師匠ですか、えむもとさん!?
■小説を買ったらまず結末を確認してから読み始める
「え゛え゛え゛え゛っ、まじで!?」と思いましたが、まじです。
えむもとさん曰く「だってしょうもない結末だったら、最後まで読んだときがっかりするじゃん」とのこと……。
とはいえ、ミステリーとか結末がどうなるのかわくてかしながら読むのが普通じゃないんでしょうか……いえ、「自分の普通」を「みんなの普通」だと思ったらだめということですね、えむもとさん!
なので、えむもとさんに関しては「ネタバレ」攻撃はまったく通じません! むしろ「ふーん、あれってそういう結末の話なんだ。じゃ、読んでみよっかな~」と逆に購買意欲を喚起する結果になります!
えむもとさん、最強すぎ!
■パクチーが大好き!
すいません、これは単なる趣味嗜好の問題でした! でもかなり好きみたいです!
あと練り物は嫌いだけど、ちくわの磯辺揚げは大好物だそうです! この矛盾がたまらない! すごいね、人体!
■ゲームの音楽は消してプレイする
Nekopyon.さんの着メロがMotherだったことに端を発してひとしきりゲーム音楽談義になったある日の編集部。
「えむもとさんはどんなゲーム音楽が好きですか?」
「あたし、ゲームは音消してやるから特にないよ」
「えっ!?」
……えむもとさん、ここだけの話ですけど、ゲームの音楽ってそのシーン、シーンが盛り上がるように計算されて作曲されてるみたいですよ!?
「もしかして映画も音を消して観たりするんですか?」
「まさかー! そんな変なことする人いるの?」
……「変なこと」って人それぞれですよね、えむもとさん!
しかし、ゲームをせずに作曲者だけでゲーム音楽のCDを買ってしまう私はじゃっかん強気に出られないのであった……。
まあ、楽しみ方は人それぞれってことで!
ということでえむもとさん、残り96個の謎に関してはまた次回!
「あるいは現在進行形の黒歴史3」は2月15日頃発売!

編集Tのほのぼの編集部日記
■1月xx日
元旦。お年玉をあげてから新人賞の原稿読み。
二日。雑煮を食べてから、新人賞の原稿読み。
三日。ひたすら新人賞の原稿読み。
四日。ひたすら新人賞の原稿読み。
五日。仕事始め。ひたすら新人賞の原稿読み。
……去年と一緒じゃね? と気がついた方はえらい! お年玉あげましょう!(※ただしエアお年玉)
そうですョ、去年とまったく一緒ですョ……! 泣いてなんかいませんョ……!!
■1月xx日
twitterって怖ろしい……。
真夜中に、Nekopyon.さんやK村編集長が美味しそうなレシピをつぶやくのが特に怖ろしい……。
もうそろそろ寝ようと思っていたはずなのに、なぜかほかほかの鍋焼きうどんやカップ麺やトマトリゾットが目の前に出現してしまう罠! 嗚呼!
夜、寝る前にものを食べるのが一番太るんだぜ……。
でも、寝る前にものを食べるのが一番美味いんだぜ……ずるずる。
■1月xx日
久しぶりに弟(=漫画・アニメなどほとんど見ないカタギの人)に用があって電話をかけました。
そして驚愕の事実が発覚!
カタギのはずの弟が「ツンデレ」という単語を知ってましたョ!?(※なんかのドラマで知ったらしい)
……一般の人に、どのくらいオタク用語が浸透しているか、調べてみるのもちょっと面白いかなあ、と思いましたが大変そうなので、思っただけでやめましたとさ!
……フラグとかNTRとかリア充あたりとか知ってるかなあ。知らないだろうなあ。
■1月xx日
子供の学校参観日に行ってみる。
当たり前っちゃ当たり前ですが、自分が小学生の頃とはいろんなことが違います。
まず生徒の数。
第二次ベビーブーム真っ盛り世代の私が小学生だった頃は一クラス40~50人が当たり前。ぎゅうぎゅうの教室で授業を受けたもんですが、今は少子化の影響で一クラス30人前後。ゆったり余裕の教室です。
そして先生がみんなを「名字+さん」で呼ぶんですよ! 私が小学生の頃は下の名前で「●●くん(男の子)、●●さん(女の子)」がスタンダードだったと記憶しているんですが……。なんかこの呼び方だと「先生と生徒」というより「先生とお客様」という気がするのは私だけでしょうか……違和感あるなあ。
しかし一番驚いたのは給食ですよ!
地産地消が進んでいるのは大変結構ですが、「食べられない分は、事前にお鍋に戻す」というシステムがあることに驚愕しました!
私の頃は「全部食べられるまで、お昼休みはなしです!」というのが普通だったので、友達が昼休み遊んでいる最中も泣きながら食べる、というのが普通だったのですが……。事前に量を減らしておく、というのはコロンブス的発想でした……。
そして実際に「事前にお鍋に戻す」子たちが大量にいたのにもびっくりです。
君たち、育ち盛りなのにそんなに少なくて大丈夫なんか。そっちの子、ほとんどおかず全部戻しちゃってるよ……と心配してしまうぐらい。
飽食の時代というか、なんというか……。
とにかく時代の変遷にさまざまなカルチャーショックを味わった1日でした。
■1月xx日
そして第三回後期GA文庫大賞一時発表延期のお知らせ……投稿者の皆様には多大なご迷惑をおかけしてしまい、本当に申し訳ございません!
誠心誠意、粉骨砕身、全力投球で読ませていただいていたのですが、力及ばす……延期させていただいたスケジュールには必ず間に合わせますので、今しばらく! 今しばらくお待ちくださいませ~~~~~!
編集Tのほのぼの編集部日記
■12月xx日
年末進行……の話はもういいですよね!
毎年やってますし、実際いま真っ只中にいますし……! 今年も今年で死にそうですし! いいことなんか何ひとつないし! うわーん、泣いてなんかない! 泣いてなんかないやーい!
■12月xx日
おかしい……。
もう1週間ほど咳が止まらないんですが……。ごほごほ。
■12月xx日
近所のコンビニが閉店しました。
これだけだったら別にどこにでもある話なんですが、すごいのはその閉店のご挨拶の張り紙。
「三十年の永きに渡りご愛顧をいただきまして誠にありがとうございました……」
三十年!?
三十年前っていったらコンビニ黎明期っていうか、まだほとんどコンビニなんてなかった時代じゃないの?
嫁さんに聞いてみると、確かにそこはずっと昔からコンビニだったそうで……(※嫁さん・地元住民、私・大学から上京派)。よくある米屋や酒屋からコンビニに転向、というパターンじゃなさそうです。
となると、その時期にコンビニ始めるなんてずいぶんアグレッシヴというか先見の明を持っていらっしゃったんだろうなあ、経営者の御夫婦は……。
そうなると勝手にその時の苦労とか、周りからの逆風とか、嫌味な商店会の会長とか、勝手に状況&キャラ設定をしてオリジナルストーリーなどを妄想してしまうラノベ脳の私でありました。
しかし三十年とは……いやはや、長い間、お疲れ様でした。
■12月xx日
おかしい……。
もう2週間ほど咳が止まらないんですが……。げほごほ。
■12月xx日
ネットというのは便利な反面、長年封印していたトラウマ的な情報が意外な時にさっくり出てきたりしてびっくりですね!
ということで、最近幼少時代にトラウマとして刻み込まれていたある漫画のワンシーンの情報に連続してぶちあたってしまったので、同じトラウマを持つであろう方、どうか私の傷を共有してください。お願いします。
具体的には下記の3シーンですョ。私の三大トラウマシーンですョ。ググるとでてきますョ。
●「マッハSOS」(作・絵 桜多吾作)でヒロインのジュンが死ぬシーン(※これがすさまじい死に方なんですよ……)
●「スーパー巨人」(作・滝沢解 絵:森村たつお)で主人公の両親がゴキブリに覆われて真っ黒になるシーン(※ぐあああああっ!)
●日野日出志、全部。
まさかこの話題を調べているときにこれが出てくるとは思わなかったよ……。
■12月xx日
おかしい……。
もう3週間ほど咳が止まらないんですが……。げほごほげほ。
■12月xx日
同じ1日24時間の持ち時間のはずなのに、なぜこんなにゲームができるのか……。編集長だけでなくアズラエルちゃんもしっかりやってるみたいだし……。
単に俺の時間の使い方が下手なんだろうか?
と思い悩んで、その秘訣をアズラエルちゃんに訊いてみたら「……さぼる心の鍛錬」という金言が返ってきました……! おお……!
そうか、そうだったのか……。
「編集Tは、ゲーマーとして、まだ、その域に達していない」
ということだったのか……!
……ちなみに私のDS-10にはずっとKORG M01が刺さったままです……これ、超楽しいんですけど!
■12月xx日
おかしい……。
もう4週間ほど咳が止まらないんですが……。げほごほげほげ……がふっ……(※日記はここで途切れている)
「深山さんちのベルテイン」特別描き下ろし壁紙プレゼント!

本日15日、逢空万太先生の新シリーズ「深山さんちのベルテイン」がいよいよ発売となります~!
この物語は「男の娘」の琥太郎くんと、メイドロボのベルさんとのほのぼのハートフル(※でもたまにエッチ?)な日常を描いた作品です。
1編1編が短く、あっさりさっくりと読めるので「ちょっと癒されたいな~」という気分の時には最適です! オススメですョ! ふわふわ優しい気持ちになれること間違いなしです~。
ニャル子さんとはまったく違う作風の物語ですが(※さすが万太先生、芸幅広い!)、ニャル子さんともどもぜひよろしくお願いいたします~。
あ、そうそう。「深山さんちのベルテイン」は「逢空万太2冊同時刊行フェア&男の娘たちのバレンタインフェア 」の対象商品なのでこちらも要チェックですね!
そしてなんと! 新シリーズスタートを記念してイラストレーターの七先生から特別描き下ろし壁紙のプレゼントをいただきました!
ぜひDLしてデスクトップを「男の娘」色に染めつつ、「深山さんちのベルテイン」をお楽しみにくださいませ。
あ、その時はハーブティーとレンコンパンのセットがオススメですョ!
※画像の下の「1024×768」「1280×960」ボタンを押すと新しいウィンドウで壁紙画像がひらきます。
編集Tのほのぼの編集部日記
■11月xx日
ワケあってHTMLとCSSを再勉強中。
昔、某ゲーム情報サイトの仕事をしていた時は1日に100ページぐらいHPを組んだりしていたのですが(※ゲームショウの時期は1日で写真300枚加工とかあってほんと地獄でしたね……)、さすがにしばらくブランクがあると勘が鈍るというか勝手が判らなくなっているというか、時間がかかってだめですね。でもまあ、なんとかミッションはクリアしましたよ、真尋さん!
