よく見るサイトは「booklines.net」、サトです。本日は重版のご連絡です。
 8月にGA文庫大賞の奨励賞受賞でデビューした葵東先生の「魔法の材料ございます ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚」。今回、この作品の1巻、2巻の同時重版が決定しました!
 2巻の刊行後、1巻の売行きも急上昇! 帯も刷新しての、重版作業を進めております。


 1巻は大きな胸がトレードマークのサシャが、2巻は1巻の口絵からして反則だったと評判のリアが表紙を飾っている本作、見つけたらぜひお手にとってみてください。
 ともあれ、GA文庫大賞から生まれた作品が高い評価を頂けるのは、当編集部としても大変嬉しいことです。これも応援して下さった読者の皆様のおかげです。ありがとうございます!
 「這いよれ! ニャル子さん」、「魔法の材料ございます」等々、絶好調のGA文庫大賞受賞作。自分の書いた作品を多くの人に読んで貰える、そんなチャンスが、GA文庫大賞にはあるかもしれません。デビューを目指すみなさん、GA文庫大賞をどうかよろしくお願いします。
   

 よく見るサイトは「平和の温故知新@はてな」、サトです。GA文庫大賞の応募者さん向けの話題、応募時のルビに関してです。
 ライトノベルのルビ、ふりがなは、通常の漢字の「読み」を書くことに加え、あて字を入れる場合が多いと思います。前者はキャラクター名などで、後者は作中の設定の特殊なもの、「竜破斬(ルビ:ドラグ・スレイブ)」みたいなものや、特別な言い回しで使う事が多いと思います。
 通常の漢字の読みに関しては、応募時に入れる必要は特にありません。受賞し、実際の文庫化の際にはきちんとルビを振る事になりますし、そういったルビの有無も相談して調整していきます。
 応募時のお願いとしては、漢字のキャラクター名に関して、初出時にだけルビを入れて頂きますと選考時に助かります。特殊なルビに関しても初出時に欲しいのですが、それらのルビのテキスト上のふりかたに関してもお願いが一点あります。
 応募作の中には、プリントアウトの原稿に、ワープロソフトのルビ振り機能を活用して、しっかりとルビを付けて送って頂く方がいらっしゃいます。伝奇バトル的な作品ですと、原稿いっぱいにビッシリと漢字とルビがある場合もあります。
 そういったワープロ機能を使ったルビ振りは、特にしなくても大丈夫です。
 ルビを振る漢字の後ろに全角カッコで入れて頂ければokです。
例:吐露非狩古鬱(トロピカルフルーツ)
 作品の演出上、見栄えの面で意図は十分にわかるのですが、選考時には後ろにカッコで書かれていれば、文庫としてルビが入ったイメージで我々は読めますので、凝らなくて良いですよ、という話になります。
 ワープロソフトのルビ振り機能のルビは、テキスト形式で保存される場合には、ルビそのままでは保存できませんし、実際にプロになった場合にやりとりする時もテキスト形式が多く、ルビはカッコで表記が一般的です。
 これは応募時の絶対のルールではありません。しかし、ルビをワープロソフトで振っていく手間も大変だと思いますので、そこは気にせずカッコ表記にして、その力を内容の方の向上に努めて頂ければ、と思う次第です。
 第2回GA文庫大賞の後期の締め切りは11月30日です。皆様からのご応募お待ちしております!

   

 よく見るサイトは「まいじゃー推進委員会!」、サトです。
 今回は編集部と新人作家さんの打ち合わせの一幕をご紹介しようかと。
 10月某日16時、第2回GA文庫大賞奨励賞受賞作「イツカカカセオ!」のDさんと初打ち合わせ。新宿で待ち合わせて、ご挨拶。受賞式には作家用の名刺を用意して頂き、他の作家さんとご挨拶頂ければと説明。
 まず今後の刊行までの流れを説明。次に作品全体の良い点、演出強化したい点、修正が必要な点を話す。
「本作は大幅な直しは発生しませんでした。受賞作によって直しの量、ポイントはまちまちですね。最終的にきちんとしたクオリティで出せるように、と編集部としては考えております。
 ストーリーは良かったです。ウチの新人賞受賞作の中でも最も熱い話になるんじゃないですかね。ヒロインキャラはとても魅力的でかわいいです。これなんて顔デレ? 文字デレ? サトラレデレ?」
 原稿に入る前にいくつかヒアリング。
「マシンはWin、執筆はテキストエディター、ATOK、類語辞典、電子辞書……と。その体制は割と定番の一つですよ。
 ライトノベルでは何を読まれますか? 秋山瑞人先生、海原零先生等々。他にも新人賞作品をたくさん研究もしていた、と。当社の作品もいくつか? どれも面白かったけど「むげりん」が良かったですか。2巻も面白いですよ、1巻読者の予想のつかない○○○な対戦相手が出てきますから」
 今後の執筆におけるルビ、傍点のつけ方や、原稿のコメント、修正方法、表記ユレを説明。原稿に入って赤の箇所を説明しつつ進める。
「冒頭の『空手家 vs. 引きこもり少女』はツカミになってます。作品独自の世界観を出せているし、引きこもり少女が選考時も人気でしたよ」
 修正を進めている半ばで、編集長から合流の連絡が入り、ご挨拶。
「え、似てる? ブログの絵を見て、どんなヒットマン二人がくるのかとびくびくしていた!? そんな……」
 原稿終了後、2巻用の数案と新キャラの候補を見せてもらう。新キャラ候補が20人以上も!? 2巻B案のシリアス展開について熱心に話す編集長とDさんの横で、笑いのツボにはまる私。
「A案の新キャラヒロインの能力が面白過ぎる! こっちでいきましょうこっちで」
 23時、修正のスケジュールを確認し、そんなこんなで打ち合わせが終了。引き続き面白いものに仕上げていきましょう! という感じで打ち合わせが行われました。
 2010年春発売予定「イツカカカセオ!」、どうぞお楽しみに!

