こんにちわ、みっひーです。

いよいよGW、みなさまはどこかにお出かけするのでしょうか。
みっひーは足の怪我がまだ完治してないので、今年は出歩くことは無理そうです……。
でも、1日くらいどこか空気の綺麗な場所でのんびりしたいな。天気のよい日にでも。

さてさて。
お待たせいたしました。「2次落選作品の評価シート」を発送いたしました!
但し……ごめんなさい、今回も分割発送になってしまいます(およそ半数の方にお送りいたしました)。
追加分もそう間を置かずにお送りできると思いますので、届かなかった方、もう少しだけお待ちくださいね。

ばいにー☆

 漫画雑誌などでは「原稿の持ち込み、大歓迎!」といった告知を目にすることがよくあると思います。
 対して小説の編集部では原稿の持ち込みを受け付けているところはほとんどありません。
 なぜでしょう?
 理由は明白です。
「漫画にくらべて小説の原稿を読むのはめっちゃ時間がかかるから」です。
 GA文庫フォーマットで256ページある作品でしたら、だいたい2時間弱はかかるのが普通でしょう。しかし同じ256ページでも漫画だったら20分前後で読めます(まあ、いきなりそんな大作を持ち込む人はいないでしょうが……)。
 仮に小説で原稿持ち込みを受け付けるとしたら、「無言で原稿を読む編集者の前で2時間弱も心臓ばくばくいわせながら待ち続ける持ち込みの人」という大変健康に悪い、針のむしろなシチュエーションが発生してしまいます(※どMの人にはたまらないかもしれませんが)。
 私も10代の頃、某少年漫画誌に持ち込みに行っていましたが、初めて目の前で作品を読まれた時は、自分から来たにもかかわらず1分ほどで逃げ出したくなりましたしね(笑)。
 なにしろ緊張するし、恥ずかしいし、編集者のちょっとした動作(たとえば咳払いとか、うーんと唸られたりとか……)に、いちいち「びくっ」と反応してしまって心臓止まりそうになりますし……。
 初持ち込みは30分ほどで終了しましたが、それでもかなりの精神的ダメージが残りました。なのでこれが2時間弱続くと考えると、ちょっとした拷問といっても良いと思います。
 閑話休題。
 ではなぜ小説原稿は読むのに時間がかかるのでしょうか?
 これも理由は明白です。
 それは言葉が「記号」だからです。
 漫画原稿だったら、ざーっとページをめくって全体の印象をつかむことができます。しかし小説の原稿ではそれができません(※改行の少ない原稿では「うわ~、みっちり文字詰まってんな~、真っ黒だわ~」という印象、逆に改行の多い原稿では「うわ~、下半分メモ帳だわ~」という印象を受けることはありますが(笑))。
 たとえば「山」が出てきた場合。
 漫画だったらそれがどんな山か、絵を見れば一目瞭然です。高いのか低いのか、鬱蒼と木が生い茂っているのか、禿山なのか、冠雪があるのかないのか……視覚情報をそのまま受け取ればいいわけです。
 しかし小説の中で「山」と書かれても、それがどんな山なのか、その周辺にある描写を丹念に読みとっていかなければ具体的なイメージを浮かべることはできません。
 それは「山」という言葉自体に、およそ人間の想像しうるすべての「山」というイメージが内包されているからです。
 ゆえに、それがどのような「山」なのかは、周辺の描写を読み取って解釈したのち、ようやく具体的なイメージとして脳内に立ち上がっていくわけですね。
 こう書いてしまうと、漫画のほうが小説より優れていると言っているように受け取られてしまうかもしれませんが、もちろんそんなことはありません。視覚情報で提供される表現は読者に想像の余地を残してくれない、という側面もあるからです。妄想をたくましくふくらませる(笑)ためには、むしろ文字情報の方が良いという面もあるわけですね。
 まあ、挿絵の多いライトノベルというジャンルではまた別の問題も生じてくるわけですが、そこに言及してしまうと長くなってしまうので、その辺りはまた稿を改めて……。
 要は表現活動にとっては「それぞれの表現様式の特性を理解することが肝要」ということですね。これは漫画、小説に限らず、アニメでも映画でもゲームでも音楽でも演劇でもお笑いでもなんでも同じことだと思います。
 ということで普段何気なく読んだり聴いたりしているものでも、そういったことを意識してみると、また新しい発見があって「一粒で二度お得」かもしれませんよ、という締めなのでした。

春真っ盛り!

東京もすっかり暖かくなった今日この頃、みなさま如何お過ごしでしょうか。
おひさしぶりです、みっひーです。
ようやっとお仕事に復帰することができました!