……そろそろHTML5も勉強せんといかんかなあ。それにJavaScriptも思い出さんと。
■11月xx日
別にPW-M800に不満があるわけではありませんが、新たに電子辞書買っちゃいました。Canonのwordtank S500!
やはり「広辞苑 第六版」収録という部分が大きいですが、それよりもポイントだったのは価格ですよ、価格!
なんと某家電量販店で2,980円でした。最初値札が間違ってるのかと思って何度も確認しちゃいましたよ!
カラー液晶搭載でこの価格はすげえコストパフォーマンス高いと思うんですがいかがでしょうか?
惜しむらくはキーボードがQWERTY配列じゃなくて、あいうえお順なとこですが……これは慣れでカバーするしかないですね。しかし百科事典でカラーの図とか出てくると楽しいなあ……。
ちなみに電子辞書で一番楽しい遊びは「ある言葉に関連する言葉をどんどん芋づる式に引いていって思わぬ発見をする」です。ちょっと時間があくとこれをやるのが習慣のようになってしまっています。言葉の世界は奥深い……。
そして今日秋葉原を歩いていたら……SIIのDB-J990が4,980円だと!?
ううむ、あんまり買い込みすぎると単なる電子辞書オタクになってしまうので自重しようと思いつつ、ちょっとだけ物欲を払拭できない今日この頃。あと1,000円安かったら即決なんだがなあ……。
■11月xx日
一人暮らしをしていた頃から使っていた炊飯器がついにダウン(15年選手でした)。
で、米がないことには、にっちもさっちもどうにもブルドック(※昭和臭がすごくてすいません)なので、新しい機種を買うことになりました。
……が。今の炊飯器はカオス過ぎる。
確か炊飯器って米を炊く機械ですよね? それがなんですか? 角煮も美味しく作れるとか、肉じゃがもお手のものとか!? 果ては蒸しパン、ケーキの類まで作れるんですね……炊飯器のアイデンテティは何処に!?
■11月xx日
「会議」という名の「電子書籍の現状を勉強してこれからを考える会」に出席。
……聞けば聞くほどこっちもカオスですな!(※炊飯器と較べるな!)
いろいろと新しい動きが出てきているので、これからもさらにカオスになることは必至だと思いますが、もー、おっさんの頭では現状をキャッチアップするだけで手一杯です(※おい!)
しかし新しい物が出てくるとき、というのはやっぱりわくわくしますね。カオスである、先が見通せない、というのはそれだけ未知の可能性がある、ということですから……。
駄菓子菓子。
いや、だがしかし。
やはり「物語の力」なくしてラノベは成り立たないわけですから、端末がどうなろうと、ファイル形式がどうなろうと、流通がどうなろうと、課金がどうなろうと、一番根底にある大事な部分は「上質な物語を、著者さんとともに紡ぎだしていこう」という姿勢ではないかと、自戒も込めて思うのであります。惑わされてはいかんのです。
「見て呉れ」ばかりよくなっても、中身がないとやっぱり意味ないですからね。
「めいよ~↑ ちょーした~↓」の謎
帰宅の途につくのは大抵深夜なので、自宅まではいつも深夜バスを使って帰ることになる。最近は零時近くまで深夜バスが運行されているので大変便利だ(※タクシーの四分の一ぐらいの金額で帰ることができる)。
最終の深夜バスを利用する人はさすがに疲れた様子の人ばかりで(※自分含む)、そこからさまざまな人生模様が読み取れそうな勢いだが、今回のメインはそこではない。
運転手さんだ。
さすがに深夜バスを担当する運転手さんは数が限られているのか、これまで2~3人の運転手さんにしか当たったことがない。そしてその中の一人、スキンヘッドの運転手さんが今回の主役。
とにかく車内アナウンスが謎なのだ。
もう、超・謎。
なにしろバス停に着くたびにバリトンボイスで「めいよ~↑ ちょーした~↓」と宣われるのだ。
「めいようちょうした」? なんじゃそりゃ?
どうでもいいことなのだが、一度気になると「本当はなんと言っているのか」がやたら気になる。直接訊いてもいいのだが、不審者扱いされるのも癪だ。だいたい「なんでそんなこと訊くんですか?」と言われたら困る。素で困る。
そうだ、推理してみよう!
バス停の名前は割とはっきり発音しているから、その発音をもとに何が「めいよ~↑ ちょーした~↓」になったのかをじっくり考えてみよう。
そう思ったら俄然楽しくなってきた!
まず「めいようちょうした」の「~した」の部分は「ありがとうございました」などの末尾の「ました」で間違いないだろう。
さらに聞き込んでみると、バス停名につく「ま」の発音が「め」になっている時があるのにも気がついた(具体的には「枚原三丁目~」が「めいはら三丁目~」に聞こえる)。
そうなると「めいよう」の「め」は「ま」で「めいよ」が「毎度」である可能性が高いとは言えなくないか? そうすると……。
「毎度ご乗車ありがとうございました」
これだ! これに違いない! これが短くなり、且つ発音がいい加減になって「めいよ~↑ ちょーした~↓」が生まれたのだ! バス停にとまるたびに発する台詞としても的を射ているし、これだよ! これ!
我ながらの名推理に一人ほくそ笑みながら次のバス停で降りようとした瞬間!
「めいよ~↑ ちょーでした~↓」
……「で」!? 運転手さん、今「で」って言った!? マイク越しだと判りにくかったけど、いま肉声を直接耳で聞いた感じだと明らかに「で」が入ってたぞ!?
「毎度ご乗車ありがとうでございました」?
いや、その理屈はおかしい。ラノベキャラのキャラ立てとしてもこの方向は絶対間違っている。こんな小手先の口調いじりで萌えられるわけがない!(スキンヘッドに萌えたいかはともかく!)。
そんな私のもやもやとした葛藤をよそにバスはゆっくりと走り去ってしまったのだった。
……今日は解明できなかったが、明日! 明日こそは貴様がなんと言っているのか、必ず、必ず突き止めてやる!
……しかし次の日の深夜バスはほかの運転手さんが担当だったのでした。がびーん。そりゃそうだ。毎日スキンヘッドさんにそう都合よく当たるわけないよね。
が、一度気になるとちょっとしつこい性格の私はスキンヘッドさんに当たるたびにその時刻表をメモして遂に「スキンヘッドさんの1週間の深夜バス運転シフト」を手に入れたのだ! どうだ、まいったか!(※そこ、頭おかしいとか言わない)
というわけで毎日確実に「スキンヘッドさん」と遭遇することができるようになった私は、必ず運転手さんの席に近い席に陣取り「めいようちょうした」のリスニングに全力を傾けたのであった。
――そして、謎は深まるばかりでした。
すいません。どうやら俺は「めいようちょうした」をなめていたようです。どうしても原型が特定できません。
「毎度ご乗車ありがとうございました」の線が消えた今、どうしても「『毎度~でした』の形におさまる、毎回バス停にとまるたびに発せられる的確な内容の台詞」が浮かばないのです! 嗚呼!(※あまりの動揺になぜかここだけ「ですます調」)
そうこうするうちに1ヶ月が過ぎ、2ヶ月が過ぎ……半年たっても一向に「めいようちょうした」の謎が解けないのでありました。
……だんだん考えるのも、なんだかもういやになってきて、逆にスキンヘッドさんに当たらないようにバスに乗って帰ろうかとか、その方が不明瞭なアナウンスに心惑わされることもないしっていうかそんなアナウンスをするスキンヘッドがそもそも悪いんだよ! 客に不安を与えるな! 快適な車内空間を! お前ちゃんと研修受けて運転してんのか!? 責任者でてこいー!
ぐらい取り乱していた今日この頃。
いつものようにバスに揺られて編集部に向かう朝、ふと目をあげると……運転席にはスキンヘッドさんが!?
――そうか朝もシフト入るよな、普通。
などとぼんやり考えているとバスが停車。
「まいどお待ちどうさまでした」
……うおおおおおい! さらっと「答え」を言うなああああ!!
虚を突かれたっていうか、青天の霹靂っていうか、クリティカルヒットでHPゼロですよ! いやむしろマイナス! 今日はもう働く気がまったくしないね!
ってか、朝はずいぶん爽やか&元気ボイスじゃないすか、スキンヘッドさん……。
ということでこの半年の深い思索をあっさりと覆されたグレート・モーメントだったのでした。嗚呼。
……。
なあ、ジョニー、お前なら判ってくれるだろう?
人間ってのは、こんなに悲しくて面白い生き物だってことをさ……。
編集Tのほのぼの編集部日記
■9月xx日
ひとりっきりの出張校正。
いつもながら印刷所の校正室がまた限りなく無機質で、寂寥感を掻きたててくれます。扉の向こうでは輪転機が作動する音だけが規則的に響いてきます……。さ、校正するか……。
……ふ、今日はブラックコーヒー(インスタント)がやけに沁みやがるぜ……。
な、泣いてなんかないんだからね! こ、これは心の汗なんだからね!
そして印刷所から戻ってきたら、今度はなぜかひとり編集部。
え? なんで? なんで編集部でもひとりなの!?
まさかGA文庫消滅? 今日、地球最後の日?
と思ったら、単に私が会議の予定をすっ飛ばしていただけでした!
その後ノーモーションで会議室へ駆け込みましたとさ!(※超恥ずかしいヤツ)
■10月xx日
GA文庫大賞第3回前期の発表がありました。受賞された皆さん、おめでとうございます。ここがスタートラインですので共に頑張ってまいりましょう!
個人的には第1回後期から毎回ご投稿をいただいていた、すーたさんの期待賞受賞に注目しております。初投稿作の「天才と少女」から独自の世界を築いていらした方ですので、これからどのような活躍をされるのか目が離せませんっ。
■10月xx日
あわむら先生率いるGA文庫新人賞受賞作家の皆様が大挙して編集部に来襲!(※いや、事前に予告はされてましたけど、仕事に忙殺されていて当日まですっかり忘れていたという……すいません(汗))
狭い編集部の人口密度が急激にあがり、さらに体感温度も急上昇。
こりゃたまらん、と会議室に避難したわけですが……なにこの冷房が全く効かないほどの温度上昇っぷり。
さすがみなさん、立派な肉襦袢をまとっているだけのことはあ……げふんげふん。いや、それだけ熱い魂で執筆をされているということですね! 素晴らしい!
その後はここに書けないような和やかな和やかぁ~な談話が繰り広げられたわけですが、私は早速あわむら先生と逢空先生を捕獲して挿絵・口絵指定チェックをお願いさせていただきましたよ! すいません、来た早々に仕事の話で! でもにこやかに対応してくださった御二方には超感謝です~。
挿絵指定をチェックしつつ、「あれ? 僕、こんなシーン書いてましたっけ?」と言っていたことはちゃんと秘密にしておきましたからね、あわむら先生!
