7月8日の「レンジでチン ラーメン編」で紹介した「新潟産のラーメンどんぶり」ですが、その後K村が水の量を学習したおかげで日々ラーメン作りに大活躍。
あえて言うならちょっとどんぶりが深すぎというか、深さと面積のバランスが若干微妙で、安物の塗り箸だと麺が滑って持ちにくいとかあります。
が、しかし、そんな細かいことはいいんだ。
毎日ウマイラーメンが食べられる! それだけでK村は幸せなのです。
これにレイアウト変更後の炊きたてご飯が加われば、K村的食生活はパーフェクトな彩りになるのです。
というわけで、昨日は醤油、今日はミソ、そして明日は塩ラーメン! といった具合に毎日大変充実している今日この頃。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
GA文庫K村です。
さて今回はGA文庫大賞の評価シートについて。
評価シートでは、目安として5つの項目にそれぞれ得点を付け、グラフにしています。
今だと、“設定について”“キャラクター”“ストーリー”“作品構成力”“文章力・表現力”の5つ。
それぞれに点が付き、丸く太ったグラフに近ければ大変幸せ、というアレです。
ところがこれ、実は大きなポイントがあります。
それは、
“各要素の合計値=作品の評価、ではない”
ということです。
「え? どういうこと?」
と思ったかもしれませんが、でもそれは事実。
いや、もちろん各要素の点数がメチャクチャ低いのに、作品の評価が高い、というのは基本あり得ません。
各要素が高ければ作品の評価も高めになります。
でもそれはあくまでも“高めになる”“低めになる”というだけのことであって、最終的な作品に対する評価は、
“読んでおもしろかったかどうか”
または、
“読んでおもしろくなる可能性を感じられたかどうか”
に左右されます。
少しくらいキャラクターが弱くても、設定や文章がアレでも
「でもこれ、おもしろいよね」
と読んだ人間が言えれば上の方まで行くし、
「これ、ここを補強すればいけるよね」
となれば誰か担当が付くかもしれない。
もしかすると賞を獲ったりするかもしれない。
そういう類のものです。
こうした点数の持つ意味合いは、学校のテストとは決定的に違うところです。
例えば入試では、各科目できちんと点を取り、合計点が水準を超えていれば合格できます。
でも作品のおもしろさというのは、そういうやり方では実は判定できません。
まずはそのことをご承知おきください。
では、あの要素に対する評価は何のためにあるのか。
それは、応募作の各要素に関して、自分の得意や不得意を把握し、次にどこを伸ばすのか、どこを補うのか、そのための指針。
または、
「ここは書けているけど、ここが足りないからもちっとがんばってください」
と伝えるためのツール。
その意味では、各要素に対する評価というのはあくまでも基礎段階としての評価であり、総合的な作品に対する評価とは切り離して捉えてもらったほうがいいかもしれません。
合計点に一喜一憂するのではなく、それぞれの要素に関して磨くべきところを見いだし、それについて集中的に勉強する。
そんな使い方が、評価シートの正しい使い方ではなかろうかと。
というわけで応募者の皆様、第3回の一次発表はもう少し先ですが、スタッフ一同モリモリ読ませていただいておりますので、しばしお待ちください。