こんにちは、GA文庫のぺんぎーです。
今回は間もなく登場の新作をご紹介!

 

 

スクランブル・イレギュラー 悪魔使いと6つの異常(エラー)
(著:只木ミロ/イラスト:鳴瀬ひろふみ
第10回GA文庫大賞で《優秀賞》を受賞した作品が12月15日頃発売です!


 


とんでもなくぶっ飛んだ、ヤバい連中がひとつの場所に集まったとき、

先行きの読めない物語が走り出します!

 

場所は超豪華飛空船。乗客はただの金持ちばかりかと思いきや、

一癖も二癖もあるとんでもなくヤバい奴らが、

それぞれの目的を持って集まっていました。


一言で身体の自由を奪う天才幼女催眠術師

臆病な最老の殺し屋、自爆を繰り返すテロリスト宗教の教主

あらゆる幸運を労せず手に入れる男

そして船を設計したのはオーパーツじみたマッドサイエンティスト……

主人公のヴィクトは小説家にして、大悪魔キルデスを使役する悪魔使い

とある本を探して、船に乗り込みました。

 

とにかく多数のぶっ飛んだキャラクターが登場する本作。

一人ずつ紹介しつつ、この飛空船でどんなことが起きるのか見ていきましょう。

 


ヒロインのリーゼロッテは貴族令嬢。

弱者のために力を尽くすことが貴族の使命だと信じてやまない、

ちょっと変な女の子です。

口癖は「ノブレス・オブリージュ」

「貴族的使命」「貴族的謝罪」「貴族的戦闘」「貴族的勇気」etc…

全部「ノブレス・オブリージュ」です。

爆弾テロが発生し、小説家のヴィクトに命を救われた彼女は、

一般の乗客を守るのが「貴族的使命(ノブレス・オブリージュ)」であると、

船の中を走り回ります。

 


「わたしが治せるのは外傷とテレビだけ」

「わたしはご主人様とずっと一緒。実質、嫁」

 

ヴィクトが使役するキルデスは、願いを反対にして叶えるひねくれ者の悪魔。

自分を召喚したヴィクトに「地獄へ帰れ」と命じられ帰るに帰れなくなったことから

なぜかヴィクトに惚れ込んで、とりついています。


 

「………………まさ、か、この歳でおもらしするなんてね。ふふ、惨め」

 

道中、彼らは一人の少女に出会います。

少女の名前は椎名フラン。天才催眠術師、ヤバい奴です。

そのちからは、絶大。

ひとこと声をかければ、たちまち洗脳されてフランの“家族”になってしまいます。

“家族”欲しさに彼女はそれを無邪気に使い、船内をさらなる混沌に導きます。

 

と言ってもそこは12歳の少女。

混乱のなかでおもらししてしまったり、

気遣ってくれたヴィクトを気に入ってしまい、

“家族”にしようと、つきまとうようになったり……。

 


「邪教ってのは、逝けたら楽になるんだよ」

 

一方、爆弾テロを企てたのは「平等」=「死」を奉ずる邪教の教主

パネロペとその信者たち。

自爆を繰り返し船内を混沌に陥れた彼らは

その勢いで船を墜落させようとしますが、

そこに尋常でない敵が立ちはだかります。

 


「怖くて怖くて……ついつい余計な殺しをしてしまいました」

「銃弾はね……まっすぐにしか飛ばないんですよ」

齢80にして現役、最老の殺し屋、岡田米助。

幼い頃から殺しの才能に特化した人間であり、

尋常でない臆病者であるがために、あらゆる準備を怠らず、

結果、一度として失敗したことがない。

リーゼロッテを暗殺するために船に乗り込んだ彼は、

その障害となるモノを全て排除しようとします。

 


 

《解るだろう、キミならさー。

ボクがどういう目的でこの船を造り、ボクが今から何を見たいのか、さー》

《キミのそういうところ、ボクは大好きだよ》

 

この超豪華飛空船を開発したのはダークマタ教授。

ただひとり世間と隔絶した技術を持つ、

オーバーテクノロジーな天才マッドサイエンティスト

ヴィクトとは旧知の間柄で、仲の良い友人であり、ライバルのような関係。

船を開発したのも、単に乗客をもてなすのではない“とある”理由があり、

ヴィクトもそれに関わりがあります。

 


「この船は面白いよねえ。変な人がたくさん。

でも、ぼくの運命を破ってくれる人はいない」

 

アレイスト・グッドマンはハリウッド俳優ばりの美青年。

あらゆる幸運を手に入れる星の下に生まれた彼は、

宝くじの高額当選は日常茶飯事、

喧嘩をすれば相手に雷が落ち、競走すれば相手のアキレス腱が断裂する。

ゆえに人生に、運命に退屈しており、

自分の想像を超えるものを探して、暇つぶしに明け暮れています。

 


※画像をクリックすると拡大されます

 

混沌と化した空の上で、

多数のキャラクターがそれぞれの目的のために力を尽くします。

各キャラクターの物語は並行し、交差し、そして一つに収束していきます。

ぶっ飛んだキャラクターながらどこか人間らしい彼らの生き様と、

「このキャラクターがここで繋がるのか」という驚きに、

ページを繰る手が止まらないこと請け合いの本作。

 


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只木ミロ先生と鳴瀬ひろふみ先生が贈る

「スクランブル・イレギュラー 悪魔使いと6つの異常(エラー)

12月15日頃発売!