■10月xx日
作家さんや業者さんからのお土産がちょくちょく集まる編集部。アブラ部員(=編集部員)も帰省や旅行などをすると、それぞれ地元のものをお土産に買ってきたりするので結構いろいろなものが集まります。
しかし今注目すべきはなんといっても編集長K村の机!
なんでしょう、この全国津々浦々から集められた地ラーメンの数々。北は北千住から南は南千住まで……じゃなかった、北海道から沖縄まで本当にいろんな種類のラーメンが集合してますよ!(※ちなみに私も米沢ラーメン、熊本ラーメンを献上させていただきました)。
うわぁ~、ここは地ラーメンの宝石箱やぁ~((C)彦摩呂)
しかし……。恐ろしいことに三食ラーメン、おやつにラーメンというライフスタイルを保持するK村の机の上のラーメン滞在時間は果てしなく短いのであった……。
「神曲奏界ポリフォニカ インタルード・ブラック」は10月15日頃に発売です!
「神曲奏界ポリフォニカ ブラックシリーズ」の最終巻となる「神曲奏界ポリフォニカ インタルード・ブラック」がいよいよ10月15日頃に発売となります!

本巻には、マナガとマティアがまだ精霊警官になったばかりの頃の初々しいエピソードを描いた「えくすとら・ぶらっく」(未発表作品)をはじめ、合計5本の短編が収録されています。全312ページで読み応えもばっちりです!
そして圧巻なのがBUNBUN先生の手による三つ折り口絵! 大迫先生とBUNBUN先生のタッグによって生み出された、ブラック・シリーズとゾアハンターシリーズの主要キャラがこの口絵の裏表2枚に勢揃いしています! その数なんと35人!(※正確には32人+3匹? あれ? 精霊は柱で数えるから??)

彼らの現在の表情を眺めつつ、あんなことがあったなあ、あんな事件もあったなあ……とこれまでのエピソードを思い返していただければ幸いです。
それにしてもミノティはいつも美味しいポジションをキープしますね……(※ふたつの意味で!)。
今回、総キャラ登場数35人というムチャ振りな口絵指定にもかかわらず、素晴らしい原稿をあげてくださったBUNBUN先生に最上級の感謝を!
思えば「神曲奏界ポリフォニカ インスペクター・ブラック」発売から4年あまり……。大迫先生を編集長K村が、BUNBUN先生をわたくしが担当させていただく、という形で制作してきたブラックシリーズもこれで最終巻かと思うと感無量です。
初めての長期シリーズ担当ということもあっていろいろといたらない点もありましたが、ここまでやってこられたのはやはり大迫先生とBUNBUN先生のパワーによるところが大きいと改めて感じます。
特に大迫先生からはさまざまなことを教えていただきました。とりわけ、改稿のたびに劇的に変化&成長していく原稿は、いつも息を呑む思いで拝見させていただいておりました。大迫先生、本当にありがとうございました。
ということで「神曲奏界ポリフォニカ インタルード・ブラック」は10月15日頃に発売となります!(※大事なことなので2回言いました!)
新シリーズ「魔王はあまねく愛をまく!」スタート!
GA文庫ではシャムロックシリーズでおなじみの沢上水也先生の新シリーズ「魔王はあまねく愛をまく」、現在1巻が好評発売中となっております~!
今回は前作とうってかわって、ひょんなことから魔王の息子になってしまった平凡な高校生桜山流星の受難(?)の物語。
「強制セクハラの呪い」をかけられたことによって幼なじみの水沢真里亜や、学園中の憧れである生徒会長鳳凰院つぼみに次々と●●なことや、果ては●●なことまで(自分の意志とは関係なく)してしまう流星君。
当然、他の生徒達が黙っているわけもなく、彼の学園生活は大変なことになってしまいます! そして、そこに魔界から使いがやってきて事態はさらに混迷を極めることに……!?
そんな「魔王はあまねく愛をまく」、今回は特別にキャラデザインラフと、1巻に収録された●●な口絵と挿絵を一部公開させていただきます!
超ハイテンションで贈る、学園どたばたセクハララブコメ、どうぞよろしくお願いいたしますー!

編集Tのほのぼの編集部日記
■8月xx日
怒涛。
まさに怒涛。
7月の終盤はそのようにしか表現できないほどの忙しさでした。
通常の文庫制作に、新人賞審査とGAマガジン制作を足すだけで、人間、こんなに死ねるんですね♪ うふ★
……それはともかく真面目な話、7月の最終週は仕事以外の記憶がほとんどありません。ていうか、下手したら仕事の記憶もありません。……本当に他に何をしていたんだろう……。あれ、川の向こうで死んだはずのお祖父ちゃんが手を振ってるよ……? ああ、お祖父ちゃん、今ぼくもそっちに行……
■8月xx日
とある南の島。
ヤシの木の下の砂浜に寝転んで、もぐもぐとバナナを食べる若者に、恰幅の良い資本家が話しかける。
「きみ。そんなところでぶらぶらしていないで少しは働いたらどうかね?」
「働く? 働くってどういうことだい」
「そこにうちの工場があるだろう。そこで働けば月に●●ドル稼ぐことができる。悪い話じゃないだろう?」
「金を稼いでどうするっていうんだい」
「勿論それで広い家を買ったり、大きな車を買ったりするんだよ」
「家と車を買ったらどうなるんだい」
「そうすれば生活にも余裕が出来て、ゆっくりとくつろげる時間が増えるだろう?」
「ふーん。じゃあ結局、今とあんまり変わらないってことだな」
そういうと若者は、再びごろりと横になって2本目のバナナの皮をむき出した。
……「働く」ってなんでしょうね?
バナナ食べたい。
■8月xx日
先月無事終了した引っ越しですが、予想通りまだダンボールが片付いておりません! えっへん!(ここ、いばるところ!) まあ、まだ他の人間も片付けていないので多分大丈夫でしょう。そう。きっとそう。
そして、大丈夫、大丈夫と言いながら次の引越しまでダンボールを静かに熟成させるターンに突入です。
■8月xx日
家族で地元の花火大会を鑑賞。
最近の花火はすごいですね。色も増えたし、形も豊富。アフロ頭の人が出てくる花火とか思わず笑っちゃいましたもんね。
他にも星型とかハート型とかミッキー型(?)とか。職人さんの遊び心が窺えます。
屋台や出店が醸しだす雰囲気はいかにも夏休みですし、浴衣を着てぶらぶらしてるだけでも実にまったりとできます。あー、夏だなあ。
……ちなみに夏らしいイベントはこれだけだったという話はぼくとみんなの秘密ですぜ……。
■9月xx日
なんだかんだいってもう9月に突入してしまいました。ということで今回は2ヶ月にわたる編集部日記となってしまいましたとさ。
最近、時間が経つのが早過ぎると思うのですが、それはやはり歳のせいでしょうか? それとも時間泥棒のせいでしょうか? そうです、みんなエンデが悪いんです!
エンデで思い出しましたが、うちの編集長の口癖は「えんでねが」です。たまにこれ1行だけのメールが来てびっくりすることがあります(実話)。
まあ、それもえんでねが。
人生そんなもんかもしれませんね。
「あるいは現在進行形の黒歴史」1巻は8月15日頃発売です!

編集Tのほのぼの編集部日記
■7月xx日
今月は編集部引越しという大イベントがあるのです。
……といっても同じフロア内で場所を移るだけですけどね。
しかし机の周りが猛烈に片付いていない私にとってはまさに地獄の責め苦(そう、※あの雪崩事件からまったく学習していなかった驚愕の事実が今ここに判明です!)。
荷造り用の段ボールを前に、ただただ途方にくれる日々なのでした。
……四次元ポケット欲しいよう……。
■7月xx日
初めに申し上げておきますが、以下の話はフィクションです。実在の人物・団体とは何の関係もありません。……たぶん。
「どんな名作でも〆切がなければこの世に生を受けることはなかっただろう」という言葉があるくらい大切な「〆切」ですが、世の中では何故だかないがしろにされることも、ままあるようです。何故でしょうね。
そのような場合に必要になってくるのが、いわゆる「催促」です。
作家さんも人間。
最初の予定通りに執筆が進まないことも当然あります。しかし時間は有限なのです。「催促」しないわけにはまいりません。
まず第一段階としてメールで探りを入れてみます。
無反応。
この場合「便りがないのは元気な証拠」とはいきません。すぐに電話をいれてみます。
ずっと留守電。あるいはお客様の都合により電話が使えない状態になっております。
さて、ここからが思案のしどころです。
作家さんによりますが、ラストスパートをかける時、一切の雑音を断って、集中して執筆される方もいらっしゃいます。いわゆる山篭り状態ですね。そんなときに頻繁に催促しても逆効果な場合が多いです。ここは一気にラストまで書いていただいた方が良いのです。そう、ここでは編集の「信じる力」が試されるのです。
……が、残念ながらこれまでの経緯や●●●や×××などによって、「信じる力」の効用が失われてしまった作家さんに対してには次のフェーズに移ることになります(※強調しておきますが、これは「フィクション」ですよ! 「フィクション!」)
それは電報です。
この時代に!? とお思いでしょうが、電報にはすごいメリットがあるのです。それは電報は基本的に手渡しで配達しなければならないので「在宅または不在の確認」ができる、というメリットです(※あと現代ではmixiのログイン時間とか、●●●の●●●とか、×××の×××とかいろいろありますがおっとこれ以上は喋れねえ)。
晴れて電報が届けられたら、作家さんは家にいらっしゃいます。その時点で折り返しご連絡があればいいのですが、なければ最終フェーズ……つまり「家庭訪問」のお時間に移ります。
さすがに過去、この段階まで行った作家さんは数人しかいません。昭和の熱血編集のように夜討ち朝駆けとはいきませんが、これはこれでまた結構大変です。まあ、原稿さえいただければ地の果てまで行きますけどね!
ちなみに一番すごかった作家さんは、私の足音を察知して家全体のブレーカーを落とし、とっさに留守を装う……という離れ業をやってのけられました。……その早業、まさにエスパーかと思いましたよ! 邪気眼なんて目じゃないね!(※二つの意味で!)
でもまあ、その時は玄関のドアが施錠されてなかったので普通に中に入って声かけましたけどね!(笑)
以上、フィクション話でした。決して信じちゃいけませんよ! フィクションですよ!
