雨が降ったり寒かったりで、体調グダグダな今日この頃。みなさまいかがお過ごしでしょうか。GA文庫K村です。
今回は
「君、不幸そうだね」
で始まるほのぼのアットホーム残念コメディ
「かんなぎ家へようこそ!」
のご紹介であります。
中身につきましては、こちらを見て頂ければだいたいわかると思うんですが、最大の魅力は全編を覆い尽くすマシンガンボケツッコミ。
K村は、こんな能動的かつボケまくる座敷童子というのは見たことがありません。
が、しかし、ライトノベル読者の皆様としては、どんなかわいいヒロインが出てくるか、に興味の焦点があるはず。
なので、今回はK村的フェイバリットキャラについて。
愛ちゃんイチオシ。
いやまぁ、実際犬神のハナとか帯ちゃんとか、いろいろおいしいキャラはたくさんいるんですが、K村としては、とにかく愛ちゃんを推したい。
だって決めゼリフが、
「わ、私だって……私だって……ボケたらツッコんでほしいんです!」
ですよ?
目の幅涙を流しながらこんなこと言うキャラがいたら、それは愛さずにいられまい?
応募原稿で読んだとき、思わず悶絶しました。
「やべぇ、これは受賞させるしかねぇ」と。
もちろんこれ以外にも、帯ちゃんの
「死ね変態」
とかソリッドないいセリフもたくさんあるんですが、後半愛ちゃんが登場してからのブーストっぷりはハンパないです。
むしろそこからが本番と言っても過言ではない。
いや、物語の本筋とは微妙に違うところにいるんですけどね、愛ちゃん。
巻頭口絵がちょっとしたコミックになっていますので、“かんなぎ家の人びと”が気になる皆様、ぜひ一度手にとってご確認くださいませ。
パラパラパラ、とページをめくれば、そこはもう“かんなぎ家”。
楽しくておかしくて、ちょっとだけ考えさせられる、そんな家族の物語があなたをお待ちしております。
あ、それから著者の冬木冬樹さんは、第6回MF文庫Jライトノベル新人賞も2本同時に受賞しています。GA文庫大賞と合わせると、ほぼ同時期にトリプル受賞という快挙。
というわけで、MF文庫Jさんからは、受賞作「ふぉっくすている? 1本目」と「魔法少女☆仮免許」が10月11月に連続刊行されるそうなので、そちらもチェック! なのであります。