新米の美味しい季節になったからといって、編集部に炊きたてご飯の匂いがたちこめるのは何か間違っていると思う……こんにちは、アズラエルです。
 今月は、第二回GA文庫大賞が二作品登場。そのうち「かんなぎ家へようこそ!」については先日の編集長K村の記事を見てもらうとして、今日は「断罪のイクシード ―白き魔女は放課後とともに―」をご紹介。



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 超常の夜に、想いと魔術が交錯する王道系学園異能バトルということで、概要はこちらを見て貰いたいのだけれど、私としては、やはりヒロインである静馬ちゃんの暴言&傍若無人っぷりがツボにきたわね。
 死にかけている主人公・大和くんに対して
「私が話しかけているのに肺を潰しているだなんて万死に値するわね」
などと冷たく言い放ったり、気をつかって丁寧に呼びかけたら
「同級生に『さん』付けなんて腰が引けてるのね。不能を疑うわ」
とシモネタ交じりの毒舌が容赦なく返ってくるヒロインに、胸が熱くなりっぱなしよ。それでいて内に秘めた部分が見えてくると、そんな傍若無人っぷりが可愛く見えてくるのも不思議なところ。毒舌は正義!
 あとは、大和くんの妹であるましろちゃんの、名前にそぐわぬ真っ黒っぷりも見所の一つね。バリバリ。ヤンデレは正義!!
 ……そしてそんな女の子たちと、それに振り回される大和くんのボケツッコミを楽しんでいるうちに、いつの間にか物語全体の底を流れている重厚なドラマに包み込まれているという絶妙さ。この見事なストーリー展開は、ぜひとも実際に味わってもらいたいわ。
 ちなみにこの「断罪のイクシード」、アニメイトさんで購入すると特製リーフレットが付属するみたいなので、気になる人はそちらもチェックよ!
   

 雨が降ったり寒かったりで、体調グダグダな今日この頃。みなさまいかがお過ごしでしょうか。GA文庫K村です。
今回は
「君、不幸そうだね」
で始まるほのぼのアットホーム残念コメディ
「かんなぎ家へようこそ!」
のご紹介であります。



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 中身につきましては、こちらを見て頂ければだいたいわかると思うんですが、最大の魅力は全編を覆い尽くすマシンガンボケツッコミ。
 K村は、こんな能動的かつボケまくる座敷童子というのは見たことがありません。
 が、しかし、ライトノベル読者の皆様としては、どんなかわいいヒロインが出てくるか、に興味の焦点があるはず。
 なので、今回はK村的フェイバリットキャラについて。
 愛ちゃんイチオシ。
 いやまぁ、実際犬神のハナとか帯ちゃんとか、いろいろおいしいキャラはたくさんいるんですが、K村としては、とにかく愛ちゃんを推したい。
 だって決めゼリフが、
「わ、私だって……私だって……ボケたらツッコんでほしいんです!」
ですよ?
 目の幅涙を流しながらこんなこと言うキャラがいたら、それは愛さずにいられまい?
 応募原稿で読んだとき、思わず悶絶しました。
「やべぇ、これは受賞させるしかねぇ」と。
 もちろんこれ以外にも、帯ちゃんの
「死ね変態」
とかソリッドないいセリフもたくさんあるんですが、後半愛ちゃんが登場してからのブーストっぷりはハンパないです。
 むしろそこからが本番と言っても過言ではない。
 いや、物語の本筋とは微妙に違うところにいるんですけどね、愛ちゃん。
 巻頭口絵がちょっとしたコミックになっていますので、“かんなぎ家の人びと”が気になる皆様、ぜひ一度手にとってご確認くださいませ。
 パラパラパラ、とページをめくれば、そこはもう“かんなぎ家”。
 楽しくておかしくて、ちょっとだけ考えさせられる、そんな家族の物語があなたをお待ちしております。
 あ、それから著者の冬木冬樹さんは、第6回MF文庫Jライトノベル新人賞も2本同時に受賞しています。GA文庫大賞と合わせると、ほぼ同時期にトリプル受賞という快挙。
 というわけで、MF文庫Jさんからは、受賞作「ふぉっくすている? 1本目」と「魔法少女☆仮免許」が10月11月に連続刊行されるそうなので、そちらもチェック! なのであります。
   