編集Tのほのぼの編集部日記
■6月xx日
お気づきの方はすでにお気づきだと思いますが、GA文庫編集部全員がTwitterを始めました。元締めであるGA_bunkoをご覧いただければ編集部員すべてを一網打尽にできますので、フォローしていただけますと嬉しい限りであります。
内容的には役に立つこと1割、どうでも良いこと8割、アブラ1割ぐらいでお送りしようと思っております(※編集長のみアブラ10割になると思いますが予めご了承のほど)。
■6月xx日
地獄の校了週。
校了週というのは「校正を完了する週」ということで、いわば本作りの最終段階になります。
幾たびもの改稿、外部校正、著者校正を経て、揉まれに揉まれてきた本文ゲラのチェックはもちろんですが、実は他にもチェックすべき項目がてんこ盛りなのです。カバー周り、オビ周りに加えて、奥付やスリップも入念にチェックしないと事故につながりかねません。
え? スリップって何かって? やだなあお客さん、坊主のことですよ、坊主。え? スリップする坊主って意味が判らない? ははあ、お客さん、さてはあんた素人だね。
いや、すいません、実は私も最初はなんのこっちゃ判りませんでした。どの業界でもそうですが、専門用語を最初聞いたときは「?」で頭がいっぱいになりますよね。
さてスリップというのは書籍に挟まっている「補充注文カード」のことを指します。書籍に挟まった状態ですと、ぴょこんと半円状態で紙が飛び出しているため、その姿から「坊主」が連想され、そう呼ばれることもあるそうです。なので、スリップに載っているタイトル名やISBNコード、価格などが間違っているとそれはもう致命的なわけです。この辺りはもう目を皿のようにしてチェックします。
ちなみにこの段階で、本文に(誤字脱字レベル程度ではない)重大な誤りが見つかると大変なことになります。どの作品が、とは言えませんが、過去にはこんなこともありました(遠い目)。
「あれ? このマンション、前の巻の最後で破壊されてなかったっけ? いつの間に直ったの?」
「あれ? ●●(キャラ名)って死んだんじゃなかったっけ? このシーン、●●の墓参りに他の奴と一緒に来てるんだけど!」
ちなみにこれらの作品は刊行前に「奇跡の修正」を施したおかげで、すべて無事出版&流通させることができました。「それでも本は出る」とはよく言ったものですね。
あとカバー・スリップ周りではこんなこともありましたっけ。
「あれ? このカバー、著者名違くね?」
「!(絶句)」
「このカバー、著者名とイラストレーター名抜けてね?」
「!!(絶句)」
「あれ? このスリップ、タイトル違くね?」
「!!!(絶句)」
……「それでも本は出る」のです……。
■6月29日
今日は29(肉)の日。全国的にアブラまみれになることが義務づけられた日です。異論は認めません(※編集部鉄の掟)。
というわけで肉の日半額の某焼肉屋になだれこんで……おや、不思議なことにその後の記憶がまったくありません。楽しい時間というのは本当にあっという間にすぎるものなのですね。
編集Tのちょっと怖いお話
梅雨独特の蒸し蒸しした暑さ。いやですね。
ということで暑気払いにちょっと怖い話でもどうでしょうか。
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■目撃者の証言
古関守(こぜきまもる)は疲れきっていた。無理もない。昨日の昼から今日の朝までほぼひとりでコンビニの「通し番」をしていたからだ。休憩も、まして睡眠もとれなかった守の肉体はもはや疲労のピークを超えていた。
元気はつらつで登校する小学生の群れとやけに眩しい太陽が、寝不足の頭にはうっとうしいことこの上ない。
「だいたい昨日は朝倉が遅番のはずだろ……。いい加減にしてほしいよな。店長も店長だよ。シフトを組むときにもっと考えてさ……」
愚痴を垂れ流しながら、やっとの思いで守はアパートの近くまで辿りついた。顔をあげるとアパート前で、駐車場の掃除をしている大家のおばあちゃんが目に入った。
しわくちゃの梅干のような顔で、どこに目がついているのか、どこまでが鼻でどこからが口なのか、相変わらずさっぱり判らない風体だ。
守は密かにこの梅干は地球外生命体なのではないかとの疑念を持っていた。
「いつもいつも大変だねえ、おまわりさん。朝から晩までねえ」
「いえ、地域の安全を守るのが、本官の職務ですから」
「あんたみたいないい子がうちの孫だったらねえ……」
梅干は自転車にまたがったままの若い警察官をつかまえて、あれやこれやと世間話をしているようだ。
(捕まると長いからな……)
守は気がつかれないように二人の脇を、気配を消して通り過ぎた。そしてアパートの階段をそっとあがると、自室のドアをあけ玄関に倒れるように転がり込んだ。万年床までほんの2,3メートルの距離しかないが、このまま床で寝てしまいそうな勢いだった。
(あー、でも布団で寝ないと、起きたときあちこち痛くなるからな……)
のそのそと起き上がろうとした時、背後からぴんぽーんという能天気な呼び鈴の音が響いた。
(くそう、誰だよ一体。眠いっつーんだよ、こっちはよ。三限目の基礎演習までには起きなきゃいけないし……)
しぶしぶ開けたドアの向こうに立っていたのは、さきほど梅干に捕まっていた警官だった。
ホームベース型のエラの張った輪郭に太い眉、きつく結ばれた口許に、強い意志を感じさせる真っ直ぐな瞳。
まさに、真面目を絵に描いたらこうなりました、という顔だった。警官になるべくしてなったタイプというべきか。
「あの、なにか?」
「お休みのところ申し訳ありません。実は先ごろ起きました殺人事件の目撃者を探しておりまして……」
差し出されたチラシを見て守は、ああなるほど、と納得した。先週の終わりだったか、このアパートから10メートルも離れていないマンションで一人暮らしの若い女性が惨殺されたのだ。守の寝不足の頭でもはっきり思い出せるほど、それはショッキングな事件だった。しばらくは報道陣や野次馬が大変で、今週に入ってようやくこの近辺も落ち着きを取り戻したばかりだった。
「? どうかされましたか?」
「あ、ああ、すいません! ちょっとここんとこバイトと学校が忙しくて……」
警官がいぶかしげな顔で守を見つめている。どうやら自分が思った以上に、ぼーっとしていたようだ。突っ込まれて、守はあわてて言い訳をする。
本当は今すぐにでも寝たい気分だったが、ここで変な対応をしていらぬ誤解を招いても厄介だ。尽きかけたエネルギーを振り絞って、守はできるだけ真摯に、はきはきと対応する。
「わかりました。それでは何か思い出されたりしましたら、ぜひこちらまでご連絡を」
一通り話が済んだあと、警官はチラシの電話番号を指差し、礼儀正しく敬礼をしてドアを閉めた。しばらくしてお隣の呼び鈴が鳴る音が聞こえたが、すぐに布団にもぐりこんだ守はすでに夢の中だった。
それから一週間。
相変わらず寝不足の頭を引きずってアパートに着いた守は、冷蔵庫の中からごそごそと饅頭を引っ張り出していた。それはおととい梅干からもらったもので、どこぞの高級和菓子らしかった。梅干がお土産をくれるなんてめずらしいこともあるもんだ、と思ったが、万年金欠・食料不足の守はありがたくいただいておくことにした。
発泡酒とコンビニの賞味期限切れのお弁当をたいらげ、饅頭にとりかかった守は何気なくテレビをつけた。ちょうどニュースをやっている。ぼーっとしたまま見ていると、以前ご近所を騒然とさせた殺人事件の犯人逮捕のニュースが流れ始めた。
(へえ、捕まったんだ。良かったな)
しかし犯人の写真が画面に映し出された瞬間、守は思わず食べかけの饅頭を落としてしまった。その写真に写っているのは、ほかならぬ、この部屋に聞き込みに来た警官だったからだ。
アナウンサーが淡々とした声で「逮捕されたのは佐々木雄一、26歳、無職……」とニュース原稿を読み上げている。
(どういうことだ? ニセ警官? なんで? まさか?)
そこまで考えて守は、はたと思い当たった。
(そうだ、こいつは目撃者を捜して……見つけて……殺すつもりだったんだ!)
あの時、もし変な対応をしていたら……そう思うと守は生きた心地がしなくなった。
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はい、お話はこれでおしまいでーす。最後までお読みいただき、ありがとうございました! わりと有名な都市伝説をベースにして書いたので、元ネタ知ってる人がいたらすいません。
さてさて、ちょっとは涼しくなりましたでしょうかー?
ちなみに体感温度を1度下げると、人体からのCO2排出量が13%減るそうですよ。エコですね。もちろん嘘ですよ!
編集Tのほのぼの編集部日記
■6月xx日
最近歳のせいか物忘れが激しいです。
いや本当に冗談でなく、メガネをしたまま「メガネどこやったっけ?」をやってしまうレベルなので結構やばい自覚があります。
ということで貴重品はすべてベルトにぶらさげる、ストラップ仕様で所持することにしています。
現在、カギと携帯と電子辞書と財布をそのようにして持っているので、腰回りはヒモ(=ストラップ)だらけの状況。
我ながらじゃらじゃらヒモつけてみっともないという自覚はあるのだけれど、電子辞書を忘れてしまった前科があるだけにつけたくないとも言えず……。
逆に考えましょう。
「すべてを覚えていたら生きていけない。人は忘れることで生きているのだ」と。
皆さん、そうは思いませんか?
悲しいこと、辛いこと……すべてを事細かに、微に入り細を穿つレベルで記憶を保っていたらとても精神がもたないはずです。思い出すたびに新たに傷をえぐられるわけですから。
それを日薬(ひぐすり)によって忘れることができるからこそ、私たちは日々を生きていけるのです。
そう、「忘却」とは人間が本来持っている防衛機構、広い意味での心の自然治癒力なのですよ!
……100人中、3人ぐらいはだませた自信があります。
とりあえずこれ以上ヒモが増えないことを祈るばかりです。
■6月xx日
イラストレーターRさん、漫画家Wさんとそれぞれ初の打ち合わせ。
今秋から始まる新シリーズのイラストをお願いさせていただいているので、顔合わせも兼ねてそのイメージの詰めがメインです。
いろいろとお話をさせていただく段階で、「そうか、●●(キャラ名)はこんな表情をする娘だったんですね!」とか「ああ! なるほどその絵づらはいいですね、これは思いつかなかった!」などなど、新しい発見がその場で次々出てくる瞬間はやはりワクワクしますね。
普段はメールや電話でやりとりをすることが多いですが、やはり実際に顔を会わせて直接打ち合わせる……というのは大事だと思います。
現場の編集作業はデジタルがほとんどですが、人間同士、やはりアナログな部分をもっと大事にしていかないといけないな~と切に思う今日この頃です。
■6月xx日
うちのこどもはトマトが大好きです。でもトマトジュースは大嫌いです。
ある日なんでトマトジュースがそんなに嫌いなのか、訊いてみました。
「味がトマト過ぎるから!」
あはははは。何を言ってるんだお前は。あはははは。
……ひとしきり笑ってから気がつきました。
こいつ、案外深いこと言ってるんじゃないかと。
これは「過ぎたるはなお及ばざるが如し」の具体例じゃないかと。論語じゃないかと!
