よく見るサイトは「平和の温故知新@はてな」、サトです。GA文庫大賞の応募者さん向けの話題、応募時のルビに関してです。
ライトノベルのルビ、ふりがなは、通常の漢字の「読み」を書くことに加え、あて字を入れる場合が多いと思います。前者はキャラクター名などで、後者は作中の設定の特殊なもの、「竜破斬(ルビ:ドラグ・スレイブ)」みたいなものや、特別な言い回しで使う事が多いと思います。
通常の漢字の読みに関しては、応募時に入れる必要は特にありません。受賞し、実際の文庫化の際にはきちんとルビを振る事になりますし、そういったルビの有無も相談して調整していきます。
応募時のお願いとしては、漢字のキャラクター名に関して、初出時にだけルビを入れて頂きますと選考時に助かります。特殊なルビに関しても初出時に欲しいのですが、それらのルビのテキスト上のふりかたに関してもお願いが一点あります。
応募作の中には、プリントアウトの原稿に、ワープロソフトのルビ振り機能を活用して、しっかりとルビを付けて送って頂く方がいらっしゃいます。伝奇バトル的な作品ですと、原稿いっぱいにビッシリと漢字とルビがある場合もあります。
そういったワープロ機能を使ったルビ振りは、特にしなくても大丈夫です。
ルビを振る漢字の後ろに全角カッコで入れて頂ければokです。
例:吐露非狩古鬱(トロピカルフルーツ)
作品の演出上、見栄えの面で意図は十分にわかるのですが、選考時には後ろにカッコで書かれていれば、文庫としてルビが入ったイメージで我々は読めますので、凝らなくて良いですよ、という話になります。
ワープロソフトのルビ振り機能のルビは、テキスト形式で保存される場合には、ルビそのままでは保存できませんし、実際にプロになった場合にやりとりする時もテキスト形式が多く、ルビはカッコで表記が一般的です。
これは応募時の絶対のルールではありません。しかし、ルビをワープロソフトで振っていく手間も大変だと思いますので、そこは気にせずカッコ表記にして、その力を内容の方の向上に努めて頂ければ、と思う次第です。
第2回GA文庫大賞の後期の締め切りは11月30日です。皆様からのご応募お待ちしております!