なぜなにGA文庫大賞 一問一答の巻 その3

 マルスが弱っちくてぐんにょりな今日この頃。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
 GA文庫K村です。
 まあ、代わりにプレイヤーが作ったキャラクターが強いので、K村的には全然OKなんですが、スーファミ版の時からこんなに弱かったっけ? とか疑問な日々であります。
 というわけで、K村的疑問をそのままに、一問一答その3スタート!
Q:応募は早いほうが有利? 遅い方が有利?
A:まったく関係ありません。
 早めにきたものは、みっひーが先に振り分けてくれますが、早く振り分けられたからといって、ゆっくり時間をかけて読めるというものでもないのが実情だったりします。
 また、自分の割り当て作品を読み終わった後で、もう一度最初から見直したりもしますので、送るのが遅くなったから不利とかそういうことはありませんです。
 ちなみに、応募原稿がやってくるペースですが、基本的に締切1ヶ月前くらいから増えてきて、最後の10日でドカっとくるのがいつものパターン。
 ここで全応募数の2/3から3/4くらいのイメージでしょうか。
 そのため、どうしても後半にやってきた応募作に関しては、受領メールが遅れがちだったりします。
 ヤキモキしてお待ちの皆様、申し訳ない。
Q:届いているはずなのに受領メールがこないんですが。
A:原因として考えられるのは、
・エントリーシートから応募者のデータを入力する際のミス

 この場合、エラーメッセージが戻ってきた時点で再度チェックして送りますので、最終的には届くはず。
 ただし、0(数字のゼロ)とo(アルファベットのオー)、1(数字のイチ)とl(アルファベット小文字のエル)、-(ハイフン)と_(アンダーバー)など、手書きだと判別しにくいものがアドレスに混じっている場合は、エントリーシートに書かれているアドレスが正しくてもこちらで読みとれずにエラーとなる可能性があります。
 とはいえ、これに関しては第3回後期よりエントリーシートのデータも送って頂くことになりましたので、入力ミスさえなければ基本大丈夫のはずですが。
・エントリーシートに記入されているメールアドレスが間違っている
 ドウニモナリマセン
 ただ、携帯のメールアドレスの場合、キャリアでブロックする設定になっていると送信者にエラーメッセージが戻ってきません。
 そのため、編集部は受領メールを送れたつもりなんだけど、応募者には届いていない、ということが発生します。
 いずれにしても、こちらのメールアドレス(ga-info☆cr.softbank.co.jp ☆を@に変えてください)に問い合わせを入れて頂ければ、確認して折り返します。
 なおその際、ペンネーム、本名、応募作品名、の3つをお知らせくださいませ。
 また、問い合わせに関してですが、返事はできるだけ早く戻すようにしていますが、土日などの休日が絡んでいる場合、締切前後でエントリーシートの整理が終わっていない場合、などは若干時間がかかります。
 とはいえ、着いたかどうかわからない状態でヤキモキし続けるのもつらいもの。
 遠慮なくお問い合わせ頂ければ幸い。
Q:バッドエンドはダメですか?
A:そんなことはない、と言いたいですが、若干微妙。
 できればバッドエンドは避けて、ハッピーエンドにしたほうがよいです。
 といいつつ、ではハッピーエンドってなんでしょう。
 K村的定義では、受け手が気持ちよくなるような物語の終わり方、であります。
 よく主人公が死ぬとか生きるとか、ヒロインがどうなっちゃうとか、世界が壊れるとか壊れないとか、そういうひとつずつの要素がどうなるか、という“要素の落とし方”で判断しますが、大切なのはそこではありません。
 別に登場人物がアンハッピーなラストでも、読者がハッピーに思えばそれはハッピーエンド。
 大切なのは受け手の気持ち。
 つまりパーツ個々の結末ではなく、全体としてどんな感情を受け手に与えたか、によって、ハッピーエンドだったりバッドエンドだったり、もの悲しいエンドだったりするのではなかろうかと。
 まあそもそも論的に言うと、ハッピーエンドとかバッドエンドとか、そういう2択的に言い切ること自体が適切じゃないのでは? という気がします。
 なのでハッピーエンド論議ってあまり好きじゃないんですが、全体としてはやはり読者が気持ちよく読み終えることのできるものがいい。
 また、応募要項にもありますが、GA文庫大賞で求めているのは、
広義のエンターテインメント小説作品
です。
 である以上、読後感が悪いもの、もっと言うと、不快になるようなもの、というのはよろしくない。
 読者を気持ちよくさせてこそエンターテインメント。
 その意味では、読者を気持ちよくさせるライトノベル作品かどうか、が審査の段階で問われている、とも言えます。
 ではなぜ冒頭部分で
A:そんなことはない、と言いたいですが、若干微妙。
 できればバッドエンドは避けて、ハッピーエンドにしたほうがよいです。
という軟弱な言い方をしたのか。
 それは、審査の段階では、作品が面白く書けていれば読後感が悪くても通る可能性があるからです。
 もちろん読後感の悪さをひっくり返すだけの面白さがないとダメですが、逆にそれだけのパワーがあれば通ってしまう。
 その意味では、読者を気持ちよくさせないとダメですよ、というのは必ず守るべきルールではありません。
 大切なのは、面白いかどうか。
 編集部のメンバーがのけぞるような作品をお待ちする次第であります。