本人はまったくそんな自覚はないと思いますが、こどもはたまに深いことをさらりと言ってこちらをびっくりさせてくれます。深すぎて判らないこともたびたびですが。
遊びをせんとや生れけむ
戯れせんとや生れけん
梁塵秘抄(りょうじんひしょう)に収められたこの歌を、まさに地でいくこどもの姿を見せてもらえるのは、とてもありがたいことだと思うのでした。オイタもいっぱいするけどな!
「戦塵外史 五 ―戦士の法―」キャラデザラフ公開!
前巻の「戦塵外史 四 豪兵伝」から、約2年半。待望の戦塵外史シリーズ最新刊「戦塵外史 五 ―戦士の法―」がいよいよ6月に発売となります!
物言わぬ大男と、過酷な運命を背負った少女の、奇妙な旅の結末は……!?
重厚かつ骨太でありながら、人間の機微を穿つような繊細な描写も同居する……そんな花田ワールドをぜひぜひ心行くまでご堪能ください。
今回は戦塵外史シリーズ初の長編書き下ろしで、読み応えもばっちりですよ。
そしてこれまでのシリーズでもおなじみの、あのキャラクターの登場も!? あ、これは読んでからのお楽しみですね。
さて今回は「戦塵外史 五 ―戦士の法―」の発売を記念して、メインキャラのデザインラフを特別公開! 廣岡先生の手によって生き生きと命を吹き込まれた彼らを、ぜひじっくりとご鑑賞ください。




編集Tのほのぼの編集部日記
■5月xx日
都内某所にて第2回GA文庫大賞受賞式パーティ開催。
今回は4名の新人作家さんが誕生いたしました。いずれも応募総数796作品の激戦の中から勝ち上がった強者の皆さんです。これからのご活躍を大いに期待しておりますー!
……え~と2次会は某居酒屋に場所を移して行われたわけですが、途中から記憶が曖昧です。確か●●●が●●してたり、△△さんが△△されてたり……。あれ? そういえば××さんが××もしていたような……。
ま、楽しかったからいいよね! 終わり良ければすべて良し!(←おい)
■5月xx日
今さらながらKORGのDS-10にハマる。
いや~、これ面白いっすわ~。
曲なんか作らなくてもぐりぐり音を作っているだけでかなり幸せな気持ちになれます。
そいでもって、てけとーに音をいじって、てけとーにドラムパターン作って、てけとーにエフェクト設定して、てけとーにカオスパッドで演奏するだけですげえトリップできます。幸せ。
そういえば子供の頃、最初に欲しかったシンセもKORGのPOLY-800でしたっけ。まさかこんな形でKORGのシンセを手にしようとは……! 時代の流れはあまりにも速いでござるョ。
■5月xx日
編集長がちょっとTwitterでもつぶやいてましたが、編集部を出た廊下にはサンドイッチ、惣菜パン、おにぎり、カップ麺が収まった自販機が鎮座しております。
小腹がすくと小銭を握り締めて、ここから食料を調達するわけですが……。
「どさっ!」なんですよ、「どさっ!」。
いや、意味が判らないと思うんですけど、本当に「どさっ!」なんです。
たとえばおにぎりを買うと、下からせりあがってきたプラスチック板の上に、おにぎりが載って下の取り出し口まで移動していくんですが、最後に「どさっ!」という感じで、それを放りやがるんですよね! 取り出し口に!
まるで「これでもお食べ! 入稿に追われてひいひい言っているボロボロのあんたにはこれがお似合いだよ!」とか言われてる感じなんですよね!!(考えすぎ?)
しかしそんな仕打ちもいつか快感に……変わることなく、今日にいたっております。鶴亀鶴亀。
それにしてもあの「どさっ!」は本当になんとかならんものだったんでしょうかね。オフィスグリコのセルフサービスな優しさが身に沁みますわ。
編集Tのほのぼの編集部日記
■5月xx日
GW。
ガンダムウイング。
すいません、今、世界で一番つまらないボケをしました。猛省しております。
それはさておき、GWなんですが新人賞の原稿を読んでいましたよ!
「え? このまえ発表があったばかりだろ?」ですって?
ふふふ……第三回前期の読みがすでに始まっているのですよ! ぎゃーす!
……俺、この原稿全部読んだら田舎に帰って小粋な割烹始めるんだ……。
■5月xx日
あまりにも首・肩がばきばきなので久しぶりに整体に行く。
揉まれること30分。
私 「やっぱり相当ひどい凝りですか?」
整体師「いやー、全然。まだまだ柔らかい方ですよ。もっとひどい人はいっぱいいますね」
……そこはやっぱり「これはひどいですねー、相当凝ってますよ」だろ! 普通に考えて! 俺は客観的なデータなんか求めてないんだよ! 「お客さん、仕事大変ですね。頑張ってるんですね」的な癒しが欲しいんだよううう! 客商売ならそのへん察しろよっ!
……はあはあ。すいません、ちょっと取り乱しました。
■5月xx日
「バリサン」という言葉を今、知りました。
……若者言葉にキャッチアップしていく限界を感じる今日この頃です。
持ち込みにまつわるエトセトラ?
漫画雑誌などでは「原稿の持ち込み、大歓迎!」といった告知を目にすることがよくあると思います。
対して小説の編集部では原稿の持ち込みを受け付けているところはほとんどありません。
なぜでしょう?
理由は明白です。
「漫画にくらべて小説の原稿を読むのはめっちゃ時間がかかるから」です。
GA文庫フォーマットで256ページある作品でしたら、だいたい2時間弱はかかるのが普通でしょう。しかし同じ256ページでも漫画だったら20分前後で読めます(まあ、いきなりそんな大作を持ち込む人はいないでしょうが……)。
仮に小説で原稿持ち込みを受け付けるとしたら、「無言で原稿を読む編集者の前で2時間弱も心臓ばくばくいわせながら待ち続ける持ち込みの人」という大変健康に悪い、針のむしろなシチュエーションが発生してしまいます(※どMの人にはたまらないかもしれませんが)。
私も10代の頃、某少年漫画誌に持ち込みに行っていましたが、初めて目の前で作品を読まれた時は、自分から来たにもかかわらず1分ほどで逃げ出したくなりましたしね(笑)。
なにしろ緊張するし、恥ずかしいし、編集者のちょっとした動作(たとえば咳払いとか、うーんと唸られたりとか……)に、いちいち「びくっ」と反応してしまって心臓止まりそうになりますし……。
初持ち込みは30分ほどで終了しましたが、それでもかなりの精神的ダメージが残りました。なのでこれが2時間弱続くと考えると、ちょっとした拷問といっても良いと思います。
閑話休題。
ではなぜ小説原稿は読むのに時間がかかるのでしょうか?
これも理由は明白です。
それは言葉が「記号」だからです。
漫画原稿だったら、ざーっとページをめくって全体の印象をつかむことができます。しかし小説の原稿ではそれができません(※改行の少ない原稿では「うわ~、みっちり文字詰まってんな~、真っ黒だわ~」という印象、逆に改行の多い原稿では「うわ~、下半分メモ帳だわ~」という印象を受けることはありますが(笑))。
たとえば「山」が出てきた場合。
漫画だったらそれがどんな山か、絵を見れば一目瞭然です。高いのか低いのか、鬱蒼と木が生い茂っているのか、禿山なのか、冠雪があるのかないのか……視覚情報をそのまま受け取ればいいわけです。
しかし小説の中で「山」と書かれても、それがどんな山なのか、その周辺にある描写を丹念に読みとっていかなければ具体的なイメージを浮かべることはできません。
それは「山」という言葉自体に、およそ人間の想像しうるすべての「山」というイメージが内包されているからです。
ゆえに、それがどのような「山」なのかは、周辺の描写を読み取って解釈したのち、ようやく具体的なイメージとして脳内に立ち上がっていくわけですね。
こう書いてしまうと、漫画のほうが小説より優れていると言っているように受け取られてしまうかもしれませんが、もちろんそんなことはありません。視覚情報で提供される表現は読者に想像の余地を残してくれない、という側面もあるからです。妄想をたくましくふくらませる(笑)ためには、むしろ文字情報の方が良いという面もあるわけですね。
まあ、挿絵の多いライトノベルというジャンルではまた別の問題も生じてくるわけですが、そこに言及してしまうと長くなってしまうので、その辺りはまた稿を改めて……。
要は表現活動にとっては「それぞれの表現様式の特性を理解することが肝要」ということですね。これは漫画、小説に限らず、アニメでも映画でもゲームでも音楽でも演劇でもお笑いでもなんでも同じことだと思います。
ということで普段何気なく読んだり聴いたりしているものでも、そういったことを意識してみると、また新しい発見があって「一粒で二度お得」かもしれませんよ、という締めなのでした。
編集Tのほのぼの編集部日記
■4月xx日
今日も今日とて挿絵を描いてくださるイラストレーターさん捜し。
この作業、思えばGA Graphicスタート時から続けていますので、早10年以上やっていることになります。しかし当たり前のことですが、キャッチーで可愛いイラストを描かれる方は当然多忙。お仕事をお願いするとしても半年先、中には1年先、というケースもままあります。
そこで編集部的には「まだあまり知名度はないかもしれないけど、魅力のあるイラストを描かれている人」の発掘に血道をあげることになるワケですが、当然そんな簡単に見つかるわけもなく……。
「エウレーカ! 見つけた、ついに見つけたぞ! この人の絵はすごい! ぜひこの人にお願いしよう! ハラショー! ……あ、この前断られたばかりの人だった……」
ということを繰り返してはそっと涙で枕を濡らすことになるのです。
ネット、書籍、同人イベント……こういったいわば「砂浜」で、「砂金の一粒」を捜すような作業だなあ……と毎回しみじみ思うのでありました。
■4月xx日
せっせとアンケート葉書読み。
皆様からお寄せいただいたアンケート葉書は編集部一同で洩らさず回覧させていただいております。作品の感想や、キャラへの想い、これからの展開への希望などなどいつもありがたいご意見が多く、感謝感激であります。
中には同じ作品のアンケート葉書を10枚近く送ってくださる方もいらっしゃったりして……。えーと、それって同じ本を10冊買っていただいたってことですよね!? いや、ありがたいんですが、お財布大丈夫ですか? ちょっと心配になってしまいます。
■4月xx日
以前から耳かき大好き人間だった私ですが、先日「これは!」という耳かきを発見しました。これです。
これなら耳をかきすぎて痛めることもないし、軽い気分転換にもなって非常に良い感じです。万人受けするかどうかは判りませんが、個人的には超オススメ。
■4月xx日
毎回校了すると、不要になった大量のゲラをシュレッダーにかけて処分するわけですが、これがなんとなく切ない。
いや、とっておいたら机上がゲラだらけで大変になることは理解しているのですが、校正や編集部回覧を経て、赤字や付箋だらけになったゲラってどうしても愛着が湧いてしまうんですよね。
シュレッダーにかけるまえにぱらぱらと読み返しては、「ああ、ここは著者さんと一緒にすっげー悩んだなあ」などと思い出したりして……。
とはいっても、やっぱりとっておくことは出来ないので、今日も涙を飲んでシュレッダーをガーガーいわせています。
■4月xx日
古代ギリシャ人は全裸で生活をしていたと知ってびっくり。そしてオリンピックも全裸でやっていたと知って二度びっくり!
