■12月xx日
 第2回GA文庫大賞(後期)への多数のご応募、本当にありがとうございました! この中にきっと将来のGA文庫を担う才能が眠っているはず……! そう思うと今から原稿を読むのが楽しみです!
 ……それはさておき、山と積まれた封筒を前に、思わず「全部で480本だから一人あたり70本弱読めば……」的な計算をうっかりしそうになってやめました。やめましたよ!
 だって、長い階段の先を見てしまったら心が折れて登れませんからね。足許の一段一段を丁寧に踏みしめて登れば、おのずと頂上への道はひらけるものなのです……!
 ……それにしても70本弱か……。1本あたり2時間として合計で140時間≒6日強……(だから計算したらいかんて!)
■12月xx日
 編集部の惨状は先日アズラエルちゃんが報告した通りなので皆様もご存知かと思います(※ちなみに私の机もしっかり激写されてました……まぁ、きたないからね……)。
 しかしあれからひとつだけ変わったことがあります。地滑りがありました。雪崩とも言います。本や資料や原稿が、見事に混沌状態になりました。どこに何があるのか判りません。助けてニャル子さん!
 これまでは「片付いてないように見えても、どこに何があるかはちゃんと把握している!」と強弁してきた私ですが、最低限、物理的被害は招かないようにすべきだと激しく学習しました。それはこの歳になって学習すべき事項なのかというツッコミは受け付けません。
■12月xx日
 流行りのTwitterなるものを始めてみました。
 なるほど、気軽に書き込めるのは確かにいいかも。キーワード検索でリアルタイムのつぶやきを眺めていると、ブログでは見えてこない情報の流れが見えてきて面白いし。
 ただ「考えずに書いている」人が多いせいか、無意識のうちに本音を吐露したり、自分でも気がついていないであろう生活習慣・考え方をご開陳している方も多数いらっしゃったりして……。これは「気軽さ」の生む「怖さ」だなあ、とも感じました。ご用心ご用心。
 とりあえずTwitterで季語なし俳句をつぶやき続けている人がいたら、おそらく私なので捜さないでください。
■12月xx日
 早くも忘年会のお誘いがちらほら……。そうね。忘れたいことなら山ほどあるよね。ふっ。
■12月xx日
 みなさんは年末進行って聞いたことありますか? 食べ物じゃありませんよ。
 年末年始、印刷所さんが休みに入るので、必然的にいつもより進行が巻き巻きになる地獄のイベントのことです。他にもお盆進行、GW進行がありますが、年末進行の破壊力は「まじぱねぇ」のです。現に今その破壊力に、リアルに破壊されかけている私がいます。いつもより1週間早い進行なんてありえねえよ……。
 生きていたら、また来年お会いしましょう。
(続く)

   

 よく見るサイトは「ラノベ365日」、サトです。本日はドラマCD情報。


「織田信奈の野望」は春日みかげ先生、みやま零先生のコンビによるラブコメディ! 高校生の良晴が突如、飛び込んだ世界は戦国時代!? そこで出会った一風変わった少女は織田信奈と名乗った……。「信長は女の子だった!?」と話題の本作が早くもドラマCD化です! 
 現在、ドラマCD公式ホームページでこの作品のWebラジオ「皆口裕子の野望 ドラマCD『織田信奈の野望』を10倍楽しく聴く方法」を公開中!
 織田信奈役の皆口裕子さんと、蜂須賀五右衛門役の金田朋子さんが出演しています。「ラブプラス」の姉ヶ崎寧々役でも人気の皆口さんの“お姉さん”なボイスと、金田さんの役柄にあわせた(?)、噛み噛みなボイスのトークがこちらで楽しめます
 さらに2010年1月22日発売のドラマCD「織田信奈の野望」を、コミックマーケット77で先行販売決定! 以下の企業ブースで発売予定です。
・GA文庫/ゲーマガ(西4階企業ブース231)
・HOBIRECORDS (西4階企業ブース315)
・ホビボックス (西4階企業ブース422)
 ドラマCD「織田信奈の野望」をよろしく!
   

ぼくらの まちに。

GAまがじんがやってきた!
……というわけで、
へんしゅうぶにGAまがじん第3号のみほんしが
とうちゃくしました!
しましたよ?


1号2号をこうにゅうしてくれたよいこのみなさんは
ごぞんじのはずですが! こんかいも、これまでいじょうに
もりだくさんのないようでおおくりしています!!
どれくらいおすすめかと聞かれると、秋のさんまくらいおすすめです。
ふにふにおいしいのです。
きになるないようは!
人気シリーズの書きおろしたんぺんはもちろんのこと、
ポリフォニカしりーずはコーティカルテちゃんのおへそが
みえちゃうだきまくらカバーと、にゃ、にゃんと「まぁぶる」が
いっさつまるごとふろくとしてついてきちゃうのです。
「這いよれ!ニャル子さん」のおはなしもあります。
フラッシュアニメ「這いよるニャルアニ」もふろくDVDに
2ほんしゅうろくされています! もりだくさんです!!
でも、いちばんのおすすめは「蒼海ガールズ」たんぺんだと、
はんまーさんが言ってました。
たいとるは「きんいろのたからもの」だそうです。
たからものということは、いいものにちがいないのです。
そんなGAまがじん第3号ですが、12がつ19にちはつばいなのです。
たいせつなおともだちへのクリスマスぷれぜんとにもぜひどうぞ。
れきせんのせんしのみなさんがおはなしすることによると、
コミケのぎょうれつのおともにもさいてきらしいですに♪
どうぞおたのしみに!
こちらからもおもともめいただけます!
しゃしん:アズラエルちゃん。
   