やっほー、みっひーだよん。
・最近のわたし(・x・)♭
まだまだiPhone4にハマり中。
ふと、うちで音楽聞くときもiPhoneが良いなと思ったわたし。
早・速! スピーカーを買っちゃいました~♪
Bluetoothでぽちっと快適なのです。
あったらイイナはきっとあるっ☆ミ
さて、わたしの近況はここまで。今日は評価シートのおはなし。
お待たせいたしました。
本日、「3次落選作品の評価シート」&「最終選考落選作品の評価シート」を発送いたしました!
もちろん今回も3次選考以上の落選作品には、通常の評価シートとともにもう1枚の(別の編集者が作成した)総評別紙をお付けしちゃいます。
是非2人(最終まで残った作品の場合は3人ですよっ☆)の評価や、アドバイスを読み比べ、次回の作品を作る際の参考にしてください。
シートはみなさまのお手元に2、3日中には届くと思います★
もう少しお待ちくださいね。
これにて第3回GA文庫大賞(前期)は全て終了ですっ。
ご応募いただきましたみなさま、ありがとうございました!
……っと。
現在GA文庫では後期の作品を大募集中!!
今日ももりもり作品を頂いております。
締め切りは11月末。お早めに応募くださいましね。
なお早めにお送りいただけると、みっひーの受付手続きがすぐ出来るので、受領メールをお送りするのが早いっ、という特典付きなの☆☆☆
よろしくねっ(マテ
んじゃばいばいっ☆

   

 ぜんこくいちおくさんぜんまんにんの「ふぁみまっ!」ファンのみなさん、たいへんお待たせしましたのですに!
 本日、サブリナちゃんの抱きまくらカバーの画像<表面>を大・公・開!!するのですに★
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“ほにゃっ”としたようなサブリナちゃんの表情がまたにゃんとも……かいぐりかいぐりしたくなるのですに!
 おへそに向かって流れるようなラインにも、ようちうもくなのですに!!
 ちにゃみに、うらめんも鶴崎画伯の手により、ばりばりとすすめられているのですに!
 かんせいしたらあらためてごしょうかい……ちょっとだけお見せするのですに。
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 にゃんだかたいへんにゃことににゃっておりますに――!!
 こんにゃかわいいサブリナちゃんが、ふわっふわのロイカきじに命をふきこまれてあにゃたのおてもとにとどくのですに!
 ぜんこくのおにいちゃん、どうぞよろしくお願いするのですに♪
 ※こちらのサブリナちゃんの抱きまくらカバーは『GAマガジン Vol.4』についているふりこみ用紙でこうにうできますに。
 ※しめきりは11がつ30にちのおふりこみまでゆうこうにゃのですに!!
 ※イラストはへんこうになるばあいがあるのですに!!

   