これをネタに何かラノベができないかと一瞬考えたのですが……とても人に言えない内容になってしまったので、このまま封印させていただきます。それに肌色な話はnekopyon.さんの独壇場だしね(笑)
編集Tの「ことのは探訪記」その2
2ヶ月ぶりのごぶさたです。前回に続きまして、今回も校正中に見つけたちょっと変わった言葉を皆様と一緒に楽しんでいければと思います~。
■やじお
まず、これです。
なんでしょう、これ? なんだと思いますか? 人名? 野次を飛ばす人? それとも弥次喜多的な何か?
正解はこちらです。
やじお
「おやじ(親父)」を倒語にした江戸の流行語。
……ほんとだよ! 本当に広辞苑に載ってるんだからね! うそじゃないんだからね!(※意味もなくツンデレ風味)
広辞苑にはこのように「え? そんな言葉載せる必要あるの?」という言葉が、当たり前のような顔をして載ってることがよくあります。注意が必要ですね。
最近同じ意味で驚いた言葉に「男一匹」がありました。これも本当に載ってます。意味は自分で調べてみてくださいね。ちなみに高倉健や菅原文太のことじゃないですよ。
■かくかくしかじか
続いてはこちら。
これは良く聞く言葉ですし、意味もわかると思いますが、じゃあ「かくかく」って何? 「しかじか」って何? と訊かれてすぐに答えられる人はそういないんじゃないでしょうか?
かくかく(斯く斯く)
内容を省略して引用する語。かようかよう。
しかじか(然然・云云)
長い文句を省略して、これに代用する語。かようかよう。かくかく。うんぬん。
どちらも「省略する」という機能は一緒ですね。
あれ? 「しかじか」の説明に「かくかく」が入ってますね? ということは「かくかくかくかく」でもいいの?
■りゅうぐうのおとひめのもとゆいのきりはずし
最後はこちら。
なんとなく浦島太郎チックですが、これ、広辞苑に載っている中で最長の言葉だそうです。「寿限無~(中略)~長久命の長助」じゃないんですね(※こちらは「寿限無」で載ってました)。
これ、藻の一種らしいんですが、その説明がまたひどい。
りゅうぐうのおとひめのもとゆいのきりはずし(竜宮の乙姫の元結の切外し)
〔植〕アマモ(甘藻)の別称。
アマモて! 三文字じゃん!
ちなみにこれまで私がひいてきた中で言葉の説明部分が一番長かったのが「かかる」なんですが(ちなみに次点は「とる」)、これより説明部分が長い言葉ってありますかね? あったらぜひ教えていただきたいです。
はい、では今回はこの辺で。
次回はオノマトペあたりを攻めてみる予定です~。
編集Tのほのぼの編集部日記
3月xx日
これが載る頃には桜も満開だと思いますが、今はまさに梅が満開です。近所の河川敷を歩いていると、うっとりするぐらいの美しさに魅了されます。上品な芳香がほのかに漂っているあたりも趣きがあって実に良いですね~。
あと花といえば木蓮も見ごろですよね。大きな白い花がふわあっと咲いている夜景などは幻想的ですらありますよ(※余談ですが、木蓮というとすぐに「ぼく球」を連想する昭和世代な私です)。他にも菜の花やオオイヌフグリなど、ふとを目をとめるとそこここにいろんな花が咲いていて幸せな気分になります。庭の百日紅ももう小さい蕾をつけてますし、もうすぐ咲くのかなあと思うとわくわくしますね。春っていいなあ。
……ここ、5・6年ぐらいで急激に「花ってきれいだなあ」とか「自然ってすごいなあ」としみじみするようになりました。おっさんになったから……というか、ラノベ的には死亡フラグが立っている状態のような気がしないでもないわけですが……!
3月xx日
謎の腹下し状態で終日仕事にならず……。なんか悪いもん食ったっけなあ……。
3月xx日
毎年のことながら確定申告作業が超めんどい! やってもやっても終わらんー! お約束のように途中でPC落ちるし! ぐあー!!
もう全部、人頭税にすればいいぢゃん! そしたらこんな計算いらないYO!(※暴言)
3月xx日
ネクタイ。
鬼門です。
そう、実はわたくし、これまでの人生で20回前後しかネタクイを締めたことがありません(※これだけでどれだけヤクザな人生を送ってきたのかが判る罠)。編集部ではいつもTシャツGパンだしな!
だもんで、結婚式なんかの正式な場に出るたびに「えーと……どう結べば良いんだっけ?」と四苦八苦するわけです。毎回「ネクタイ 締め方」で検索して同じページのお世話になっている気がする……。
今日も今日とて子供の卒園式に出るために一生懸命ネクタイと格闘しているのですが、さっぱり結べません! ……いっそのこと、首の後ろでぱちっと止めてしまうお手軽タイプのものを使おうかとも思ったりするのですが、それをやってしまうと何かに負けた気がして悔しいので意地でも自分で結ぶのです!
……そして30分後ぐらいに、業を煮やした嫁に怒られるという罠ですョ。
3月xx日
そろそろ花粉の足音が……。ずるずるぴー。
「神奈月昇イラストレーションズ」まもなく発売です!
先日の日記でも制作風景をちらりとご紹介させていただきました「神奈月昇イラストレーションズ-神曲奏界ポリフォニカ-」がいよいよ3月29日に発売となりまーす!

GA文庫で好評発売中の「クリムゾンシリーズ」「クリムゾンSシリーズ」のイラストはもちろん、キネティックノベル用、アニメ用に描き下ろされたイラストも多数収録されている豪華版です!
さらには神曲奏界ポリフォニカビジュアルファンブックやゲーマガ、GAマガジン、同人誌に描かれたイラストも収録していますので、収録イラストの総数は実に100点以上! まさに神奈月さんの手がけたポリフォニカイラストの集大成とでもいうべき画集となっております。
特に抱き枕イラストは約30cm×約74cmの特大サイズで収録されていますので必見ですよ!

またアニメイトさんでは、豪華限定版仕様の『描き下ろしBOX』が発売される予定となっております。こちらは「コーティカルテ ラフ画リーフレット付き」となっておりますので、ぜひぜひチェックしてみてくださいね!
編集Tのほのぼの編集部日記
■2月xx日
くそう、いつか来ると覚悟はしてましたが、まさかこんなに早くやつが来るとは……!
ということで2月の日記を、なぜか3月に公開の巻ですョ。忸怩たるものがあるですョ。
いや、頑張って2月中にあげようとは思ってたんですが、2月は通常の文庫の制作に加えて、新人賞の審査があったり、「神奈月昇イラストレーションズ」の制作があったり、目が回る忙しさだったもので……(←言いわけ)。
ちなみに画集の色校(=色校正)作業をやる時は机が結構大変なことになります。なにしろ色校正紙1枚1枚が大きいので、具体的にはこんなありさまになります。

通常の作業机には当然乗らないので、打ち合わせ室のテーブルの上に広げまくってなんとか作業……という感じですね。
このあと目を皿のようにして印刷にゴミが出てないか、色味は正しいか、初出・(C)表記は間違ってないか……などなどをチェックしていきます(※もちろん神奈月さんご自身にもチェックをお願いしております!)。
「神奈月イラストレーションズ」は3月下旬発売予定ですので、皆様どうかお楽しみに!
文庫やアニメのイラストはもちろん、抱き枕イラストや描き下ろしイラスト、同人誌でしか発表されていないイラストなど、これまでのポリフォニカ関連イラストの集大成となってますよー!
■2月xx日
深夜。帰りの電車が突然停電してびびる。
停電、とはいっても電車は何事もなく走り続けていて、暗闇の中を真っ黒な車体が走り続けるという異様な事態。
約1分ほどで復旧しましたが、その間本を読んでいた人は目を閉じて休んでいたのに対し、携帯でメールやらWebやらやっていた人は何事もなかったかのようにそれを続行して、時代だなあ、と思ったりしました。
暗闇に蛍のように浮かぶ四角い携帯画面の数々はちょっと怖かった……。
■2月xx日
さて今月も出張校正確定です。出張校正……そう、印刷所まで出張して薄暗い校正室に閉じこめられ、文字と格闘するですョ…………な、泣いてなんかないんだからね!
しかしなぜでしょう。「もう出張校正になるような進行にはしない!」とあれほど未来惑星ザルドスに誓ったはずなのに……。
でもいいや、今月はnekopyonさんも一緒に出張校正だから。ね、nekopyonさ……はっ、いない!?
編集Tの「ことのは探訪記」その1
仕事に限らず、気になる言葉があると本当に気になって夜も眠れない性分なので、片時も辞書は手放せない編集Tです。
さてそんな日々を送っていると、「え? この言葉の語源ってそうなの?」「うそ! そんな意味もあったんだ!」みたいな言葉にいっぱい出会います。
そんな言葉を集めて「なるほどね~」とひとりほくそ笑んでいるだけではもったいないので、最近出会った素敵な言葉を皆様にも少しおすそ分けさせていただきます。
一服の清涼剤、または箸休めになれば幸いです。
■ぐれたハマグリ?
「もう、ぐれてやる!」みたいによく使う言葉ではありますが、みなさん語源はご存知ですか?
実はこれ、もとは「蛤(はまぐり)」なんですよ!
はまぐり
↓
ぐりはま(倒語):物事が食い違うこと。あてがはずれること。
↓
ぐれはま(音便)
↓
ぐれる
という変化を経ているわけですね。
私は勝手に「ぐれ」から「グレー」を連想していて「灰色の状態=非行」みたいなイメージを持っていました。
いや~判らないもんですね。
■家でやさぐれることは不可能?
となると「やさぐれる」って何? という疑問が当然湧くわけでさっそく調べてみると。
やさ=家
ぐれる=はずれる
ということで「家出」という意味なんですね、これが!