 よく見るラノベ系ニュースサイトは「気が向いたらのライトノベル週報」、サトです。本日は重版のご連絡です。
 白鳥士郎先生の「蒼海ガールズ!」の1巻、2巻の同時重版が決定しました!
 先日も「魔法の材料ございます ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚」の重版をお知らせさせて頂きましたが、1巻が売れなければあとがないと言われるライトノベルで、2巻が刊行された結果、それに連動して1巻が売れてくれるのは、とてもありがたいことです。


「蒼海ガールズ!」は美少女ばかりの軍艦を舞台とした「ボーイ・ミーツ・ガールズ」ストーリー。国を追われた皇子シューフェンが拾われた船は、男子禁制の軍艦ビシャスホース。男とバレたら死刑になってしまう状況で、艦長に提案されたのは女の子のフリをすること!? シュー君のかわいさと、副長をはじめとする乗組員(全員女の子)の変た……ゴホゴホン、えー、本格的な帆船バトルが大変好評です! 12月19日発売の「GAマガジンVol.3」に掲載の短編もすごいですよ!
 さて、既に2巻まで読んでいて、「蒼海ガールズ!」の3巻が待ち遠しいあなた! そんな人にオススメなのが白鳥士郎先生のデビュー作「らじかるエレメンツ」シリーズ!
「らじかるエレメンツ」は刀鎌北高校化学実験部を舞台に繰り広げられるハイテンション学園コメディ。羽卵やアルミといったツンデレなヒロインとのラブコメ要素と、アクセル全開ですっ飛ばす、破天荒なコメディ要素が人気です。「蒼海ガールズ!2」の、あの暴走っぷりが好きな人なら、きっと楽しんで読んで頂けると思います。1巻はこちらから買うことが出来ます
 GA文庫には、あなたがまだ知らない面白い作品がたくさんあります。是非、既刊のシリーズもチェックしてくださいね!
   

 PSP2と書いて「ファンタシースターポータブル2」と読む今日この頃。応募者のみなさまいかがお過ごしでしょうか。
 GA文庫K村です。
 さて、今回のなぜなにGA文庫は、GA文庫大賞の巻 その2 であります。
 お題は規定枚数。
 GA文庫大賞では、作品の枚数を以下のように規定しています。
1ページ42文字×34行(縦組み)の書式で、80枚以上130枚以下。
※400字詰め原稿用紙換算 約230~380枚
 ところで応募者のみなさん。なぜ130枚なのか、と思ったことありませんか?
 ちょっと考えてみましょう。
 まず“1ページ42文字×34行で130枚”というのは、GA文庫にした場合、260ページに相当します。
 まあこれだけならライトノベルのフォーマットとしては普通なんですが、問題はこれが“本文のみのページ数である”ということ。
 つまり本番ではこれに10点の挿絵が付き、目次とかGA文庫大賞募集のお知らせとか、ファンレター募集とか、いろんなページがくっついてくる。みなさまお手元のGA文庫を見て頂くとわかると思いますが、だいたいどれも本文に加えて20ページほど増えるんですね。
 すなわち、この時点で280ページ。
 そして原稿、特に応募原稿というのは改稿を重ねるに従って増える傾向にあります。
 例えばキャラクター成分であったり、描写であったり、イベントであったり、そうした“何か重要なパーツ”が足りていないことがとても多い。
 場合によっては、シーンがひとつまるごとグッバイ! てなこともありますので、減ることだってあるんですが、だいたい増える。
 てことは、応募段階で130枚を超えているものって、本番では軽く300ページを超えちゃう可能性が高いんですね。
 これはライトノベルとしてはちと多い。
 さらに言うと、小説って長く書く方が簡単なんです。楽、ではないけれど、削らないでいいというのは明らかに簡単。
 だって入れておいた方がいいかな、と思ったら書けばいいんだもの。
 作品全体に対してプラスの効果があるかどうかわからなくても、そのシークエンスが何のためにあるのかよくわからなくても、文章が自分なりにきちんとしていて、キャラクターがいて、イベントらしきものがあれば、なんとなく話的には問題ないような気がするでしょ? 書いておいた方が間違いないような気がするでしょ?
 ところがそれが大間違い。要らないところに筆を割き、必要なところを書いてない、というのは、原稿全体をダメにする最大の原因だったりするのです。
 作品が迷走する、と言えば何となくイメージしやすいでしょうか。
 言い換えますと、削るという作業は、必要なパートとそうでないパートを見極め、その上で最適の形に整える、という作業でもあります。要するに自分の作品の狙いが客観的にわかってないとずっこけるのですね。
 まあ実際の審査に際して言うとボリュームより中身が大切なのは間違いないですが、まずは作品を決められた器に盛って勝負してくださいな、ということ。そこが守れないようでは、あとあと困りますし。
 その意味では、最初から規定枚数で収まる話を選択する、というのも戦いのうちだったりします。だってプロになったら枚数守って当たり前ですから。
 応募されるみなさまは、そうした裏事情を汲み取りつつ、執筆に励み、かつGA文庫を楽しんでくださいませ。
 力作をお待ちしてますよ~。