   

 よく見ているブログは「のべるぶろぐ」、サトです。GA文庫大賞の応募者さん向けの話題です。文章表記に関して一般的なものをご紹介します。
 知っている人には「いまさら」なものでしょうが、知らない人は、この書き方をすることで、作品の見栄えが(気持ち)上がるかもしれませんよ。
■文頭落とし/改行後の一字下げ
 文章の最初、改行した後の文頭は全角一字分の空白を入れましょう。
 但し、会話文、始めカッコ(「)は空白を入れない。
【例】
 僕に彼女が出来ました。
 携帯ゲーム機は毎日、持ち歩いています。
「今日もいい夢がみられるといいな」
【誤った例】
僕に彼女が出来ました。
携帯ゲーム機は毎日、持ち歩いています。
 「今日もいい夢がみられるといいな」
■会話文の最後、閉じカッコの前は句読点を置かない
【例】
「学校には、行きたくない」
【誤った例】
「学校には、行きたくない。」
■感嘆符(!)と疑問符(?)
 感嘆符(!)と疑問符(?)の後には全角一字分の空白を入れましょう。
 但し、会話文の最後、閉じカッコ(」)の前は空白を入れない。
【例】
「質問を質問で返すなあーっ! 学校で何を教わった?」
【誤った例】
「質問を質問で返すなあーっ!学校で何を教わった? 」
■ダーシ(ダッシュ)と三点リーダー
 ダーシ(ダッシュ)と三点リーダーは二文字分を使うのが一般的です。
 ダーシ(―)とハイフン(-)、三点リーダ(…)と中黒(・・・)を混同しないように注意しましょう。
【例】
 これが最後の戦いだ――!
「何……だと……?」
【誤った例】
 これが最後の戦いだ‐!
「何…だと・・・?」
 以上になります。
 これらは皆さんがデビューした後にも必要になってくるでしょう。
 一方で、上記の表記の有無は、当社の選考上では、実は影響しません。この表記を守って一次選考に残れない作品もあれば、この表記を守らないで最終選考にまで残る作品もあります。
 一番、重要なのは内容です、面白い作品をお待ちしております!

   

 よく見ていたサイトは「モノグラフ」。はじめましてサトと申します。GA文庫ではGA文庫大賞という新人賞を年二回の締め切りで開催しております。既に「這いよれ! ニャル子さん」をはじめ、続々とGA文庫大賞からのデビュー作が出ておりますので、よろしくお願いします。
 さて、このGA文庫大賞の応募作に関する話題です。毎回、多くの応募作を読ませて頂いているのですが、色々とタイプ分けができる気がします。
 それは絶対的なものではなく、あくまで傾向に対する印象レベルの個人的意見ですが。
■今、市場にあるライトノベル作品によく似た作品と、異なる作品
 既存の作品によく似た作品は、設定がわかりやすく、ヒロインが魅力的な作品の場合が多く、商品化のイメージもしやすいのですが、「どこかで見た事のあるキャラ設定、展開」が多く、「それを凌駕するオリジナリティ」が足りない場合が多い印象です。
 また、市場で一番人気の作品の影響を受ける作品が目立ち、半期ごとに傾向が変わっていたりもしています。
 一方で、既存の作品とは異なる作品は、個性的な作品が多く、選考時に二次~三次まで残った作品は物語もしっかりしているのですが、ライトノベルの読者層が感情移入できる主人公やヒロインなどのキャラ周りが弱い場合が多い印象です。
 ……どちらが有利という話でもないのですが、数を読んでいると大別して、こういう傾向がある気がします。
 応募されている方は、自分がどちらの傾向に近く、強化を意識すべきポイントはどこか? を考えてみるのも良いかもしれません。
■コミカルな話と、シリアスな話
 コミカルな面はキャラの行動や会話で出す場合が多く、場合によっては文体もあるかもしれません。
 時折、描写がコミカルになっていない、「コミカルな作品的な行動」を書いているだけの場合があります。会話に関しては同時代性的な所が重要なので、センスが古くならないように気をつけると良いかもしれません。文体に関しては意図的にコミカルにするのは難易度が高く、失敗して読み難いだけ、とならないように注意が必要でしょう。
 シリアスな話はどこまでキャラに感情移入できるか、説得力のある完成度かどうかで、評価が大きく変わる傾向があります。
 また、市場的な見地からですと、シリアスなストーリーの中にもコミカルな要素(キャラの掛け合いであったり、日常シーンであったり)の余地のある作品がヒット作に多い印象があります。
■面白い話と、そうでもない話
 編集長も言っていますが、カテゴリーエラー的な傾向はGA文庫大賞では、あまりないです。
 物語のクライマックスがポーカーでも、店主にアームロックをかける一人メシものでも、テロリストよりTUEEEコックが主人公でも良いでしょう……ただし傑作に限る。
 身も蓋もないですが、面白ければ正義かと、それがまぁ難しい訳ですが。
 そんな「何でもあり」なスタンスですが、それは「ライトノベルという市場に意識的」である作品をも内包するスタンス、と個人的には考えていたりします。
 GA文庫大賞の応募者さんのうち、希望される方には「評価シート」をお送りさせて頂いております。そちらで個別にはコメントをさせて頂いているのですが、応募作の全体的な傾向や、新人賞関連の話題を、今後も当ブログでも、お知らせできればと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
「大事なのは間合い。そして退かぬ心だ」(Wahlrus・Farion)