だから語義的には「家のなかでやさぐれることはできない」わけです。これも、知りませんでした。
■背広
なんだ普通の言葉じゃん、と思うなかれ。
これも語源が意外なんですよ。
civil clothesの略訛、またはロンドンの洋服商の街Savile Rowからきている……という二つの説があるんですね。
というかどっちも英語由来で驚いた私がここに!
単純に「背の方が広い服」なんだろうな~と思っていた自分の軽率さを恥じました(ってか、よく考えたら「背が広い」ってどういう状態なんだよ!)
いかがでしたでしょうか? 毎日ちょこちょこメモってますんで、またほどよく貯まったらお会いしましょう~。
編集T的「GA文庫大賞一次突破のための傾向と対策」
はーい、集中講義の時間ですよ~。みなさん教室に入ってください~。
さてわたくしGA文庫大賞がスタートしてから、これまで200本以上の投稿作を読ませていただきました。ごっつぁんです!(※編集によっては300本以上読んでいる者もいますよ)。
その過程で、一次を突破できない作品にはある共通した「弱点」が存在するということに気がつきました。
それについてはお戻しする評価シートにも逐一書かせてもらってはいるのですが、これから応募を考えている人のためにも、一般的な傾向と対策を典型的な例とともに挙げさせていただきたいと思います。
微力ながら皆様の一次突破の糧になれば幸いです~。
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■設定面
●【パターンA】設定のあと出し。
終盤になっていきなり「実は俺、魔王の息子だったんだ」などといって物語をひっくり返すというパターンです。
それまでにきちんと伏線をはってあればOKですが、なんの布石もなくいきなり物語の根幹を揺るがすような設定を持ち出すのはNGです。
あと出しジャンケンと一緒で、興醒めです。
●【パターンB】作者しか判らない設定の多用。
「もうこれで大丈夫だ。神崎は決して長谷川を殺せない!」
しかし読者にはなぜ神崎が長谷川を殺せないのか一切説明がない、というパターンです。
作者の中には何か設定があることは端々で窺えるのですが、これでは読者は置いてけぼりになるばかりです。
●【パターンC】設定の矛盾に気づいていない。あるいは平気で設定を覆す。
極端な例ですが、「天涯孤独の主人公」に何の説明もなく当たり前のように「両親と兄弟・姉妹がいる」という投稿作があり、目を疑いました。
また女であることを隠して男子校に通っているヒロインが、なんのきっかけも伏線もなく、ある日突然普通の女子高生として生活を始めるという作品もありました。
……書きながら自分で疑問は感じなかったのでしょうか? 疑問です。
●【パターンD】延々と設定だけを読ませる。
10ページ、20ページ……延々と世界観や歴史、魔法体系、武術体系などをずらずらと無味乾燥な説明文で書き連ねるパターンです。
「どうだ! 俺の考えた設定、すげーだろ!」という作者の自慢オーラはばんばん伝わってきますが、読まされる方は退屈なだけです。
そしてこのように大仰に語られた設定は、たいていこのあと展開される物語に活かされることはありません。
ライトノベルはまず、キャラが活き活きと動いてナンボです。
設定の作りこみはほどほどに。ご利用は計画的に。
※【パターンD】だけで一次オチする作品は少ないですが、【パターンD】を内包する作品はたいてい【パターンA】か【パターンB】が漏れなくセットでついてきているので、そのせいで落ちることが多いです。
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■文章面
●過度の修飾、独特の比喩が多用されている。
「ルシフェルの再来のような気丈さ」「三千世界の重箱の隅をつつくような雷鳴」などなど、書いている本人が得意気になっているのは判るのですが、意味がまったく判らない比喩を多用しているというパターンです。
文章は「平易に、判りやすく」が基本です。
基本ができないうちに応用に手を出すと火傷します。
●視点人物がいつ切り替わったのかわからない。
一人称の作品によく見られる現象です。
地の文がAくんの視点で語られる文章に、Bくんの視点が混ざり、さらにCくんの視点が混ざり……後に残るのは混沌だけ、というパターンです。
誰の視点で記述されている文章なのか、常に意識して書きましょう。
●会話が続くと誰がどの台詞を喋っているのか判らなくなる。
これも上述の視点人物問題に近いものがあります。
キャラがしっかり立っていれば発言内容だけでキャラが特定できますので、このような問題は本来発生しないはずなのですが……。
ただこちらは↓のような対策をとることである程度回避できますので参考にしてみてください。
・台詞の中に呼びかけを入れる
・口調・語調に特徴をつける
・地の文でこまめにフォローを入れる
●「てにをは」がおかしい。
●主語と述語が対応していない。
●無理に難しい言葉を使って、しかも使い方を間違える。
●誤字脱字があまりにも多い。
これに関しては国語を頑張ってくださいとしか言えません。
とにかく少しでも迷ったら辞書をひく習慣をつけましょう。
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■キャラクター面
●突然性格・人格が変わる。
「殺したいほど憎んでいた相手」をあっさり許したり、「死ぬほどきらいな相手」と急に恋に落ちたり……お前は多重人格者か! と思うような行動をとるキャラが平気で登場すると読者は醒めます(※ちなみに多重人格を扱った作品の話ではないですよ)。
キャラの考え方や感じ方が変わったり、成長を見せたりするのはOK……というかむしろそこに「ドラマ」が発生するわけですが、それを納得させるだけのエピソード・描写の積み重ねがないと、キャラは単に「物語を進めるためだけに存在する駒」になってしまいます。
読者は「駒」には感情移入できません。ちゃんと物語世界の中に存在する人間として、キャラを構築しましょう。
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■番外編
●物語が完結していない。
「七人の侍」でいうと、侍を三人集めただけで終わっているような作品も結構あります。当然NGです。
「途中までの原稿を読まされてどうしろと?」というのが正直な感想です。
デスクトップをGA文庫のカバーイラストで飾ろう!
こんにちは、編集Tです。
今回は皆様にとっておきの情報をお持ちしました!(※なんかあやしい勧誘みたいになってますが、真面目にお得情報ですよ!)
ご存知の方はもうすでにご存知だと思いますが、GAGrapchicではGA文庫のカバーイラストを使った壁紙データを絶賛配信中です(※現在もノブレス・オブ・リージュ2巻の壁紙を掲載しております~)。
GA Graphicトップページのここでもお知らせさせていただいておりますので、皆様ぜひぜひチェックしてみてくださいね!

ちなみにこの壁紙、ほぼ週1のペースで更新させていただいております~。
こちらにこれまでの壁紙一覧のページがありますので、まずはこちらからどうぞ!
編集Tの編集部ほのぼの日記
■1月xx日
元旦。お年玉をあげてから新人賞の原稿読み。
二日。雑煮を食べてから、新人賞の原稿読み。
三日。ひたすら新人賞の原稿読み。
四日。ひたすら新人賞の原稿読み。
五日。仕事始め。ひたすら新人賞の原稿読み。
■1月xx日
黙々と口絵・挿絵指定テキストを作る。
本作りにおいて、悩みのない行程は何ひとつないわけですが、この指定作業もなかなかに悩ましいものがあります。
特にライトノベルは通常の小説より、絵の力に負うところが大きいわけですからなおさらです。
どのシーンをピックアップするか、そのシーンをどう見せるか、全体としてバランスの良い指定になっているか、キャラが偏っていないか……などなど。
細心の注意を払って、最終的な指定をまとめあげていきます。
ですので、残念ながらクー子増量といったような恣意的なご要望にはお応えしかねます。あしからず。
そして指定作成の間隙を縫って新人賞の原稿読み。
■1月xx日
路上で正座しながら携帯で話すスーツのお兄さんを見かける。
泣きそうな顔で何度も土下座してもいるよ。
よく電話口でお辞儀する人は見かけるけど、土下座は初めてだね。
……いったい何があったんだろう、か……。
そんなお兄さんの横を通り過ぎながら新人賞の原稿読み(※携帯に転送して読んでます)。
■1月xx日
今月の新刊告知用のバナーを作る。
バナーというものは、たとえばこんな感じの物ですね。
そう、できることはなんでもやる。
それがGA文庫編集部員の心意気というものです。
もちろん新人賞の原稿も読みますよ。
■1月xx日
打ち合わせ帰り、昼過ぎのけだるい空気をまとったガラガラの電車に乗る。
車両には自分と、向かいの席にいるおじいちゃんのみ。
と、突然おじいちゃんがすごい形相で私を睨み始めます。
目は血走り、歯ぐきをむき出しにしてすごい威嚇行為です。
……え? ごめん。俺、なんかした? ここ、おじいちゃんの縄張りかなんか? 俺に? 俺にだよね? 他に誰もいないもんね?
私の戸惑いをよそにますます威嚇行為をエスカレートさせるおじいちゃん。
お前はエイリアン4かというぐらい歯ぐき出てます。このまま食われそうです。
そして次の瞬間。
入れ歯がゴトリと電車の床に転がりました。
…………。
単に入れ歯がとれそうだったのね、おじいちゃん。
そしてブログネタをありがとう、おじいちゃん。
あわあわと入れ歯を拾うおじいちゃん、あんた今、最高に輝いてるよ。
そして最高に輝いている新人賞の原稿読み続行。
PW-M800の冒険
バスで電子辞書落としました。
直前に「遺失」なんて言葉をひいたのがまずかったか。言霊め……!
それはさておき、ないと非常に困る代物なので、ダメモトでバス会社のお客様センターに電話してみると……。
あったよ、ママン!
感動の再会だよ、ジョニー!(誰?)
いやー、まだ拾ったものをきちんと届けてくれる人がいるんですね。殺伐としたニュースの多いこの世知辛い世の中、なんだかほのぼの暖かい気持ちになってしまいましたよ。
ありがとう、拾ってくれた心優しいお姉さん。妙齢で美人のお姉さん。そしてもちろんツンデレで実は魔法少女なお姉さん!(※妄想モード発動)。
ちなみに現在私が使っているのはシャープのPW-M800という電子辞書です。リーズナブルで、かつ非常にコンパクトな辞書なので、かなりお気に入りです。
そのコンパクトさといったらポケットに入れておいても、持っているのを忘れるぐらいの113g(電池含む)!(※だから落としても気がつかないのはしょうがないよね! ……まぁ、もともと「ランドセル落としちゃった」とか平気で言う子供でしたが、私は)。
ところで1日に20回以上は確実にお世話になるこの辞書ですが、一箇所だけ気になるところがあるんですよ、シャープさん。それは起動後0.5秒ぐらいキーを受け付けない時間がある、というところ。ちょっと待てば良い話なんですが、毎回だとちょっとしたストレスも「ちりつも」なんですよね。だから後継機では直しておいてくださいね~。まぁ、それ以外はほぼ完璧な仕様なのでこれからも愛用させていただきますが!
