先日、シリーズ完結の第一報をお届けした「聖剣使いの禁呪詠唱22」ですが、堂々たる長期シリーズですので「いま、どういうお話になってるの!?」と分からなくなっている読者さんもきっといることでしょう。
アニメは最終話まで見てくれたけど、原作は途中で休憩しちゃってるまま、という読者さんもいるかもしれません。
そこで!
完結直前のおさらい企画としまして、ワルブレシリーズの直近数冊の流れをふりかえってみることにします。
これを読めば諸葉がいま(=22巻)どんな戦いに挑んでいるのかがすぐ分かりますよ!
さて、物語のターニングポイントはこの19巻です。
というのも、実はワルブレは19巻から同じ場所でめまぐるしい連続戦闘を続けています。
舞台は、諸葉たちが通う亜鐘学園。18巻までに出てきたキャラも出てきていなかったキャラも、全員見せ場がありまくるザ・総力戦を繰り広げています。
そのため、19巻の最終章タイトルは「ノットエピローグ」
巻末で区切りではないから、エピローグじゃない。
もちろん怒濤の超級バトルは、巻をまたいでさらに激しくなっていきます。
続いて第20巻。
19巻で本作2大ヒロインのひとり、サツキがシリーズ最大のキーパーソンとなり、
今巻では彼女をめぐって『熾場亮(しばあきら)』という男が立ちはだかります。
アニメ放送分ではまだ登場しなかった、諸葉と比肩しうる実力者です。
物語は熾場がたどった地獄のような過去をなぞる形で紡がれ、
ラストで衝撃的な展開に繋がっていくのです。
完結巻の1冊前。現・最新刊にあたる21巻。
亡き両親にかわって諸葉を育てた叔母・エリカがこの決戦に参戦!
数冊にわたって続いた亜鐘学園総力戦は終わり、物語は最後の舞台へ。
またこの21巻ではシリーズを通してただ一度として存在しなかった
ある章タイトルを冠した章があります。それは
プロローグです。
ワルブレにはいままでどの巻にも「プロローグ」がありませんでした。
各巻、巻頭にフレーバーテキストがあり、冒頭すぐ本文開始がお約束。
本来章タイトルがあるべきところには、4行分の空白があるばかり。
プロローグは、一度もなかったのです。
言い換えれば、ここまでの21冊は壮大なる前日譚でした。
つまり2つの前世を宿した少年が、誰よりも特別な「灰村諸葉」へと至る経緯。
数多の試練を超えてプロローグをむかえ、現世で挑むべき使命に向きあうことになりました。
そんな諸葉と対峙するのは
前世からの因縁の相手、駿河安東(するがあんどう)!
そして。
聖剣使いの禁呪詠唱22
シリーズ最後にして最厚のボリュームで魅せる、灰村諸葉の超本気!
最強の前世が2つあるから超最強――じゃない!
現世で過ごした日々が、少年を『超最強』へと到達させてくれた。
その熱い事実を見事に描きつくした、あわむら赤光先生の最高傑作です。
最初の1ページから最後の最後までワクワクする、
『聖剣使いの禁呪詠唱』の面白さの全部がこの1冊に詰まっています。
ワルブレをずっと応援してくれている読者さんはもちろん、
アニメから興味をもった方や、コミックが好きだった方、
原作を途中まで読んで続きが気になっている方、
その全員を絶対に満足させられる、最後&最高のワルブレが完成しました。
「最強」という概念に真正面からむきあったライトノベル大作。
GA文庫が誇るロングランシリーズの結末を、どうぞその目でお確かめください。
あわせて乞うご期待!
あわむらイズム全開・最新傑作登場!!
超かっこいい特別な少年の次は、
超シブくてかっこいい、男のなかの男の物語!
若き肉体に最古の神の経験値をあわせもつ、ニューヒーロー誕生です。
あわむら先生が唱える「かっこよすぎる腹黒狸」の物語。
おかげさまですでに大好評ご予約受付中!
6月はワルブレ最終巻&完全新作「百神百年大戦」をどうぞよろしくお願いいたします!