明けましておめでとうございます

 新年明けましておめでとうございます。
 おかげさまでGA文庫は今年5周年を迎えることができました。
 それもこれも読者の皆様あってのこと。
 編集部を代表しまして、厚く御礼申し上げます。
 引き続き2011年もGA文庫でお楽しみ頂ければ、幸いであります。
 というわけで、めっきり寒くなってきた今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか。つけ麺を開拓したり「ダンガンロンパ」をクリアしたりして正月を満喫したGA文庫K村です。
 いや、本当はこんな事じゃいけないってのはわかってるんです。
 コタツでゲームやってる場合じゃないよね。
 好き放題寝てる場合じゃないよね。
「餅がウマイでぶ」とか言ってる場合じゃないよね。
 応募原稿読まねば。
 ホント読まねば。
 全然間に合ってないってば。
 すいませんすいません、ホントすいません。
 でもね、予想よりおもしろかったのよ、これ。
 事件があって、捜査があって、裁判があって、そこで生じる矛盾を突くことでゲームが進む、という意味では「逆転裁判」と似たような構造なんですが、物語のノリが全然違う。
 そもそも主人公達の置かれている境遇が、完全に閉鎖された空間で、かつ仲間同士が殺し合う、というシロモノ。
 意外な被害者と意外な犯人。
 最初の事件から、
「え? そっちいくの?」
 みたいな展開。
 最初の事件から最後の事件まで、ゆるむことなく楽しませてもらいました。
 ちょっと中身的に具体的なところは紹介できないっていうか、事前情報なしでプレイして欲しいんですが、
・閉鎖空間で起きる殺人事件
・一連の事件によって、全体の大きな謎が見えてくる
 こういうシチュエーションに燃える人は、ぜひ一度お試しあれ。
 そんなに難易度高くないですし、裁判シーンでのツッコミも「逆転裁判」より理詰めで推測しやすいです。
 小説的視点で考えると、いろいろ無理があるんですが、それを置いてもキャラクターの立て方や、ストーリーの転がし方など、いろいろ勉強になります。
月見月理解」が好きな人にも、ぜひオススメしたい一品でありますよ。