ちなみに広辞苑に「男一匹」って言葉が載ってるのって皆さんご存知でした? びっくりしますよね。他にもいろいろ「えー」と思うような言葉があるわけですが、それはまた別ネタで!
編集Tのほのぼの編集部日記
■12月xx日
第2回GA文庫大賞(後期)への多数のご応募、本当にありがとうございました! この中にきっと将来のGA文庫を担う才能が眠っているはず……! そう思うと今から原稿を読むのが楽しみです!
……それはさておき、山と積まれた封筒を前に、思わず「全部で480本だから一人あたり70本弱読めば……」的な計算をうっかりしそうになってやめました。やめましたよ!
だって、長い階段の先を見てしまったら心が折れて登れませんからね。足許の一段一段を丁寧に踏みしめて登れば、おのずと頂上への道はひらけるものなのです……!
……それにしても70本弱か……。1本あたり2時間として合計で140時間≒6日強……(だから計算したらいかんて!)
■12月xx日
編集部の惨状は先日アズラエルちゃんが報告した通りなので皆様もご存知かと思います(※ちなみに私の机もしっかり激写されてました……まぁ、きたないからね……)。
しかしあれからひとつだけ変わったことがあります。地滑りがありました。雪崩とも言います。本や資料や原稿が、見事に混沌状態になりました。どこに何があるのか判りません。助けてニャル子さん!
これまでは「片付いてないように見えても、どこに何があるかはちゃんと把握している!」と強弁してきた私ですが、最低限、物理的被害は招かないようにすべきだと激しく学習しました。それはこの歳になって学習すべき事項なのかというツッコミは受け付けません。
■12月xx日
流行りのTwitterなるものを始めてみました。
なるほど、気軽に書き込めるのは確かにいいかも。キーワード検索でリアルタイムのつぶやきを眺めていると、ブログでは見えてこない情報の流れが見えてきて面白いし。
ただ「考えずに書いている」人が多いせいか、無意識のうちに本音を吐露したり、自分でも気がついていないであろう生活習慣・考え方をご開陳している方も多数いらっしゃったりして……。これは「気軽さ」の生む「怖さ」だなあ、とも感じました。ご用心ご用心。
とりあえずTwitterで季語なし俳句をつぶやき続けている人がいたら、おそらく私なので捜さないでください。
■12月xx日
早くも忘年会のお誘いがちらほら……。そうね。忘れたいことなら山ほどあるよね。ふっ。
■12月xx日
みなさんは年末進行って聞いたことありますか? 食べ物じゃありませんよ。
年末年始、印刷所さんが休みに入るので、必然的にいつもより進行が巻き巻きになる地獄のイベントのことです。他にもお盆進行、GW進行がありますが、年末進行の破壊力は「まじぱねぇ」のです。現に今その破壊力に、リアルに破壊されかけている私がいます。いつもより1週間早い進行なんてありえねえよ……。
生きていたら、また来年お会いしましょう。
(続く)
編集Tのほのぼの編集部日記
■11月xx日
各所に原稿の催促。ひたすら催促。まだまだ催促。ディ・モールト催促。今日の業務の80%はこれ。
それにしても〆切って不思議ですね。確か「10月末までには絶対アップしますんで!」と約束したはずなのに、電話してみると「あんなスケジュールでできるわけないじゃないですか!」とか「え、まだ10月35日ですよね?」とか言われるんですよね。なぜでしょう? どこかで時空が歪んでいるのでしょうか? それとも私の心が歪んでいるのでしょうか?
ハハキトク スグゲンコウオクレ
みたいな電報を打ったほうがいいんでしょうか? あるいはもっと根本的な(――以下、過激な内容を含むため削除――)ってなんだよ! なんなんだよ! ……はあはあ。
おっともうこんな時間だ。残り20%、電話のつながらない先生のお宅にうかがわねば……!
■11月xx日
「編集という名の病」の巻。
症状:電車の中吊りなどをぼーっと見ていると、見出しの内容より誤字脱字がないかの方が気になってしまう。
診断:なんでも校正してしまう病。
対処:症状が悪化すると飲み屋のメニューの誤字脱字まで、酔った勢いで店員つかまえて指摘するようになります。最悪です。人としても酒呑みとしても恥ずかしいです。
普通の人はそんな事は気にしないでも生きてゆけるものです。まずはもっと大らかな気持ちでいきましょう。
症状:小説・漫画・映画・芝居……鑑賞中にどうしても「●●のキャラをもっと●●した方が面白いじゃ?」とか「●●の出会いと、●●の出会いのシークエンスは入れ替えるべきだよな」とか「あれ●●の伏線、回収されてないんじゃない?」などと考え込んでしまって素直に楽しめない。
診断:いつでも評価シート病。
対処:素直に楽しみましょう。世の中のエンタテイメントはそのために存在しているのですから。笑うときは笑い、泣くときは泣く。それでいいじゃない。人間だもの。
なおこの症状が悪化すると、頼まれもしないのに評価シートを書いて相手に押しつけるという、コミュニケーション上とても致命的な行動に出ることになりますので、お早目の受診をお勧めします。
わかっちゃいるけど、今日も中吊りで一箇所誤字見つけちゃったよ……赤入れたい……。
(続く)
編集Tのほのぼの編集部日記
そろそろ熱燗の美味しい季節になってきたので、マイお猪口磨きに余念のない編集Tです。剣菱最高。神亀最高。だけど神亀はちょっと高くてなかなか呑めない……不況め……!
それとはまったく関係ないのですが、ライトノベルの編集っていったいどんな仕事をしてるんだろう? と興味のある向きもいらっしゃるかと思いますので、私の日常を日記形式でメモってみました。好評だったら続きます。続かなかったら察してください。
10月xx日
11月新刊用オビのコピーを一生懸命考える。この作業、内容を端的に現していて、しかもキャッチーなものを……ということで毎月大変悩みます。
1日考えて何も決まらない時は「コピーライターの人ってすごいよなあ……」と素直に感嘆です。
言霊というものはなかなか宿らないものなのですよ……。
10月xx日
AdobeのInDesignでひたすら組版作業。やれやれようやく終わるぞ、というところでInDesignがフリーズ。
……わりと本気でAdobeに殺意を覚える……。
10月xx日
「くれは×リミテッド!」の橋村先生と2巻の打ち合わせ。プロット、大まかな流れを決めて、詳細を詰めたものは後日……ということでいったん終了。
1巻の時にやった5時間耐久トライアスロン的な打ち合わせに比べるとかなり平和に終了した感触。まぁ、初稿があがってきたらまたいろいろやりあうわけですが……!
ちなみに目下、一番の悩みは1巻のカバーイラストを超えるためにはどうすべきかということだったり!?
10月xx日
編集部油部(※メンバーは編集部員全員)による恒例の焼肉大会。
美味い肉を肴にビール呑みまくり、そして決して口外できないような話題で盛り上がりまくり! しかし酒の効用で「聞いたことを3秒で忘れるモード」に入っている私は何も覚えていないので何も問題ないのです。何も問題ないのですよ!(※大事なことなので2回言いました)。
……えーと、本当に何も覚えてないですよ? ●●先生の△△が××だとか、●●編集部の△△さんが実は××したとか!(※自主規制)
10月xx日
地獄の校了週を前に発熱。寝込む。新型インフルでなかったのが不幸中の幸い。
最近週末になると体調を崩しやすくなっている気がする……やっぱり歳?(悲哀)。
(続く……のか?)
ノブレス・オブリージュの未使用表紙ラフを特別公開!
15日に発売になった第1回GA文庫大賞奨励賞受賞作「ノブレス・オブリージュ~茅森楠葉の覚悟~」、皆様もうお読みいただけたでしょうか?
まだの方は、可愛い女の子達の織りなす剣あり友情あり恋模様ありの熱い物語ですので、ぜひぜひご購入のうえご堪能くださいませ!
そんなノブレスですが、実はカバーとは違ったバージョンのラフが存在していたのです。今回はそんな埋もれてしまった未使用ラフを特別に大公開!

いかがでしょうか? 実際に採用された表紙とはまた別の趣きがあるのがお判りになると思います。特に楠葉のきわどい(?)ポーズに注目ですよ。
この表紙ラフ2案。どちらでいくか、正直とても迷いました。どちらも良い。でもどちらか一方しか表紙にできない。ああ、でもどちらも良い。でも一方しか……ええい、もういっそのこと表紙と裏表紙に絵を置くW表紙で! ……などという妄想が脳内を飛び交うほど迷いました。
結局編集部&小松先生で「あーでもないこーでもない」と意見を出し合った末、現在の形に落ち着いたわけです。
ノブレスに限りませんが、こうして未使用のまま埋もれていくラフや没原稿って実は結構あるんですね。そんな試行錯誤の上に作品は成り立っているわけでして、読者の皆様が見ている「完成された本」はまさに氷山の一角と言っても過言ではなかったりするのです。しかしその「一角」が面白いものになっていれば、海面下にいる氷も本望! これからもどんどん面白い物語をお届けします~!
では最後に声を大にして。
「ノブレス・オブリージュ~茅森楠葉の覚悟~」、よろしくお願いいたします!
やっぱり「刀×女の子」は正義です!
気分転換に頭の体操はいかが?
初めまして、編集Tと申します。好きな崩壊はゲシュタルト崩壊です。きらいなコアラは羽根付きまゆげ付きです。
それはともかく日中は微妙に暑く、朝晩は微妙に寒くて体調を崩しがちな今日この頃、ちょっとした頭の体操で脳細胞をリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。
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Q)冷蔵庫に象を入れるためには3つの手順を踏まなければならない。その手順を答えよ。
A)
1)冷蔵庫を開ける。
2)象を入れる。
3)冷蔵庫を閉める。
Q)冷蔵庫にキリンを入れるためには4つの手順を踏まなければならない。その手順を答えよ。
A)
1)冷蔵庫を開ける。
2)象を出す。
3)キリンを入れる。
4)冷蔵庫を閉める。
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これ、結構有名なジョークですが、皆さんはご存知でしたか?
この種のジョークのいいところは、これを聞いて「ぶはははは!」と笑える人と「だからなに?」という人に反応がはっきり分かれる、という点です。
ラノベに限らず、基本的に娯楽というものは「無駄」を楽しむものなので、ここで笑えた方が人生お得なのは言うまでもありません。同じアホなら踊らにゃソンソンです。だって犬は笑えなくても、人間は笑えるんですからね。
最後にもうひとつ、ジョークではないんですが、同じ趣きを持つ詩をひとつご紹介(※これ、私、大好きなんですが、誰の作か知らないんですよね。知ってる人がいたら教えてください)。
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うさぎうれし
はねても
はねても
うさぎでなくならない
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まぁ、そんなことを考えながら日々編集作業に勤しんでおる次第です。



