 だいぶ涼しくなって布団が幸せスペースとして威力を発揮しつつある今日この頃。みなさまいかがお過ごしでしょうか。GA文庫K村です。
 いやもう、眠いっす。
 もともと布団大好きキャラなので、休みの日はゴロゴロうだうだ寝ていることが多いんですが、クソ暑い夏が終わって涼しくなってくると、なおさら布団への恋しさがつのりますです。
 もう一生お布団でもいいよ、ワシ。
 と言いつつ、一問一答も6回目。
 ネタもさることながら、今回は答えだけ言ってしまうとあっさりなんだけど、ちゃんと考えると実は奥が深いネタについてであります。
Q:応募原稿の書式について
A:書式について、だけだと何のことやらわかりませんが、これはGA文庫大賞が第3回前期より、打ち出し不要、テキストファイルでの応募、となったため、
・文字数や行数をGA文庫に合わせて書いていたのだが、それはどうなるの?
・縦書きで読んで欲しいんだけど、そのへんどうなるの?
・1文字だけ次の行にはみ出すのはかっこわるいので見直し段階で修正してキレイに収めていたんだけど、それってどうなるの?
などなど、そうした“体裁に関する疑問”が出てきたのですね。
 なので、今回はそれについて。
 というか、先に答えだけ書いてしまいますと、そもそもテキストファイルというのは、1行あたりの文字数や1ページあたりの行数、書体、その他もろもろのいわゆる“書式情報”や“体裁に関する情報”を一切持っていません。
 持っているのは、そこに置かれている文字と改行コードくらい。
 なので、書くときにどういう環境だったか、1行何文字にしていたか、縦書きか横書きか、などの情報は、きれいサッパリ存在しないことになります。
 それだとせっかくキレイになるように調整した文字数が台無し!
などといった話が出てくるかと思いますが、そこは気にしないでよろしい。
 なぜかというと、審査段階で対象となるのはそこに書かれている作品がおもしろいかどうかであって、最終的な形が整っているかどうか、は審査と直接関係がないから。
 例えばK村は、小説原稿は縦書きじゃないと頭に入ってきにくいので、エディターで縦書きにして読んでいますが、そのときの1行あたりの文字数は、会社のデスクトップならGA文庫フォーマット、Webノートの場合は、画面が小さいので1行あたりの文字数少なめ、という環境です。
 しかもこれ、応募原稿だけじゃなくて、他の原稿もこの環境で読んでます。
 従って、小さいモニターで読んだときとGA文庫フォーマットで読んだときで評価が変わるようでは仕事に支障をきたします。
 あらためて言いますが、大切なのは中身。
 キャラクターが魅力的か、文章が読みやすいか、ストーリーは生きているか。
 そうした作品の本質に関する部分のほうが絶対に大事。
 体裁を整えるのは、本当に最後の段階で間に合うんです。
 また、応募者のみなさんが自分の持っている環境でキレイに体裁を整えたとしても、最終的には修正が入ったり印刷用のソフトに読み込んだりする段階で、もとの体裁は崩れます。
 ブログでも書きましたが、例えば“昼食”という単語に、“いつものラーメン”というルビを振ったとしましょう。
 その場合、ルビの文字が多い分、もとの“昼食”という単語は通常より文字の間隔が空けられた状態で配置されます。
 つまり、ルビを入れなければ
今から昼食を食べに行こう
だったものが、ルビを入れたせいで
今から 昼 食 を食べに行こう
のようになってしまう可能性がある。
 他にも記号や半角文字の入れ方などであちこち崩れたり変わってきたりします。
 で、これって印刷前の最終段階にくるまで実はわからないんです。
 である以上、必要以上に体裁に気を使うのは、あまり得策ではない。
 もちろん最終的に本になる段階では、1文字だけ溢れた文字をどう収めるかとか、ページをめくらせたところにこのセリフを入れたい、などは丁寧にやるべき。
 ですが少なくとも応募原稿の段階でそこに神経を使う必要はありません。
 あ、それからK村は応募者のみなさんがワープロで原稿を書くことをあまり推奨しません。
 なんでかというと、書式や体裁をいじれる分、キレイに整った原稿を見て“これってよく書けてね?”と錯覚する可能性があるからです。
 極端な例えかもしれませんが、原稿用紙に手で書いたものと、ワープロで打ったものでは、ワープロ原稿のほうが“それっぽく”見えます。
 でもその“それっぽさ”というのは、中身とは何にも関係ない。
 単に見た目で誤魔化されているだけ。
 それと同じことが、ワープロで一生懸命体裁を整えたり、書体に凝ったりした原稿では発生しうるんじゃないか。
 傍点しかり、書体しかり。
 やればやるほど見た目はそれっぽくなっていきますが、その一方で書式や体裁によって発生している演出効果に自分が騙されていないか。
 もちろん使える手段は全部使う、というのは考え方としては正しい。
 挿絵や口絵だってそうした演出の一手法として使っているわけですし、本になる段階で、使える効果を使い切る、というのは別に悪いことではないでしょう。
 でもそれは応募原稿でやるべきことじゃない。
 しかもその体裁を整える作業が楽しくなったりすると、そりゃもう本末転倒なわけで、いったいなにをやってますのん? という話になるんじゃないか。
 そんな風に思っています。
 なので、修行段階のみなさんは、むしろ味も素っ気もない、飾りなど使いようのないテキストエディターで書いた方がいいんじゃないかなぁ、と。
 とはいえ、今どきパソコンを買ったら最初からWordが入っていることが多いですし、逆に自分に合ったエディターを探すほうが手間だったりもします。
 まさかWINDOWSのメモ帳で書く、というわけにもいきませんし。
 その意味でもワープロで書いちゃダメ、とは言いません。
 でも体裁に凝るのはちょっと待て、と言いたい。
 それはあなたの文章修行になりませんよ、と。
 ちと話が横にそれましたが、問いに対する回答としては、
体裁をがんばって整えてもあんまり意味ないです
ということになります。
 身も蓋もない答えで申し訳ない。
 といったところで、今回はここまで。
 なんか1回でひとつしか質問が処理できなくなってきた。
 次はもちっと簡潔にやりたいなぁ。