長いことベッドの上におり、季節の変わり目を感じぬ間に暖かくなって
しまったので、ちょっと変な感じです。

長い間ご心配・ご迷惑をお掛けしてすみませんでした。
これからも頑張りますので、どうぞよろしくお願いします☆ミ

なお、2次落選分の評価シートですが、現在一生懸命準備しています。
今月末までには皆様のお手元にお届けできる予定です。

ずるずると発送が遅れていってしまい本当にごめんなさいっ!
お送りできる状態になりましたらここでお知らせしますので、
もうちょっとだけお待ち下さいね。

……んじゃ、ばいばいっ☆

■4月xx日
 今日も今日とて挿絵を描いてくださるイラストレーターさん捜し。
 この作業、思えばGA Graphicスタート時から続けていますので、早10年以上やっていることになります。しかし当たり前のことですが、キャッチーで可愛いイラストを描かれる方は当然多忙。お仕事をお願いするとしても半年先、中には1年先、というケースもままあります。
 そこで編集部的には「まだあまり知名度はないかもしれないけど、魅力のあるイラストを描かれている人」の発掘に血道をあげることになるワケですが、当然そんな簡単に見つかるわけもなく……。
「エウレーカ! 見つけた、ついに見つけたぞ! この人の絵はすごい! ぜひこの人にお願いしよう! ハラショー! ……あ、この前断られたばかりの人だった……」
 ということを繰り返してはそっと涙で枕を濡らすことになるのです。
 ネット、書籍、同人イベント……こういったいわば「砂浜」で、「砂金の一粒」を捜すような作業だなあ……と毎回しみじみ思うのでありました。
■4月xx日
 せっせとアンケート葉書読み。
 皆様からお寄せいただいたアンケート葉書は編集部一同で洩らさず回覧させていただいております。作品の感想や、キャラへの想い、これからの展開への希望などなどいつもありがたいご意見が多く、感謝感激であります。
 中には同じ作品のアンケート葉書を10枚近く送ってくださる方もいらっしゃったりして……。えーと、それって同じ本を10冊買っていただいたってことですよね!? いや、ありがたいんですが、お財布大丈夫ですか? ちょっと心配になってしまいます。
■4月xx日
 以前から耳かき大好き人間だった私ですが、先日「これは!」という耳かきを発見しました。これです。
 これなら耳をかきすぎて痛めることもないし、軽い気分転換にもなって非常に良い感じです。万人受けするかどうかは判りませんが、個人的には超オススメ。
■4月xx日
 毎回校了すると、不要になった大量のゲラをシュレッダーにかけて処分するわけですが、これがなんとなく切ない。
 いや、とっておいたら机上がゲラだらけで大変になることは理解しているのですが、校正や編集部回覧を経て、赤字や付箋だらけになったゲラってどうしても愛着が湧いてしまうんですよね。
 シュレッダーにかけるまえにぱらぱらと読み返しては、「ああ、ここは著者さんと一緒にすっげー悩んだなあ」などと思い出したりして……。
 とはいっても、やっぱりとっておくことは出来ないので、今日も涙を飲んでシュレッダーをガーガーいわせています。
■4月xx日
 古代ギリシャ人は全裸で生活をしていたと知ってびっくり。そしてオリンピックも全裸でやっていたと知って二度びっくり!
 これをネタに何かラノベができないかと一瞬考えたのですが……とても人に言えない内容になってしまったので、このまま封印させていただきます。それに肌色な話はnekopyon.さんの独壇場だしね(笑)

今月も新刊が発売してまもないですが、早速じゅうはんのおしらせです。
第2回GA文庫大賞受賞作「ふぁみまっ!」、第1回GA文庫大賞受賞作「ゆうれいなんか見えない!」のじゅうはんが決定しましたので、ごほうこくいたします!

写真をクリック! 写真をクリック!


今回もたくさんの方に読んでいただけたようで、とってもうれしいですに。ありがとうなのですに!!
いましばらく書店さんでは品薄じょうたいがつづくかもしれませんが、おちかくのおみせに在庫がないときは、どうかおみせのかたに取りおきをおねがいして、じゅうはんUPをもうすこし待っててほしいですに!
まだお読みいただいていないみなさんも、よろしければ、この機会にぜひどうぞ。
「ふぁみまっ!」は、かわいい妹かぷかぷラブコメディなのです。
「ゆうれいなんか見えない!」は、みこ服小学生と主人公のハートフル退魔ものがたりなのです。
また、今回じゅうはんが決まった「ふぁみまっ!」の作者・九辺ケンジさんのお師匠さん(?)、野島けんじ先生の作品「で・こ・つ・ん★」のフェアが、全国のゲーマーズさんで開催されていますので、あわせてご連絡いたしますに!
写真!
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ゲーマーズさんで「で・こ・つ・ん★」をおかいあげいただくと、野島けんじさんと、イラストをたんとうするしゅがーピコラさんのメッセージカードがもらえちゃいますに! 
ここあちゃんの動画と「でこつんつんつん♪」という歌が目印ですので、ぜひおみせに出掛けたときはチェックしてほしいのです(※写真はゲーマーズ新宿店さまです!)。
お弟子のケンジさんとお師匠のけんじさん、GA文庫のWケンジを、どうぞよろしくお願いしますふに★