GA文庫が誇る新・厨2病のバイブル『異能バトルは日常系のなかで』が2018年1月刊行のシリーズ第13巻でいよいよ完結を迎えます。
テレビアニメ化をはじめ、コミカライズやドラマCD化など多様なメディアミックス展開に恵まれた本作は、たくさんのファンに愛されてシリーズを重ねてきました。
ある日とつぜんとてつもない異能に覚醒めたふつーの文芸部員たちが、異能バトルに巻き込まれることなくふつーの日常のなかでおもしろおかしくその能力を無駄遣いしていく――けどそれだけじゃ終わらない、ひと癖もふた癖もあるメタフィクショナルな読み味も楽しめる本作。
いよいよ、満を持しての大団焔( 大団円)となります。
ちょっとおさらい『異能バトル』
最終第13巻をお楽しみいただく前に、ちょっとだけここまでのお話をおさらいします。
ストーリー上、13巻に直接つながるのは2冊前の11巻(↑こちら)です。「文芸部の日常」と「文芸部の外で行われている非日常」とが決定的に交錯した、シリーズ全体でも屈指の事件を描いたお話。
そしてこのお話最大のキーパーソンは、
相模静夢くん。
『日常編』と『異能バトル編』、どちらにも顔を出すキャラクターがとんでもない方法で2つの舞台を交わらせてくれました。詳しくは重大なネタバレになるので言えませんが、11巻の最後のページを読んだとき思わず「おへっ!?」と変な声が出てしまったことをよく覚えています。「え? あ、そうくるの!? ええええ、あー、そっか、そうくるのか! おあー。いやほんとに?えええ?」という意味がこもった「おへっ!?」でした。なにしろ担当編集である私にもこの結末は当時明かされていなかったからです。
と同時にこうも思いました。
(望先生、この続きどうするつもりなんだろう……?)
我慢できずに聞いてしまいました。
「望先生、これ続きどうなるんですか!?」
「……これから考えます」
「 」
ちょ、え、望先生ぇえええええ!?
いま明かされる真実!
まさかのノープラン。
ちょっと奥さん聞きました?
あの続き、当時考えてなかったんですって!
そんなラストシーンから、1年9ヶ月。
その間にいろいろなことがありました。
他社さんでもご活躍の場を広げ、
ずっと大好きだと言っていた作品のアンソロを手がけたり、
お子さまもお生まれになるなどして、
じらしにじらされつづけた「あの続き」が、
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いよいよ
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出ます。
望先生いわく
「終わることに意味がある。そんな最終巻にしたつもりです」
この言葉のとおり、テーマは『最終巻』。完結することの意味がお話そのものに密接に関わっている、まさしく最終巻のなかの最終巻に仕上がりました。
11巻のラストからその続きを心待ちにしてくださっていた全ての読者さんに、きっとご満足いただける内容になっています。こういう「異能バトルは日常系のなかで」を読みたかったんだ。そんな気持ちになれることうけあいです。
最後に読者の皆様のために、最終巻の冒頭の一文だけ先行公開しましょう。
最後の戦いから大体一年が経過した。
ちょ、望先生ぇえええええ!?
そのパターンなの!?
そのパターンやっちゃうの!?
果たしてそのパターンなのか。それともこれも含めてネタなのか。
気になった方はぜひ最終巻をお読みください。
ただいまご予約好評受付中です。
発売日までもう少々お待ちください。
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そして、さいごに朗報をひとつ!
望公太先生のお話は
これで終わりではありません。
同月発売、完全新作始動。
題して、
異世界テニス無双
テニスプレイヤーとかいう謎の男が
ちょっと強すぎるんですけど!
詳報は後日更新、ご期待を高めまくってお待ちください。
以上、GA文庫まいぞーでした。