アブラブ

 いきなりヘンな呪文でこんにちは。編集長K村です。
 今回のお題は、アブラブ。
 別にこれ、呪文とかではありません。漢字を当てると
“油部”。
 なんと言いますか、見たまんまであります。
 とはいえ、別に部活ではないです。
 目隠しした状態で食用油を飲み比べて銘柄を当てるとか、全国のご当地油を調査してレポートにまとめるとか、自分達で菜種を栽培して油を精製、売上の足しに、とかそういうわけでも、ない。もちろん、油田を探して会社の行き帰りにダウンジング、というわけでもない。
 ここで言う油部とは、“油分補給部隊”の略。
 実は編集部には煮詰まったとき、はけ口として、串揚げ食べ放題とかホルモン食べ放題とか焼き肉半額キャンペーンとかそういう油っこい食物をわっしゃわっしゃ詰め込む、という習性を持っているメンバーが多い。てか、全員それ。
 あと、なにかデカいメニューが話題になったときなんかに、
「オレ達は誰の挑戦でも受ける!」
「みんなのために油分を補給してくるぜ!」
とか言いながら全員で突撃する。そういう設定があるのですね。
 で、そうした走油性を持つわしらを指して“油分補給部隊”、通称“油部”となったわけです。なので、部活というよりは単なる本能。
 もちろんメンバー全員顔はてっかてか。よく言えばコラーゲン、普通に言うと油顔。年に一度の健康診断では、全員があっちこっち引っかかりまくる。
 まあなんと言いますか、そんなメンバーが作っているわけですから、GA文庫はその70%が油分でできていると言って過言ではない。残りの30%はもちろん炭水化物。トッピングにほんの少し愛を振りかけてお召し上がりくださいませ。さっぱりとしたあとくちが魅力です。