編集Tのほのぼの編集部日記

■2月xx日
 現在「這いよれ! ニャル子さん」シリーズのイラストでおなじみの、狐印先生の画集をもりもり製作中!
 GA文庫で描いていただいたイラストは勿論、ホビボックスさんのドラマCDジャケットイラストや、キャラハイさんの抱き枕イラストなど、多数のイラストを収録しています!
 そしてカバーイラストは勿論描き下ろし!
 さらにアニメイトさん限定版では描き下ろし画集BOXと特大ポスターが付属する予定ですよ~!
 近日中にブログなどで詳細を告知予定です! 皆様よろしくお願いいたします~!
 現在、編集作業をしつつ、ここ5~6年ほどの狐印先生のイラストを改めて見返してしみじみしたりしております。
 GAGraphhicの壁紙イラストから始まって、「はうはう」「メタルうぃっちシスターズ」「這いよれ! ニャル子さん」と狐印先生を担当させていただいているわけですが、やはりそれぞれのイラストにいろいろな思い出があって感無量ですね……。
 A4サイズの大判で見ると、またイラストの迫力も格段ですし! 乞うご期待であります!
■2月xx日
 新人賞の二次読み開始。
 二次読みは一次読みと違って「孤独な闘い」でないのが嬉しいですね。
 具体的に言うと、一次でその作品を通した別の編集と、作品について語り合うことができるのが嬉しいところです。
「あの●●ってキャラ良かったろ?」「あー、あれ! 良かったですね~。まさか●●で●●するとは思わなかったですよ!」「でもさ、あの●●を活かすんだったら、もっと構成を変えて●●を前に持ってきて、設定の●●をなくしておけばいいと思うんだよね。あのシバリ、結構きついと思うんだ」「いや、ちょっと待ってください、それだとキャラの良いところを殺しちゃうことになりませんか? ボクだったらむしろ●●を●●して●●方面に……」「あーそうか、今はむしろそっちの方が受けるか!」みたいな感じで。
 なにしろその作品を読んでいる編集は現時点で世界に2人しかいないわけで、そう思うと語る側にも熱がこもろうと言うものです。
 さらに入れ込んだ作品になると勝手にパッケージとかキャンペーンなんかも考えだしたりして先走り具合が大変なことに(笑)
 逆に自分がイチ推ししていた作品がはねられたときの落胆はひとしおです(※もしかしたら作者以上に落ち込んでるかも……)。
 最終選考はまだちょっと先ですが、今からどんな作品に出会えるか超楽しみです!
■2月xx日
 近くの公園で催されている「梅まつり」を見に行きました。
 梅もほどよく満開で、鼻腔をくすぐる微かな芳香が春の到来を感じさせてくれます。
 毎年来ているこの「梅まつり」ですが、年を経るごとに、花が美しく、そして儚く、だからこそより美しく見える……というのはやっぱり歳だからでしょうか。歳だからですね。
 願わくは花の下にて春死なむ その如月の望月のころ
 西行法師のそんな句が五臓六腑に沁みわたる昼下がりです。……呑んでません! 呑んでませんよ!
■2月xx日
 また編集部が引越しをするらしいと風の噂が……。
 ふ。
 前回の引越しの段ボールをまだ開けていない私にまったく隙はなかったのですぜ!