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今回は編集部と新人作家さんの打ち合わせの一幕をご紹介しようかと。
10月某日16時、第2回GA文庫大賞奨励賞受賞作「イツカカカセオ!」のDさんと初打ち合わせ。新宿で待ち合わせて、ご挨拶。受賞式には作家用の名刺を用意して頂き、他の作家さんとご挨拶頂ければと説明。
まず今後の刊行までの流れを説明。次に作品全体の良い点、演出強化したい点、修正が必要な点を話す。
「本作は大幅な直しは発生しませんでした。受賞作によって直しの量、ポイントはまちまちですね。最終的にきちんとしたクオリティで出せるように、と編集部としては考えております。
ストーリーは良かったです。ウチの新人賞受賞作の中でも最も熱い話になるんじゃないですかね。ヒロインキャラはとても魅力的でかわいいです。これなんて顔デレ? 文字デレ? サトラレデレ?」
原稿に入る前にいくつかヒアリング。
「マシンはWin、執筆はテキストエディター、ATOK、類語辞典、電子辞書……と。その体制は割と定番の一つですよ。
ライトノベルでは何を読まれますか? 秋山瑞人先生、海原零先生等々。他にも新人賞作品をたくさん研究もしていた、と。当社の作品もいくつか? どれも面白かったけど「むげりん」が良かったですか。2巻も面白いですよ、1巻読者の予想のつかない○○○な対戦相手が出てきますから」
今後の執筆におけるルビ、傍点のつけ方や、原稿のコメント、修正方法、表記ユレを説明。原稿に入って赤の箇所を説明しつつ進める。
「冒頭の『空手家 vs. 引きこもり少女』はツカミになってます。作品独自の世界観を出せているし、引きこもり少女が選考時も人気でしたよ」
修正を進めている半ばで、編集長から合流の連絡が入り、ご挨拶。
「え、似てる? ブログの絵を見て、どんなヒットマン二人がくるのかとびくびくしていた!? そんな……」
原稿終了後、2巻用の数案と新キャラの候補を見せてもらう。新キャラ候補が20人以上も!? 2巻B案のシリアス展開について熱心に話す編集長とDさんの横で、笑いのツボにはまる私。
「A案の新キャラヒロインの能力が面白過ぎる! こっちでいきましょうこっちで」
23時、修正のスケジュールを確認し、そんなこんなで打ち合わせが終了。引き続き面白いものに仕上げていきましょう! という感じで打ち合わせが行われました。
2010年春発売予定「イツカカカセオ!」、どうぞお楽しみに!