どうぞよろしくお願いいたします!

   

こんにちは、編集ぬるです。
新人賞投稿作をがりがり読んでます。

 

さて、GA文庫が激オシ中の第10回GA文庫大賞の受賞作、その第2弾がついに刊行開始!
本日から、12月発売の下記2作品が順次店頭に並びます。
担当編集によるおすすめコメントと合わせて情報をお届けしますので、気になる作品があった人はぜひ店頭へ!

 

わたくしの貴族的教育(ノブレス・オブリージュ)を

叩き込んで差し上げますわ!

 

《優秀賞》
『スクランブル・イレギュラー 悪魔使いと6つの異常(エラー)』
著:只木ミロ イラスト:鳴瀬ひろふみ

 

超豪華飛空船ヴィクトリア号で発生した爆弾テロ。ある目的で船に乗り込んだお人好しの小説家・ヴィクトは、貴族的使命に異常にこだわる令嬢・リーゼロッテと出会い、乗客を救うために奔走することになった。
船に乗り合わせたのは、一言で身体の自由を奪う天才幼女催眠術師、臆病な最老の殺し屋、自爆を繰り返すテロリスト、あらゆる幸運を労せず手に入れる男、そして――悪魔。
「わたくしのノブ・オブをご覧に入れますわぁー!」
「とうとう略しだしたよ……」
非日常の跋扈する船内、ヴィクトは少女を救い、目的を果たせるのか。
第10回GA文庫大賞・優秀賞受賞の群像・狂想曲、ここに開幕――

 

担当編集ぺんぎー

 初めて応募原稿を拝読したときから、「これは絶対に世に出したい!」と思った作品でした。
 常人とはかけ離れた力を持ち、いずれ劣らぬぶっ飛び具合のキャラクターばかりですが、どこか人間くさく、自分の幸せを追い求めて必死にあがく姿には応援したくなります。

 

 担当編集のお気に入りはヒロインのリーゼロッテ。「貴族的○○(読み:ノブレス・オブリージュ)」が口癖で、人助けに尋常でないほどの命を燃やす貴族令嬢です。「貴族的使命」「貴族的謝罪」「貴族的目的」「貴族的戦闘」「貴族的勇気」etc…全部「ノブレス・オブリージュ」です。一体どうやって会話しているんだ……。

 

 グランド・ホテル形式の群像劇としての構成も巧みで、「ここでこのキャラが繋がるのか!」という驚きに満ち、ページを繰る手が止まらないこと間違いなし!

 

 鳴瀬ひろふみ先生のアイディアに満ちた美麗なイラストとともに、ぜひお楽しみあれ!


美少女魔族と、異世界で夢の〝メイド〟ハーレム無双!?

 

《奨励賞》
『魔王バトルロイヤル 魔力ゼロでも最強魔王になれますか?』
著:之雪 イラスト:ろうか

 

「――『メイド服・着エロ』とは、一体なんのことでしょう?」
ごくごく普通の高校生春野健史はある日突然騎士のフライングクロスアタックを喰らい異世界に転生した。
異世界で彼を迎えたのは、魔族の美少女ユズカとラムダ。2人は健史に自国の魔王になるよう懇願する。
ただの人間で魔力ゼロ。魔王など務まらないと思う健史だが、なぜか敵をワンパンで撃退。すっかりその才覚を2人に見込まれてしまう。
転生の際に読まれた記憶でメイド好き認定された健史は、メイドコスのユズカやメイド姿の工作員に翻弄されたりしながらも、異世界を制し、元の世界に帰ろうとするが――!?
第10回GA文庫大賞奨励賞受賞作!!

 

担当編集ねこぴょん

 誰もが一度は夢見る「普通の高校生がある日突然転生して最強無双で異世界ハーレム!」を地でいく本作は、
非常にストレスフリーで、すいすい楽しく読むことができます!
 そして、とにかく魔族の少女ユズカが可愛いです!
 健史の記憶を隅から隅まで読み取っておきながら「ご安心ください。詳細な記憶は読んでいません」などと宣い、
その上微かに頬を染めて「『ミニスカ制服』や『紐ビキニ』なんて知りません」「『メイド服・着エロ』とはなんでしょう?」
なんて明らかに健史の記憶から呼び出したワードについて聞いてきたりするところなど、もはや反則級の可愛さです!
 他にも、あっさりさっぱり系女子なのに負けず嫌いでユズカに対抗してメイド服を着てきたりするラムダや、健史を掌の上で
踊らせるようで、実は自分が踊らされてしまう敵の諜報員マオも含め、ヒロインが総じて可愛くてオススメです!!
 健史の前に立ちはだかる魔王候補さん達もとても強くてユニークですので、ぜひ読んでみてください!!


 

第10回GA文庫大賞の受賞作品は、1月にも《奨励賞》『剣と魔法と幻想典』が発売予定!

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以上、編集ぬるによる新人賞情報でした!